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税務会計能力検定と建設業経理士でどちらを受験
経理に転職を考えている30代の男です。現在、経理実務をしている方、ご教授をお願いします。 5年前に半年程経験がありますが、今の会社に転職をしました。 ここにきて、経理のキャリアを積みたいと思うようになり、経理に転職を考えています。 日商簿記1級は、持っています。 それで、中々、採用の返事がないので、転職活動中に簿記以外の資格の取得を考えています。 検討中の資格は、税務会計能力検定1級(法人税法・消費税法)と建設業経理士1級でどちらを受験しようか迷っています。 税務会計能力検定は、税理士試験の法人税法は受験経験があり、問題ありませんが、マイナーな資格とネットに書いてあり、取得する価値があるのか疑問です。 建設業経理士は、日商簿記1級と試験範囲が似ており、日商簿記の知識が活かせますが、建設業の求人しか意味がない感じがします。 現在、経理実務をしている方、ご教授をお願いします。
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日商簿記1級をお持ちで、簿記の分野には自信がおありのように思います。 だからといって、税務会計検定や建設業経理士の1級は、結構大変だと思いますので、覚悟をすべきですね。 税務会計検定はマイナーかもしれませんね。 私も税理士を目指した経験から、専門学校で受験させられた経験があります。ただ、1級となれば税理士試験の模試的な要素もあり、それなりの難易度となると思います。あなたが税理士試験の受験経験があるようですが、それが1年程度であれば良いかもしれません。それも何度か税理士試験に受験すれば合格できる自信がある場合に限るでしょう。ブランクがあるのであれば、復習を兼ねて2級あたりから学ばれることをお勧めします。 経理や税務会計の分野についての人事経験がある人であれば、税務会計検定は知っている人も多いのではないでしょうかね。経理部門などを設置するような会社や士業事務所などであれば、認知度は上がるかもしれませんね。 建設業経理士ですが、建設業界では有名な資格ですが、その他の業界ではマイナーでしょう。もしかしたら税務会計検定と変わらないでしょう。日商簿記1級について今受験しても合格できる知識があれば、1級も難しくはないでしょう。ブランクがあれば、それなりに大変だと思います。しかし、こちらの資格を保持した人を会社が採用することで、入札事業などでの評価が上がることになります。したがって、建設業界での就職では大変有利な資格になることでしょう。 私自身、税理士予備校的な専門学校で税理士を目指したことがあります。日商簿記1級は不合格でしたが、同程度の全経上級を合格し、税理士試験も受験経験があります。受験の学習の経緯などで、税務会計検定の法人税法と所得税法の1級も持っています。建設業経理士も興味を持って調べたことがありましたが、建設業への就職を考えずに、別分野で起業してしまったため、人事での評価のための知識として、資格試験は気にしていますね。 人事担当者の経験からすれば、知らない資格を持つ方に会うこともあります。その際に、所有する資格についての説明ができ、アピールができれば良いのではないでしょうかね。 税務会計検定を保持することで、税理士受験経験を評価してもらえることでしょう。ただの受験経験は願書を出せばよいだけですからね。 建設業経理士を併せ持つことで、日商簿記と合わせていろいろな分野の簿記知識を持っていることがアピールもできることでしょう。 経理担当者からの意見としては、経理はあくまでも実務が大切であり、日商簿記1級であろうが税理士試験簿記論であろうが、実務経験がなければ経理の基礎ルールである簿記資格所持者に過ぎないことでしょう。経理実務では、零細であれば税務会計などを意識した業界ルールや会社の独自ルールに従った経理となりますし、大きくなるほど経営指標や監査などを意識したものにもなることでしょう。 簿記=経理という意識ですと、経理職についてから驚くことも多いと思います。 私は税理士事務所の補助者経験もありますが、顧問先などの訪問時には、補助者といえどもプロですが、経理のプロではなく、税務会計のプロだということを伝えていましたね。 どちらの試験も良い試験だと思います。ぜひ目指すべきだと思います。 資格マニアではありませんが、全経の検定試験を複数取得することで、経理実務士の称号も得られる可能性もあります。アピールする材料に使うことを考えるのも良いかもしれませんね。