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漏電ブレーカーの動作原理について
電源から漏電ブレーカーを2つ(電源側をA、負荷側をBとします)介して負荷につながる電路があります。 負荷の不良で漏電が生じた時にブレーカーAばかりが動作します。 Q1:仮にブレーカーAとBを同じ物とした場合に漏電でAばかりが動作するのはどういう理屈でしょうか? 電路の長さが関係しているのでしょうか? Q2:ブレーカーA、B間、負荷との長さを同一、ブレーカーAとBの漏電遮断動作電流も同一としてブレーカーA、Bの容量が異なる場合、Aばかりが動作する要因になりうるか? それはどんな場合か?
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まずご質問内容よりも、漏電遮断機(ELB)の設置において不適当であると思います。 ELBは、主遮断機~負荷までの間に、1つだけ設置するのが一般的です。 それは価格の問題と、今回のようにELBが誤動作する恐れがあるからです。 予算が許せば、A点のELBを過電流遮断機(MCB)に交換する事をお勧めします。 さて本題の質問への返答です。 Q1 A、B伴に同じ感度電流の物の場合、参考URL(三菱ノーヒューズ遮断器・漏電遮断器 技術資料集)によると、線路の対地静電容量の大きさは誤動作の原因になる事があると記載されています。 この事から、A点のELBの方がBを含む全体の線路長が長いので対地静電容量が大きく、AのELBが動作するのではないかと推察できます。 ただ単に、感度電流がAの方が小さいだけかもしれませんが。 Q2 Q1での回答の通り、A~B、B~負荷の電線長が同じであっても、A点のELBはA~B~負荷までを受け持っているので、対地静電容量が大きいと言えると思います。 冒頭でお答えした通り、ELBの設置方法が不適切であると思いますので、MCBに交換する事をお勧めします。
お礼
対地静電容量の差がありましたね。 すっかり忘れてました(笑) 助かりました。