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高圧アンプの波形をオシロスコープで観察する方法について
- 高圧アンプで増幅した波形をオシロスコープで直接観察する方法について悩んでいます。
- オシロスコープの耐電圧が低いため、アッテネータなどを使用して電圧を下げる方法を検討しましたが、高周波用のアッテネータが必要であり、自作するには専門知識が必要です。
- どのようにして高圧アンプの波形をオシロスコープで観察すれば良いか、ご教授いただけると幸いです。
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単に抵抗で分圧すれば高価な仲介装置は不要です。 DCから使えて、1kHzまでということであれば、周波数的にも問題ありません。 高圧アンプ3kVというのが実効値ではなく波高値として話を進めます。 抵抗分圧回路に流す電流を、高圧アンプ出力1mAに対して1/100=10μAとします…影響を与えない小さな電流。 よって、3kV÷10μA=0.3e-9オーム=300Mオーム、抵抗の電力は、3kV×10μA=30e-3W=30mWとなります。 10Mオームの抵抗を30本用意し、直列に接続します。30本というのは、抵抗一本当たりの耐圧上限を考慮しています。 これで、抵抗一本あたりは、3kV÷30本=100Vになります。 10Mオーム1本を1Mオーム10本に置き換えると1Mオームあたり10Vになるので、これをオシロスコープで見れば、3KV⇒10Vに換算してみることができます。 10Vがオシロのプローブに危険であれば、1Mオーム⇒510kオーム×2本に置き換えて、510kオーム両端を、3KV⇒5V換算で観測してください。 なお、「500」という数値の抵抗体は手に入らないので、「510」と書いています。 注意) ・10Mオーム抵抗は耐圧100V以上を準備してください。 ・オシロスコープの入力抵抗分は測定対象の1Mオームに対し十分大きいことが必要です(最低でも20倍以上⇒測定誤差5%以下になります)。 ・抵抗は10Mオーム×29本と1Mオーム×10本を直列につなぐことになるので、工作に注意してください…抵抗間で火花を飛ばさないように、感電しないように。 ちなみに、アッテネーターという名称は一般的に弱電用で用いられ、電圧分割用ではなく、電力消費回路です。
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- tadys
- ベストアンサー率40% (856/2135)
高電圧プローブを使います。 テクトロニクスなら P6015A型 http://www.tek.com/ja/ アジレントならば N2771A http://www.home.agilent.com/agilent/home.jspx?cmpid=4555&lc=jpn&cc=JP それぞれのページから検索してください。 P6015A はオシロの入力容量 7~49pF に適合 帯域75MHz N2771A はオシロの入力容量 7~25pF に適合 帯域50MHz 詳しいことはそれぞれのマニュアルを見てください。 分圧回路を自作することはお勧めしません。 P6015Aは オリックス・レンテック からレンタルできます。 http://www.orixrentec.jp/
お礼
ご回答ありがとうございます。 具体的な商品を教えていただけて助かりました。 思っていたより高価だったのでレンタルもできるという のはいいですね。
- foobar
- ベストアンサー率44% (1423/3185)
使用するのはアッテネータでなく分圧器でしょう。 高電圧測定用のプローブを購入して使うのが良さそうに思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 高電圧測定用プローブというものがあるのですね。 調べてみたいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 分圧回路を自作もできるということですね。 あまり回路の自作はしたことないのですが、 安価に作れるということであれば助かります。 ただ気になる点として、この自作した回路が入力電圧に対して 線形の応答をするのかどうかが気になります。 というには、この回路の減衰比を測定により求め、 どの程度誤差があるかを見積もる際に、 オシロスコープで誤差測定が可能な~10V程度の低電圧 領域と、誤差測定ができないMAX3kVの高電圧領域とで 減衰比に差があると困るからです。 たとえば温度上昇による抵抗値の変化などが 考えられますが、問題にならない程度なのでしょうか。