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成年後見人とはどういうものでしょうか?
成年後見人とはどういうものでしょうか? 判断力に不安がある人の補助をしてくれる方でしょうか? どのようなことをしてくれるのですか? 給料をお支払いするのですか? 本人の意思が無視されてしまうのではないでしょうか? 本人の意思をどのように尊重してくれるのでしょうか? 色々聞いてしまってすみませんが、どうぞよろしくお願い致します。
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成年ではあるが精神上の障害により判断能力が不十分な人は、法律行為(多くは契約や売買等金銭関係ですが、婚姻、離婚や養子縁組といった身分上の行為もあります)を行う能力が欠けている場合があります。 こういった場合、成年後見人を選びます。本人や親族、場合によっては市町村長の申立てで家庭裁判所が後見人を選任する「法定後見」と、本人の意識がはっきりしているうちに後見人になってほしい人と契約を結ぶ「任意後見」があります。 後見人の仕事ですが、前述した法律行為を代理すること、同意すること、取り消すことです。一般に後見人は被後見人の状況を定期的に観察しますが、身の回りの世話は必ずしも義務ではありません。 報酬は、任意後見の場合は契約によります。後見人の7割近くは親族がなりますが、身近な者の後見をするのに報酬を取るケースはあまり多くありません。法定後見の場合は(司法書士が引き受けることが多いですが)家庭裁判所がその額を決め、後見人が家裁に報酬付与の申立てを行うことで、被後見人の財産から支払われます。 後見人は被後見人の法律行為を代理したり本人の行為を取り消すことができます。これにより被後見人が不当に利益を侵害されているおそれがある場合は、家庭裁判所が後見人を解任することができます。(後見人はある程度以上の法律行為を行った時は、家庭裁判所に報告する義務がありますし、家裁はいつでも後見人に対して報告や調査を命じることができます)
お礼
現在、自分が特殊な環境にいて、 日本の法律がきちんと効いていて、正常な環境なのかどうかがわからないため、 検討するのをやめようと思います。 わかりやすく教えていただき、助かりました。 どうもありがとうございました。