ダンススタジオに設置する音響システムについての質問です。

質問

ダンススタジオに設置する音響システムについての質問です。

　よく見かけるのはBOSEやRAMSAなどの天井取り付け型のスピーカーにAVアンプ（プリメインアンプ）をつないでいるものですが、これは一般的なコンポを使用するのと比較して、どのような違いがあるのでしょうか？

　単に出力の問題だとしたら、コンポでも100ｗ以上のものもありますし。音質についてはどうでしょうか？

　広さ的には約100m2で、それほど大音量が必要というわけでもありません。

回答No.2

John_Papa · ベストアンサー

ダンススタジオはやっていませんので一般論でお答えします。

業務用PAアンプと一般オーディオアンプとの一番大きな違いはケースデザインです。
デザインは冷却性能、すなわち耐久性に直結します。最近のPAアンプはデザインも良くなりましたけど。
業務用PAアンプが特別に高価である訳ではありません。
できるだけ耐久性に留意して設計されたPA用アンプをお勧めします。

100m2ともなりますと、アンプ－スピーカー間の距離も半端では無くなります。繊細さは伝送ロスで消える・・としておきましょう。
アンプとスピーカーどちらに重点を置くかと問われれば、即答でスピーカーです。

設置場所は、スタジオの中央にコンパクトにまとめて設置します。床に置けなければ天井に吊る事になります。
なぜかってことは、他でも回答していますが、音には速度があり程ほどに遅い為、人間の聴感上二つのスピーカーからの音がダブって聞こえない範囲に設置しようとすると部屋の中央にまとめるしかなくなる訳です。
既存のダンススタジオを調べてみましたが、やはりスピーカーを中央配置にされていました。床に配管を隠して中央にスタンドを立てていました。この利点は、気に入らなければスピーカの取替えが簡単にできる事。

天井吊りで、施工や管理が楽だったのは、JBLのControl Contractor Seriesでした。設置後にフロントネットを外して六角レンチ一本でスピーカの向きを簡単に変えられるからです。必要な金具類も多種用意されています。安価でも音はJBLの音です。特別なコントローラ（BOSEには必要）もありません。
http://www.hibino.co.jp/proaudiosales/product/jblpro/controlcontractor/index_s.html
詳細はｐｄｆカタログをダウンロードしてご覧ください。

一般Home用のJBL Controlシリーズとは、コンセプトデザインが違いますのでお間違えのないように。
PA機材を扱っているお店、楽器店とか通販で購入できる筈です。
個人的には、BOSEやJBLよりEVが好きなんですけどね。金具類が少ない。
RAMSAは、照明などと一括入札すると入りがちです。

お礼

非常に具体的で細かい説明ありがとうございました。使用時間的には何時間も連続というほどでもないので、耐久性という問題なら、一般用のコンポでもよさそうな気がしてきました。

回答No.3

iBook 2001（@iBook-2001）

はじめまして♪

基本的には耐久性でしょう。

電子機器は熱に弱いので、長時間の連続使用を想定した設計と、家庭用の場合の想定では大きく違う部分が有ります。

ついでに、１００m２って事ですので、スピーカーの設置条件によってはスピーカーケーブルが２０m以上の可能性が想定出来ます。　壁にそって高さ方向も考えますと３０～４０mなんて事もあるかもしれません。

このくらいになりますと、ケーブルだけでもアンプにとっては負荷となりかねませんので、設計余裕度も十分に確保された製品の方が安心ですね。

なお、アンプのワット数は組み合わせるスピーカーによって１０倍必要だったり、１／１０で済む場合もあります。
スピーカーを選ぶときに能率を考慮してください。全く同じ条件の場合、３dBの差がアンプで２倍のパワー差に相当しますよ。

クラブのような爆音を出す予定が無ければ、一般のオーディオ機器でも上手に利用すれば問題なく活用出来ると思います。

お礼

なるほど。分かりやすい説明ありがとうございました。「３dBの差がアンプで２倍のパワー差」にもなるんですね。カタログよく見てみます。

回答No.1

migsis

一番気にしなければならないのは、アンプの出力表示です。

ＢＯＳＥやＲＡＭＳＡなどの機器は、大音量で連続的に
使用してもトラブルが起きないよう考慮されている
（もともとそういう使用状況を想定している）のに対し、

一般的なコンポは、連続使用は想定されていないので、仮に
同じ出力表示のアンプで大音量にて連続使用した場合に
安全回路が動作して動作停止に至ることがあります。

音質については、一般論としてふつうのコンポの方が良い
といえます。それも前述の理由と同様で、使用目的が
違うと設計方針も違うからです。

スタジオで使用する機器は音質以前にとにかく信頼性第一
その次に音質が来るのに対し、優先順位がコンポは入れ替わり
ます。

こういう違いがあるので、できればダンススタジオには普通のコンポ
を使わない方が精神衛生上もよろしいかと思います。

お礼

分かりやすい説明ありがとうございました。やはりどなたの意見でも耐久性の問題が一番ということですね。非常に参考になりました。皆さんありがとうございました！