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関西弁の意味や使い方について教えてください。
先日、関西地方で行われた結婚式に行ってきました。 そこで聞いた関西弁について、疑問に思うことがありましたので伺います。 関西弁に詳しい方、話されている方、教えてください! (1) 関西弁の「もらう」=「食べる」の意味もあるのですか? 結婚式の会場に、小さな子供がいました。 その子の母親が、その子に小さなオニギリを用意してきていました。 それを食べさせるときに、母親が「花子、オニギリもらうか?」と聞いていました。 他人が作ったものを、自分の子に食べさせるときに「もらうか?」と言うのなら分かります。 でも、自分が作ったのものを、自分の子に食べさせるのに、「もらうか?」と言うのに違和感を感じました。 なので、これは方言なのかなと思ったのですが。 因みに、このとき一回限りの言い方ではなく、同じシチュエーションで何度も使われていました。 (2) 強引に標準語を話しても、関西弁を話すときと同じくらい尊敬語をたくさん使うと思いますか? 家族内の会話で、子供が「お父さん、またワイン飲んではるわ。」というふうに尊敬語を使っているのを聞きました。 自分の父親に対する尊敬語です。 その子供は、自分の兄に対しても尊敬語を使っていました。 関西弁では、尊敬語を使う場面がとても多そうです。 そこで質問なのですが、関西弁を話される方が標準語を話すよう強要された場合、「~しはる」を使う場面すべてで標準語の尊敬語を使う感覚になるものでしょうか。 聞いてどうする?というような疑問ですが、お答えくださるとありがたいです! よろしくお願いします。
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- cxe28284
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関西兵庫県ですが、祖母は大阪島之内言葉でした。 田辺聖子さんの本など読むと「こんな関西弁聞いたこと無いわ」と言うような言葉が続々出てきます。 今の若い人はほとんど関西なまりの標準語を使っているのではないでしょうか 祖母や母は食べることを貰うとは言いませんでした。「あんたこれ食べなさるか」といっていました。 明らかに敬語ですが、普通に使っていました。「お父さんはもう出かけはった」家族の中でも してはる 言うてはる などVてはる、はったは、普通に使われていました。 家族でも年長者には敬意をはらうのが当然の感覚でした。 食事の場所も父は上座と決まっていました。 ~しはる Vはる も年長者には使われました。 遊んでやる (遊んでいる) よう勉強してやる (よく勉強している)が次に来ました。 食べとる 食べとった 食べよった 食べるかなど男動詞の会話になります。 ですからvてはる はった などは乱暴ではない普通の言葉なのです。 呼ばれる> 言われる 称せられる。 招かれる ご馳走になる 招待される>お呼ばれされる。 などは大阪いがいの所でも使われていると思います。
- sun_g
- ベストアンサー率55% (5/9)
1: 子供の視点に合わせて「もらう」と使ったのではないでしょうか。 方言なのかもしれませんがよくわかりません、すみません。 2: 京都・滋賀あたりでは、三人称について「~しはる」を使います。 例)○○ちゃんが食べはった ↑○○ちゃんは特に尊敬語を使う対象ではありません。 また、尊敬語としても使います。これは二人称、三人称ともです。 例)△△さんこれ食べはりました? ↑△△さんに話し掛けている、つまり二人称です。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 子供の視点に合わせて・・・というのは、考えつきませんでした。 また、京都・滋賀で三人称について使うことも、初めて知りました。 尊敬語を使う対象でなくとも使ったり、また尊敬語としても使ったりするのですね。 「~しはる」は、尊敬語として使っても、(変な言い方ですが)文の中に自然に組み込まれて、堅苦しくならないのでいいですね。
- Samantabha
- ベストアンサー率61% (560/916)
「もらう」に「食べる」の意味はありません(たぶん)。 ご質問の例では「おにぎり」ですが、もしジュースだった場合でも同じ、「ジュースもらうか」という言い方をすると思います。 先の回答にある「呼ばれる」と同じです。 「さて、これから一服して、お茶とお菓子でも」と、自分でお茶を入れ、お菓子を用意して、「呼ばれよか」と言うことは、関西に限らずあると思います。 それと同じ感覚で言われたのではないかと思います。 でもまあ、あまり自分の子供に対して、自分が作ったものを「もらうか」とは言わないような気はします。 