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日本的経営の今後について皆さんの考えを伺いたい
日本的経営の今後について皆さんの考えを伺いたい こんばんは。表題の通りです。あえて政治カテゴリで質問します。 日本的経営、かつて脚光を浴びましたよね。世界中で。 でも、世界の情勢や世代の階層が変化して、20年くらい前に捨て去られました。 で、最近になって話題に上がったり、上がらなかったりします。 そこで、皆さんに、沢山のご教示いただきたいです。長文大歓迎です。 日本的経営は、現在でも基本的に通用するでしょうか? もし通用するとしたら、どのようなところを改善させるべきでしょうか? 結局、現在の日本のコミュニティや経済、国力を元気づけるには、どうしたらよいのでしょうか?
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社会 ― 政府 完全民主々義はよいものではない。全細胞が命令を下すような体では、生存できないのと同じである。知性ある人々のみが、人類に関する決定を行えるようになるべきなのだ。天才政治と人道的人類主義を主唱する候補者が立候補する場合以外は、投票を拒否することである。 普通選挙も世論調査も、世界統治には有効ではない。統治することは先を見通すことであり、羊の群れのような民衆の反応に従うことではない。彼らの中には人々を指導し得るほど十分に覚醒されている者は、ごく一部しかいないからである。覚醒された人というのはきわめて少ないので、普通選挙や世論調査に基ずく決定は、大多数の民衆の、蒙昧主義的潜在意識による本能的反応の選択にしかいきつかないものである。 選択的民主主義である天才政治のみが、価値あるものなのだ。そして、公職に付くことができるのは、生まれながらの知性が平均よりも50パーセント以上優れた者にかぎるべきであり、それを選出できるのは、生来の知性が平均より10パーセント以上優れた者にかぎるべきである。 科学者たちはすでに、われわれの知性を計測する技術を完成しつつある。彼らの忠告に耳を傾け、人類の最も貴重な鉱脈である知性の優れた子供たちが、それにふさわしい教育を受けられるよう努力しよう。普通教育は結局、普通の子供たち、つまり平均的知性をもつ子供たちのために、つくり上げられたものにすぎないのである。重要なのは、獲得した資格の数ではない。資格証書が証明するあまりおもしろくもないない能力、記憶力などは、機械で代用することができる。生まれたままの知性こそ、農夫や労働者を技術者や大学教授以上にさせるものなのである。この生来の知性は、良識や創造の才能と同列に考えることができる。というのは、発明の大部分は良識の問題だからである。 統治することは先を見通すことであり、人類が直面している難問題のすべては、これまでの政府が先を見通すことができず、したがって統治することができなかったことを立証している。それは、民衆の問題ではなく、責任者を選ぶのに使用された技術の問題である。選択の方法が有効に機能しなかったためである。だから、原始的な民主主義は、選択的民主主義にとって代わらなければならない。この選択的民主主義とは、知性の優れた人々を権力の座につかせる天才政治のことである。それはそう困難なことではないのである。 人間のつくった法律は、必要不可欠のものであり、尊重しなければならないものである。しかし、不公平なもの、旧式なものはどんどん変更していかねばならない。人間の法と創造者の法との板ばさみになったときは、一瞬たりともためらってはならない。裁判官もいつかは創造者の裁きを受ける身なのである。 暴力を除去し、犯罪者や行動の自由を侵害する人々を治す医学的な手段を人類が発見するまでは、警察も必要である。戦争の擁護者である軍隊とは異なり、警察は科学がこういう問題を解決してくれるまでは、当面は必要なのである。 兵役は拒否すべきである。武器を持たずとも軍務に服せるよう、良心的兵役拒否者となれるよう申請を提出しよう。宗教的・思想的信念が同胞を殺すことを禁ずるならば、人はこの申請を提出する権利をもっている。...多くの若者が信じているところとはうらはらに、良心的兵役拒否者は投獄されることなどなく、民間の機関や、武器を持たなくてもよい部署での任務を遂行するのである。兵役の期間が2倍になるわけだが、隣人を殺すための技術訓練に1年間を費やすよりは、2年間事務をとるほうがずっとよいではないか。 世界各国の徴兵制度は、ただちに廃止されるべきである。職業軍人はすべて、世界平和の守護者、つまり、人間の自由と人権の擁護者となるべきである。 真に価値ある政体はただひとつ、人道的人類主義にのっとった天才政治のみである。資本主義は間違っている。それは人間を金の奴隷と化し、他人を犠牲にしてまで優位に立とうとさせる。共産主義も同様に間違っている。自由よりも平等が重要視されているからである。人間は生まれたときは平等に扱われなければならないが、その後はそうではない。だれしもが人間らしい生活を送る権利をもっているのならば、社会のために何もしない者よりも、同胞のために他人よりもずっと多く働く者のほうが、多くの恩恵を受けることになるのは当然のことである。これは、人類が、通貨を完全に廃止し、自己の開花のみに専心できるよう、すべての仕事をロボットにまかせられるようになるまでの暫定的な規則である。だが、一方で飢えに苦しむ人たちがいるにもかかわらず、他方では値崩れを防ぐために食糧を投棄するなどは恥ずべきことである。食糧を投棄するくらいなら、何も食べる物のない人たちに分けてやればよいのである。_(ラエル著)
