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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:太平洋戦争は回避する事が出来たでしょうか?)

太平洋戦争回避の可能性とその影響

このQ&Aのポイント
  • 太平洋戦争の回避は可能だったのか?その可能性とは
  • 太平洋戦争回避のための政治的な動きと結果的な影響
  • もし太平洋戦争が回避されていたら、現在の日本の状況はどうなっていたか

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

 国内事情だけで開戦が決まったわけではありません。むしろ日本の歴代内閣は戦争回避のために尽力しています。最終的に開戦に至ったのは、何がどうしても戦争をやりたかったルーズベルトの思惑とコミンテルンの陰謀によるものです。  7月の御前会議で9月までに交渉がまとまらない場合は開戦やむなしとなっていたので、第3次近衛内閣は最後の頼みを日米首脳会談に求めて交渉を続けましたが、アメリカ側にまったく相手にされずに失敗。ここに及んで開戦するしか無くなったので、近衛は開戦の責任を負うのを嫌がって辞職しました。  要するにこの時点でいったんは開戦方針が決まっていたわけです。で、後任は誰が担当してもババを引かされることになっていました。近衛と東條はそれでも皇族内閣ならどうにかなると東久邇宮を推選しましたが、皇族がババを引かされることを恐れた木戸内大臣が、陸軍からの働き掛けもあってすべてを東條に押しつけました。  東條は組閣にあたって天皇陛下から御前会議の決定は白紙に戻して開戦を避けてほしいと言われ、改めて日米交渉に臨みましたが、アメリカは交渉に応じるどころか最後通牒のハルノートを押しつけて来たため、開戦するしか無くなったというのが史実です。  東條がいかに万全な構えで日米交渉に臨んだかということがわかると、東條以外の人間がとても開戦を阻止できたようには思えません。皇族内閣が出来たところで、やはり日米交渉に行き詰まったところで近衛と同様に政権を投げ出す結果に終わったと思います。  米内内閣が続いた場合は三国同盟は阻止できたかと思いますが、一方で日中戦争の長期化による社会不満や資源問題が出て来るのは避けられず、2・26事件のようなクーデターが再発した可能性は否めません。日本の政党政治が崩壊したのは2・26事件によって政党政治家が委縮してしまい、軍人の横暴が利くようになってしまったためですが、これはその傾向に拍車を掛けます。これではもうこの後に近衛や皇族内閣が出来るわけも無く、完全に軍人政治が支配するようになってしまいます。  すると、やはり陸軍強硬派の主張が通り易くなり、三国同盟は復活し、日米交渉などに労力を掛けることなくまっすぐ戦争に向かっていった可能性が高いです。もっとも、陸軍は自分でアメリカとの戦争はできませんので、対米開戦ではなく対ソ開戦を行い、独ソ戦開始すぐにドイツと挟撃を行っていた可能性はあります。ま、いずれアメリカの方から宣戦布告してくることになるでしょうが。  戦争を回避できた場合と言うのは、いつの状況で回避できたかで違ってきます。例えばハルノートが出て来た時点で受諾やむなしとなった場合、日本はやたら軍の力が強いだけの経済的には貧しい三等国に成り下がってしまいます。世界的なブロック経済体制の中で、おこぼれのようなわずかな資源を輸入するだけでは工業の発達とかはあり得ません。満州の権益を失えば、戦後の引き上げのように多くの移民が帰国してこなければならなくいなるので、国内では失業者があふれ、食糧不足が起こります。  日本がこんな状態なら、アジアアフリカ諸国の独立なんかはとうていあり得ない話なので、21世紀になっても世界中は西洋の植民地に分割されていたことでしょう。  ただし、日本が大陸から撤退したら、あっという間に中国は共産党の天下なので、共産主義の勢力がアジアアフリカを呑み込んでしまう恐れもあります。さしあたりは朝鮮が赤化され、日本から分断される可能性が高いでしょう。その後もじわじわと共産主義が勢力を伸ばし、貧しい日本で共産革命がおこり、ソ連や中国の支配下に入ってしまうのも時間の問題です。  共産主義の日本では経済は発展しませんから、ずっと貧しいままの状態が続きます。ま、共産化されなくても列強のブロック経済に締め出されているから変わりはありませんが。あと、人種平等も実現しないので、世界のありとあらゆるところで有色人種は差別されます。共産主義日本でもソ連からやって来た白人の指導者が絶対権力を握り、日本人は虐げられるでしょう。  ブロック経済の西洋列強が無血勝利したようなものなので、世界的なブロック経済は長く続き、自由経済はやってきません。したがって非共産圏でも著しい経済の発達は無いので、共産圏との力関係は開きません。冷戦が起こるかどうかは欧州大戦の結果次第ですが、冷戦になった場合はそれで長期安定してしまいます。きっと今でも冷戦の真っただ中でしょう。  日本はその中の共産主義国側の、それも貧しい弱小国でありつづけるでしょう。

