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大学推薦入試の小論文についての質問です。
大学推薦入試の小論文についての質問です。 小論文はあまり書いたことがないのですが、コツなどありますか? ・文章の構成のたてかた ・小論文は一般論を書くよりも独創性のある考えの方が目に留まりすいか ・意見が間違っている場合その意見で書いてもよいか 以上の3点について教えてください。ちなみに国文学科です。
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あまり書いたことが無いということは、これから勉強なさるのでしょうし、簡単なことだけお伝えした方がいいでしょうね。 ・文章の構成のたてかた 一般的には次のやり方になるでしょう。 (1)問題提起 (2)一つの見方に沿った意見(A) (3)Aの見方に対する反対意見(B) (4)AとBを統合して結論とする という四パートです。 起承転結といってもいいでしょう。一つの見方だけを徹底的に正当化するのでは客観的にならないので、反対の意見を加味してみることが大切だと思います。 最後の統合では、ABが両立するような結論を出すということです。たとえばAが山が好きと言い、Bが海が好きだと言ったら、山にも海にも自然の雄大な魅力がある、などと一般論にしてしまうのです。 ・小論文は一般論を書くよりも独創性のある考えの方が目に留まりすいか? 一般論がないと論文は書けません。制限時間内で参考書も無いのに、ゼロからそのテーマについて調べて書くわけにはいきませんから。 「独創性のある小論文を」とはいわれますが、以前そう愚痴っている出題者側の先生と話したら、(上に書いた)項目(2)と(3)の箇所で、魅力的な例証を引いてこれるかどうか、という意味なのだそうです。何が魅力的な例証かというと、具体的に書けていることだそうです。 というのも、たとえば予備校の文例集を覚えていて使ったとしますね。すると一般的過ぎて、細部が欠けており、言葉足らずになってしまうのだそうです(文例はわざと一般的に書いていますから、文例集が悪いという意味ではなく、使う人の問題なのですが)。 またこうなると、受検者同士で答えが重複してしまいます。自分で文例集を含ますような工夫はした方がいいということでしょう(自分の体験を交えて議論するなど)。 ・意見が間違っている場合その意見で書いてもよいか? 「間違っている」というのは、自分は同意できないが、論理的に書くことはできるから、そのパースペクティヴで書いてもよいか?ということでしょうか。たとえば捕鯨問題に対して、本当のところ自分は捕獲賛成派だが、うまく議論が展開できないので、ここは捕獲反対派にまわって試験を終わらしておこう――ということなら、別にいいと思いますよ。 テストされているのは論理的に議論を展開できるか否か、ということですから、思想や信条のチェックをしているのとは違います。 ただし、採点者の気を引くためにわざと極論を書いてもいいか?という話だとすれば、あまりお勧めできないと思います。採点者は誰でどんな人なのかわかりませんから、何が好みでボーナスを出してくれるのか、わかりません。それにそもそも、読み手の個人的な好みが反映されると、読み手は複数いるはずですから、誰に当たったかということで、テストが不平等になってしまいます。だから採点者全員に共通した採点基準がちゃんとあるはずです。もっといえば、その基準を逸脱することをやると、想定外のことは点がつけられないこととなり、得点に結びつくとは考えにくいのです。 作文コンクールではなくテストですから、奇抜性や凝った文体などを評価してもらおうとするのではなく、論理的に書けているか否かに焦点を当てた方がよいと思うのです。 頑張ってください。
>小論文はあまり書いたことがないのですが、コツなどありますか? まずは,市販の参考書を勉強したほうがいいんじゃないですか。 >・文章の構成のたてかた いわゆる「起承転結」くらいはセオリーの極右翼でしょうねえ。 >・小論文は一般論を書くよりも独創性のある考えの方が目に留まりすいか たとえば朝日新聞の『天声人語』(古株記者が百万読者を対象として書いた平凡な短文)をあなたが読んで,即座にバリバリの反論を書けるというなら,「大学教員という知的ヤクザをうならせる独創性」をねらってもいいと思います。そうでないなら,「ちょびっとひねった」内容を加えることを試みたほうがいいと思います。 >・意見が間違っている場合その意見で書いてもよいか 意図不明です。自分の意見が間違っていると自認しつつ,それを強弁するという意味ですか? そりゃ無茶でしょう。 「課題文の論理が間違っている」と自分が考えるという意味ですか? まあ,100%そう確信するなら,反論を強行してもいいでしょうが・・・その結果がどうなろうとぼくに責任はないです。 >ちなみに国文学科です。 文章の上手さ,つまり「総合的な芸術点」も評価されるかもしれませんね。だから,わざとひねた大江健三郎の文体で書くとか 笑。(これは冗談なのでマジにならないように)