- suzuki_zenko
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日本的経営の特徴としては、終身雇用・年功序列や株式持合いなどあると思いますが、中でも企業間談合(カルテル)に着目して私見を述べさせていただきます。 企業間談合、すなわち日本では経団連のことだと認識しておりますが、経団連の機能として (1)市場調整 (2)政治への圧力 の2つがあげられると思います。 (1)市場調整について カルテル、談合、というと悪いイメージしかないかと思いますが、各業界で価格設定について協議することは、社員の家計の安定と、(良くも悪くも)日本経済の安定にはプラスに働くと思います。ただ、これは海外企業の参入がない場合の話であり、現代のように先進国途上国問わず外国企業が参入してくる場合は、どうしても彼らと競争しなければならない。よって、ある程度閉じた経済であれば、経済の安定に対する日本的経営の効果は良し、といえますが、規制緩和の波を受けた現代では無理があるのだと思います。 (2)政治への圧力 偏見で申し訳ないんですが、「経団連=自民党&与党で、野党は主張は正しく建前的には好感が持てるが、実際に投票するのは自民党」というイメージが私の中ではありました。メディアが「自民にだけは入れてはいけない」宣伝をいくらしても、これまでなんだかんだいって自民が多数派でいられたのは、経団連の組織票があったからと認識しております。また、自民の政策は支持母体である経団連からの圧力により、経団連寄りの政策が多かったと認識しておりますが、メディアはこれを報道しない。これは、権力の監視機構である(と謳っている)メディアも、スポンサーにははむかえないためです。こうして考えると、経団連が政治の舵を実質的に握っているといえます。そして、その背景に終身雇用・年功序列があるのだと思います。 日本的経営は、要は経営者が家族の長であり、構成員に最後まで飯を食わせなければならない。そうなると、安定した利益を得られるような戦略を敷く。それが、談合につながっている。しかし、(1)で述べたように、開放的な市場においてはその戦略が立ち行かない。 よって、 >日本的経営は、現在でも基本的に通用するでしょうか? と問われれば、現在の市場原理では日本的経営には多くの無理があるのだと思います。 また、 >もし通用するとしたら、どのようなところを改善させるべきでしょうか? と問われると、経営陣をより身軽にする処置を行わねばならないと思います。 「より身軽に」とは、リストラをしやすくするということです。若干行政頼りで恐縮ですが、リストラにあった場合の受け入れ口を、より国が提供しやすい体制を整えるということです。 私が現在考えている対策としては、 ・上記の政策の結果リストラにあった方々を、公的に短期契約で雇用する ・それら人材を、定員割れした企業などに派遣する ・派遣先での出来高に応じて、派遣先からボーナスが(派遣社員の雇い主である自治体に) 出るようにする ・雇用中に再就職に必要な資格などの習得ができやすい環境を与える ・派遣先での出来高+習得技術数に応じて、退職金としてボーナスを出す というものです。 これにより、再就職に必要な技術習得や仕事に対するインセンティブが上がり、かつ派遣された企業で重要視されれば、そこに就職もできる、と考えております。さらに、定員割れする企業としては、地方の中小企業が多いように感じてますので、地域の活性化にもつながるのではないかと思います(上の制度では、派遣される側の企業は派遣社員に対して(ボーナス以外)給料を払わなくて良いので)。 生活保護のように与えるだけよりは良いかと思ってます。 まあ、机上の空論ですが。 なんか途中まで一般論を述べてしまいまして、恐縮です。また、長くなてしまい申し訳ありません。失礼しました。
お礼
大変ご丁寧なご回答ありがとうございます。 市場調整について同意見です。長期的視野においては多少のムダはやむおえません。 市場主義は合理的でありますが、短期的な価値判断で大きな采配を下すところが好きになれません。 政治への圧力についてハッとしました。そのような考え方があるのですね。政治カテゴリで質問してよかったです。大変勉強になりました。 今後の対策についても面白い考えだなと思いました。大変刺激になりました。