osuwariha
質問者

お礼

ありがとうございます。 細かい分析ありがとうございます。 確かにハルノートを受諾して 日本が全面撤退していたら 北朝鮮以下の国として 世界の最貧国としてほそぼそとした 国に落ちぶれていた事でしょう。 当然アフリカアジアの植民地解放は 遅れてしまい、いまだに白人の搾取が 続いていただろうと思います。 ドイツが2次大戦で勝てる可能性は ソ連侵攻で不可能となりましたから 社会主義と資本主義の冷戦が長く 続き、ソ連に近い日本では赤化の 勢いを止められず共産革命が 起きていたかもしれません。 それで北朝鮮以下のミャンマーのような 国になっていたでしょうね。

その他の回答 (3)

  • juyjuy
  • ベストアンサー率22% (139/612)
回答No.3

日本が「弱腰外交」をやる事を国民が認めれば避けられたかも知れません。まあ軍部も強硬派だった事もあります。今の北朝鮮と同じような政治体制になっていましたから、まづ開戦は避けられなかったでしょう。 回答者様は色々分析されていますが、歴史にもしもはないので、これから死にたくなかったら政府の「弱腰外交」を支援しましょう。 あの大戦に少国民として加担した者としての忠告です。

osuwariha
質問者

お礼

ありがとうございます。 幣原外交の反動で急速に世論が反動化した あの時代と今がちょっとダブって感じましたので このような設問を作ってみました。 確かに戦争直前の日本は北朝鮮みたいでしたから あのまま回避しても今の日本とは打って変わって 北朝鮮屋中国の様な恐ろしい国になっていたでしょうね。

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (816/3045)
回答No.2

そもそもアメリカ政権が日本を潰してでもの中国利権を奪い取る事を望んだのですから、国内体制がどう変わろうと戦争は避けられません。 それこそアメリカ日本州になるまでアメリカの要求は続きます。 国内の軍部とアメリカ両方との折り合いをがつくラインは初めからありません。 イラクを徹底的に調査し武装解除したあとでも、結局戦争起こしたでしょ。 同じことです。要求はエスカレートし続け、どこかで戦争が必ずおきます。 当時の日本がセクショナリズムでグダグダであったことは明らかですが、太平洋戦争について言えばあのタイミングで戦うことが最善だったんですよ。

osuwariha
質問者

お礼

ありがとうございます。 確かに中国の利権をアメリカが横取りしようとして躍起になっていましたから アメリカから日本に一方的な宣戦布告で戦争をおこしていたでしょうね。 またタイミング的にもあの時期で戦うのが最善だったでしょうね。

  • sotom
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回答No.1

帝国憲法を施行した時点で、欧米の帝国主義のパクリを始めました。 太平洋戦争直前になって回避と言われても無理があります。 寧ろ、軍事クーデターで粛正されていたかもしれません。 ただ、戦争を仕掛けなくても、資源のない日本には生き残るだけの選択肢がありません。 軍事費が高すぎて経済が不健全になり、民衆に負担が大きすぎました。しかし、 この路線のまま継続していれば、日本が北朝鮮のようになっていたかもしれません。 戦中の日本と現在の北朝鮮はよく似ていますよ。

osuwariha
質問者

お礼

ありがとうございます。 確かに、北朝鮮か中国の様になっていたでしょうね。 それと日本を含めた植民地の独立が大幅に遅れていたでしょうね。