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知財業務について
初めまして。 私は、就職して「知的財産部」に配属になりました。 昨年(2009年)、大学院を卒業して、現在2年目で働いています。 私はもともと、設計や開発がしたくて今の会社に入社したのですが、「知財部」ではどうがんばったって設計や開発はできません。 いろいろな方に相談して、知財業務の重要性ややりがいは分かったのですが、まだまだ「設計や開発に勝る知財業務の楽しさ」がはっきりと見えません。 知財部門で働いている方や、これから知財部門に就職、もしくは転職をお考えの皆さんに質問したいのですが、知財業務の面白さはどういったことがあるか教えていただけませんでしょうか? 私なりに、「自分の仕事(出願業務・拒絶対応)の出来次第で、一つの権利範囲が変わる」など、様々なことを考えて仕事のモチベーションをあげています。 周りの方のお考えも聞いてみたく、ご質問させていただきました。 ご回答、よろしくお願いします。
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- sunekosuri
- ベストアンサー率35% (14/39)
私も民間企業の知財担当箇所に在籍するものです。 質問者様が勤務されている会社がどの程度の規模かわかりませんが,一概に「知財業務」といっても様々なものがあります。 ですから,他企業(ライバル社を含む)の知財部門との交流があれば,その実態が把握できると思うのですが,「入社二年目」では,交流に参加させてもらうことはなかなか難しいかもしれませんね。 私の場合は,会社が会員である「日本知的財産協会」(上場企業約1000社が加入)のセミナー,イベントによく参加し,それから「知財業務全般」について理解するようにしています。 ただ一ついえることは,単なる中間処理の手続きを行う際にも,それが会社全般の経営にどういう影響を与えるのか,いわゆる「技術経営」(MOT)の観点から,日常の仕事を捉えてみることも大切かもしれません。 あと最近では,特許活用をメインにした小説も多く出ているので,それらを参考にすることをいいかもしれません。 とりとめのない回答で失礼いたしました。
- Murasan759
- ベストアンサー率59% (312/527)
知財の面白さ、やりがいという話しをされるなら、まず弁理士資格を取得してください。色々な意味で、資格の有無でかなり違います。
- ID10T5
- ベストアンサー率31% (732/2312)
経験年数、つまり若い実務担当者クラス、中堅層、マネージャクラスでは違いますね。それぞれで大変やりがいのある仕事だと思います。 実務担当者クラスだと、あなたのいうように、技術者/発明者と話をして、いい発明を発掘する、いい権利を取得する等々で活躍することになります。 他社から「大したことなさそうなアイデアなんだけど確かに今までなかった。目の付けところがすごいなあ。こんなのが権利になっちゃうと困るなぁ」と言われるような権利がとれると楽しいですよね。 次のレベルは自社の権利を活用して、お金をいくら稼いだとか、他社特許の対策をして損失をいくら防いだ、というところが面白みになってくるでしょう。もしかすると係争・交渉や訴訟に直接かかわることになるかもしれませんね。他社担当者と直接ドンパチすることもあって、血沸き肉躍る仕事になる場合もあります。 さらにその上のマネージャクラスだと、もうちょっと経営に近い視点で仕事をすることになります。 ラインに近いところでうまく知財を習得する枠組みを構築したとか、社内のR&Dと事業とを知財でうまくドライブする仕組みを確立したとか、新規事業参入するときには常に知財の状況を経営幹部に認識してもらってから判断してもらうような仕組みを作る、等々、非常に幅広い活動や提言が求められますね。 ボクの話しも簡単にすると、ボクはとある日系企業の米国R&Dの開発成果が会社のワールドワイドな知財として結実するような体制作りに従事しています。米国R&Dはいわゆるシーズドリブンで事業が見えていないところで開発をしているケースがあるのですが、そういうものであっても知財をしっかり確保して将来に備えるような活動をする必要があります。 ボク自身は実務を何にもやらず、全部他の人にやってもらうのですが、日米文化ギャップみたいなものをうまく吸収して組織が動いてくれたときは楽しいですよ。大勢のPhDに囲まれながら仕事をしています。 知財業務は独自の鑑識眼に基づいて見通しをたて、その見通しに基づいて人を動かす業務であり、人にお願いして動いてもらう業務なので、設計・開発のように自分のペースではなかなか推進することができません。じわりじわりと時間をかけて気がついた頃には「こんなにすごいことになっていた」というタイプの仕事です。 設計・開発のように「物を作る喜び」のようなものはありませんが、事業や会社という大きな物を、社長でもないのに、動かしているような気分に浸れることがありますね。 もちろん実際にはそんな権限ないんですが、自分がいなければこうはなっていなかっただろうな、なんて自己満足に浸れることはたまにありますよ(^^)。 頑張ってください。
お礼
私の質問に対して、長文のご回答ありがとうございます。 経験を重ねるごとに楽しみが変わっていくことが、知財の人間の楽しみややりがいなんですね。 まだまだ社会人生活が長いので、「ものを作る喜び」にこだわらず、いろいろな視点を持って仕事に取り組もうと思います。 いつか、社長でもないのに、私が会社を動かしてみせますよ(笑) 頑張ります。
- HAZAMA_G
- ベストアンサー率76% (39/51)
>私はもともと、設計や開発がしたくて今の会社に入社したのですが、「知財部」ではどうがんばったって設計や開発はできません。 そんなことないと思いますよ. 下の本からの受け売りですが,設計や開発のひとと一緒に仕事をする中で特許などを引き出すという考え方もあります.そうは言われても実際には難しい面もあると思いますが...一読をお勧めします. キヤノン特許部隊 丸島 儀一 (著)
お礼
ご回答ありがとうございます。 今はいろいろな方のご意見を聞いて、モチベーションをあげている段階です。 早速今週末に本を探します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 まだ知財歴2年目なんですが、弁理士資格を視野に入れています。 弁理士という、難解な資格を目指すことで、私の知財に対する向き合い方も変わると思っています。 ご意見ありがとうございます。