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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:階段波発生回路について)
階段波発生回路について
このQ&Aのポイント
- 「定本 OPアンプ回路の設計」を読んでいます。P290に下図のような回路が階段波発生器としてのっていましたが、この回路の後段部分に疑問があります。
- 回路の説明では、後段のA2の出力がしきい値を超えるとCfをリセットすることになっていますが、実際の動作では反転入力が10Vを超えてもA2の出力は9.4Vにしかなりません。そのため、CfをリセットするためのFETをONできない可能性があります。
- A2出力を0V以下にするには、FETをONするためにはVgsを負の値にする必要があります。つまり、この回路は正しく動作するためにA2出力を0V以下にする必要があると考えられます。
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yukari7_7 さんは勉強熱心で感心します。 >CfをリセットするためのFETをONできないと思います その通りです。 この FET はpチャネルなので、ゲート電圧をソース電圧より低くしなければ ON になりません。しかし、D3 によって A2 の出力電圧は 9.4V より下がらないので FET は ON になりません。実際、この回路をシミュレーションしてみると動きませんでした。 この回路にはもう1つまずいところがあります。 FET が ON になると、Cf が放電するので、A1 の出力は 0V に戻ります。そうすると、A2 の非反転入力電圧 > 反転入力電圧 となるので、A2 の出力は+側に変わります。すると FET のゲート電圧 > ソース電圧 となって FET が OFF になってしまいます。この変化は一瞬なので、現実には FET が ON になる時間も一瞬です。この時間が短いと、Cf を完全に放電できない可能性があります。実際、この回路で D3 と D4 を取り去った回路(こうすればFETは動作する)の動作をシミュレーションしてみると、A1 の出力が 0V に戻らないために、階段数が減ってしまうだけでなく、その電圧も一定していない(階段数が変わる)という特性でした。 これを改善するには、添付図のように、A2 の出力パルスをタイマICなどで一定のパルス幅に整形して FET のゲートに印加します。このタイマICは正の電圧しか出ないので、FET を Nチャネル型に変えました。こうすれば A1 の出力電圧は確実に 0V になり、その電圧も安定しています。
お礼
お早い回答ありがとうございます! 勉強熱心だなんて、そんなそんな。。 やはり、この回路は間違っていますよね。 そして、もう一つのまずい点というのも気づいていました。 そんな一瞬のうちに放電が完了するんだろうか、、と思っていました。 やっぱり、いろいろとおかしな点があるのですね。 タイマICなどで一定のパルス幅に整形するという手があるのですね! これは巧い方法ですね、非常に勉強になりました。 ありがとうございました!