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「くれる」「あげる」の使い方について
「あなたが昨日くれた小説は、さっき先生にあげたところです」。 この文が正しいでしょうか。
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こんにちは。 文法的には、まったく正しいです。 ただし、 「あなたが昨日くださった小説は、さきほど先生に差し上げたところです。」 か 「君(お前)がきのうくれた小説は、さっき先生にあげたよ。」 が自然です。 「くれる」は、だれかが、自分または自分の仲間に与える場合に使います。 「あげる」は、だれか(自分を含む)が、ほかのだれかに与える場合に使います。 ○ Aさんは私に本をくれた。 × Aさんは私に本をあげた。 ○ Aさんは私の子供に本をくれた。 × Aさんは私の子供に本をあげた。 × AさんはBさんに本をくれた。 ○ AさんはBさんに本をあげた。 × 私はBさんに本をくれた。 ○ 私はBさんに本をあげた。 × その本は、Bさんにくれなさい。 ○ その本は、Bさんにあげなさい。 ちなみに、ぞんざいな言い方として、「くれてやる」があります。 「くれてやる」は「くれる」という意味ではなく「あげる」という意味です。 × Aはおれに本をくれてやった。 × Aはおれの子供に本をくれてやった。 △ AはBに本をくれてやった。 ○ おれはBに本をくれてやった。 ○ その本は、Bにくれてやれ。
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- ahkrkr
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やる、くれる の使い方の問題と考えると、 あなたがくれたものを彼にやった。 が正解です。 やる の謙譲語が あげる、さしあげる ですが、最近は あげる が丁寧語のように使われています。 犬にエサをあげなさい。 のように。犬を尊敬しているわけではないのですが。 やる を使うことはあまり無いと考えてよいでしょう。 もらう はまた別の話です。
お礼
ご回答有難 うございました。
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
おはようございます。 くれる上げるの使い方は間違っていませんが、先生には謙譲語差し上げますと言います。
お礼
ご返答有難う ございました。
- mo6644
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このままでも問題ないと言えば問題ないと思います。 試験問題なら 「あなたが昨日くださいました小説は、さっき先生にさしあげたところです。」 とするのが正しいでしょう。 普通男が使う時「あなた」は目上の人に使う2人称なので「くれる」より「下さる」のほうがよい。 話し手が女性なら「あなた」は目上の人とは限らないので「くれる」でも問題ありません。 先生は明らかに目上の人に対する尊称なので「あげる」より「差し上げる」のほうが望ましい。 元に戻って、問題ないと言いましたが、先生に対しては「差し上げる」を使うのが正しい敬語の使い方です。しかし「あげる」は「やる」に比べると多少敬意が含まれているので友達同士の会話では目上の人にも日常生活で結構使ってしまいます。 この文に不自然さを感じるのは、昨日くれたばかりの本を今日先生にあげてしまったという事実です。くれたとあげたのあいだの時間が短すぎるので「あなた」にずいぶん失礼な仕打ちだと思ってしまいます。実際の場面では何か言い訳がいりそうです。 「昨日くれた小説は面白かったのですぐ読んでしまったよ。今日先生があの小説に目を通されて面白そうとおっしゃったので差し上げてしまいました。」 という感じになるような気がします。
お礼
要領を得たご説明 有難うございました。
- nananotanu
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「役に立たぬ返答」でごめんなさい でも、この文を素直に読んで一番引っかかるのは「小説は」の部分です。
- cowc
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正しい会話文です。 細かいことをいえば、「小説」をもらったり、あげたりすることはできません。 「小説の本」ですネ。
お礼
ご回答有難うございました。
補足
小説といえば、本であること位は 文字知らずでも分かっちゃう。 そんなあら捜しでは役に立たぬご返答 としか言えません。一応有難うございました。
お礼
詳しくご説明いただき 有り難く存じます。