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人体の最適な酸性度とは?
- 人体は「弱酸性」がベストなのでしょうか?弱酸性を売りにした商品が多いですが、その理由はなんでしょうか?
- 人体の最適な酸性度は「中性」なのではないでしょうか?弱酸性や弱アルカリも良さそうですが、なぜ弱酸性が注目されているのでしょうか?
- ヨガをすると弱酸性になると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?弱酸性が体にどのような影響を与えるのか教えてください。
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「人の体」などという雑多なくくりでは何とも言えません。 血液や組織液、胃液や腸液など、場所場所によって要求される液性(酸性や塩基性(アルカリ性)などのこと)は異なります。 たとえば、血液はpH=7.4前後で保たれており、"ほぼ"中性です(厳密なことを言えばごく弱い塩基性)。血液のpH<7、つまり酸性になってしまった場合、昏睡状態に陥ります。 そもそも体液というものはよほどのことがない限りその液性を保つ働きがあります。 そのよほどのことになっていると言うことは、すでに病気だという証拠です。 また、酸性や塩基性のものを吸収しても、体液本来の液性は維持されます。 ヨガをやったくらいで体液の液性が変化するような人は、死ぬ直前ぐらいまでに生命機能は落ちていると言っていいでしょう。 別の問題として、一般にタンパク質は酸に強く塩基に弱いという性質を持ちます。 http://www.mfc-online.org/protein.html (右側の5(4)) また、油脂も塩基によって分解されやすい性質を持ちます(酸でも分解されるが、塩基のほうが作用が強い)。 セッケンなど塩基性水溶液だと皮膚の老廃物を洗い流す作用はよいのですが、洗った後にギチギチする原因にもなります(絹や毛の製品が洗濯石けんで縮むのも同じ)。 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume036.html
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- debukuro
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科学での中性はあくまでも学術上の問題です 蒸留水を中性としているだけのことです 生物はアミノ酸で構成されています 従って化学では酸性ですが生物にとっては中性です 生物にとっての中性と化学での中性とは基準が異なるのです 試しにpH7の水を飲んでみればいいです 苦いですよ pH7の風呂に入ると肌がぬるぬるし乾くとがさがさになります これは皮膚が溶かされるからです
お礼
化学と生物で基準が異なるなんてまったく知りませんでした! この質問を出すのに 酸 アルカリ なので、単純にカテゴリーを化学にしてしまった位です。 違った視点でご回答いただき、勉強させていただきました。 どうもありがとうございます!
お礼
>「人の体」などという雑多なくくりでは何とも言えません。 はい!ご回答を読んで、いかに大雑把なくくりかということがよくわかりました。 >たとえば、血液はpH=7.4前後で保たれており、"ほぼ"中性です これで、なんとなくつかめた気がします。 >別の問題として、一般にタンパク質は酸に強く塩基に弱いという性質を持ちます。 (右側の5(4))…石けん工場の工員のお話、怖いですね… >セッケンなど塩基性水溶液だと皮膚の老廃物を洗い流す作用はよいのですが、洗った後にギチギチする原因にもなります 石けんで洗った布巾の水分吸収が悪くなり、数か月前にOKWaveに質問したばかりでした。 ここで絡んでくるとは夢にも思いませんでした… いろいろ勉強になりました。 ありがとうございました!