ちょっと穿った見方をすれば、お米を炊いて、おむすびをむすんだのは、そのお母さんかもしれませんが、お米を作ってくださった方、お米を売ってくださった方、いろんな方々の手を経て、今そこに「おにぎり」があるわけで、そういうみなさんへの感謝の意を込めて(子供に感謝の念を持ってもらうために)、「もらう」という表現をしたのかもしれません。 「~しはる」については、他の回答者さんがおっしゃるように、敬語であって敬語ではない部分があります。 目上の人に使うのはもちろんですが、親、兄弟、子供、ペット、果ては自分の大切にしている“もの”に対しても「~はる」を使います。 関西の人間の中では使い分けはできていて、「あら、あの人、敬語の使い方、知らないんじゃないかしら」なんて疑念を挟まれることはありません。 たとえば、会社の上司、学校の先生などに、両親の話をする時に、「昨日、お父さんがお酒を飲まはって、暴れはって、困りました」なんて言い方はしないのです。 そういう場合は、きちんと「昨日、父がお酒を飲んで暴れ、困りました」と言います。 身内に「~はる」を使うのは、あくまで身内同士や親しい人との会話の中のみなのです。 ですから、関西の人がしゃべっている言葉を、そのまま機械的に標準語に置き換えてしまっては誤解が生じます。 関西に住み、関西弁に親しんでいて常々思うのですが、関西弁には、何にでも「感謝の念」「お蔭さまの心」を含んだ言い方をするような気がします。 「~しはる」も、意識的に身内に敬語を使っているわけではありませんが、その人の存在に対する“思い”を込めているような気がします。
お礼
ご回答くださって、ありがとうございます。 「関西の人間の中では使い分けはできていて」 「意識的に身内に敬語を使っているわけではありませんが」 ナルホド!と思いながら、拝読しました。 ご丁寧に書いてくださり、ありがとうございました。 関西弁にますます興味が募りました。
- kokubosino
- ベストアンサー率19% (697/3530)
1.「食べる」を「もらう」と表現するのは聞いた事が無いですね、その人が別の地方だったのでしょう 2.どこに尊敬語があるんですか? 「はるわ」の部分かな?尊敬語でもなんでも無いですよ、京都地方の通常語です 「お父さん」の「お」かな?(^_^;
お礼
ご回答、ありがとうございます。 尊敬語は、「はるわ」の部分のつもりで書きました。 ですが、京都地方の通常語とのこと。 他の方の回答を拝見しても、強い尊敬語ではない、とありますね。 勉強になりました。 こちらでお聞きしてみてよかったです。
すいません。関西弁は分かりませんが、 どっちも、単なる方言だと思っていました。 1、食べる=もらう・・・こちらでは「呼ばれる」と言います 食べる=呼ばれる・・・これから考えると「もらう」も似たようなもので。 2、「~しはる」これ・・・尊敬語ですか???本人は「尊敬語」との認識無いのでは ないでしょうか?私もありません。 ~しはる=~してる、くらいの感覚でした・・・。 私も同じく、どちらの言葉も、とても違和感がありました。 いや・・今でも違和感あります。 ですが、それ以上に、違和感どころか「自分は絶対使いたくない」言葉が 多くて、以前ほどは気にしなくなりました。 相談内容が「違和感がある」けれどそれを否定したり馬鹿にしたりしていないのが とても嬉しく感じました。 私の住んでいる地域では、方言を馬鹿にする人が多く悲しいです。 ありがとうございました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 「呼ばれる」という言い方、そういえば聞いたことがあります。 私が聞いたのは、確か九州だったと思います。 関西弁は、今ではテレビをつけると必ず聞こえてくる言葉ですが、結婚式の会場で聞くとまた違っていました。 うまく言えませんが、楽しいというか興味深いというか、そんな気持ちになりましたよ。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
1.一般的には『貰う』には食べるの意味はありません。限られた地域でその意味で使われる可能性はあります。 2.~しはるというのは標準語のされるほどの強い敬語ではありません。犬が餌を食べるのを食べはるなんて言う女性もいますよ。極く軽い敬語なので標準語に直すときは敬語にしない可能性が高いですね。もっと軽い~やるというのもありませうよ。行かれるの意味でいきやると言いますが、これははるよりもっと軽く、殆ど敬語のニュアンスが消えています。
お礼
ご回答くださって、ありがとうございます。 「~しはる」は、強い敬語ではないのですね。 犬が餌を食べはるって、時間がゆっくり流れている感じでいいですね。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 「~てはる」は乱暴ではない普通の言葉なのですね。 他の方のご回答にも強い敬語ではないとありましたが、標準語の敬語と同等だとずっと思い込んでいました。 「あんたこれ食べなさるか」はいいですね! しかも、この敬語を普通に使っておられたとは。 関西弁といっても、多様なのですね。 田辺聖子の本、読んでみます。