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SE単価の妥当性について。
SE単価の妥当性について。 ある都市の地方公務員をしているものです。 来年度にシステム改修をしようかと考えています。(開発期間は3ヶ月程度) 予算要求するために現在のシステム開発業者に見積書をとりました。(随契予定) この見積書に記載されているSE単価の妥当性を客観的に説明できる方法をどなたか 教えていただけますと助かります。 (例・○○積算表に記載されている単価よりも見積書の単価のほうが低ければ 要求金額は妥当であるなど。)
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SE会社の労働分配率を60%とし、その会社のSE稼働率を8/12とします。 SE氏の平均給与を月給50万円としたばあい、退職金が無い会社の場合、会社の人件費は 50万円x115%x12カ月=690万円 となります。 ここで115%の15%は会社が負担する厚生年金、健康保険、雇用保険です。 ボーナスのある会社、退職金のある会社に発注しようとする場合は、 690x1.2x1.1=911万円。 1.2は年間に2.4カ月分のボーナス支給。 1.1は360カ月勤務して36ヶ月分の退職金。 次に労働分配率が60%ですから、911万円の人件費を支出するために必要な金額は、 911÷60%=1518万円となります。 最後にこの会社の年間稼働率(課金率)を8/12としましたので、 年間1518万円を8か月で請求しなくてはなりません。 1518万円/8か月=189.8万円 月額で約190万円が妥当なSE単価となります。 なお、労働分配率は地元の小さな会社であれば70%以上の場合もありますし、東京に本社を構えた全国規模のSE会社の場合であれば、労働パイ率は50%を切ることもあります。納税者負担の軽減をかんがえると地場の中小・零細会社に発注す努力をしてください。 また、年間稼働率は、もし発注のプロジェクト期間が12カ月以上であるばあいには、短期的に12/12=100%の稼働率になることもありますので、交渉条件となります。今回は3カ月だけの稼働ですので、8/12程度の稼働率をみるのが妥当でしょう。 ご参考になればと思い、、、、。
お礼
大変参考になりました。ご丁寧な説明ありがとうございました。