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著作権・版権に関する質問
- 著作権および版権について教えてください。
- 写真アルバムの著作権と追加印刷の版権について詳しく知りたい。
- アルバム制作において著作権と版権の所有者はどこか教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
> (1)このアルバムの著作権はどこにあるのでしょうか。 基本的に個々の写真の著作権は撮影者に発生します。撮影者が法人に所属していて、業務において発生した著作権は法人に委譲されるようになっている場合はその法人(ここでは写真事務所)にあります。通常、撮影の依頼等で著作権が発注者に渡る場合は契約時に確認するか、契約書その他に記載されているはずです。そういったものが無ければ発注者に対する著作権の委譲は行われません。 アルバム自体の著作権はまた別です。アルバムは個々の写真その他を編集して新たな著作物として作成されたものなので、編集著作権が発生します。これはアルバムの制作者に対して発生します。アルバム自体も写真事務所に依頼したのなら写真事務所にあることになりますし、あなたが制作したのならあなたにあることになります。 ただし、アルバムはあくまで写真素材を使った二次創作物なので、個々の写真の原著作権の所在とは関係ありません。 > (2)またアルバムの追加印刷等の版権等はどこにあるのでしょうか。 個々の写真の著作権が写真事務所にある場合も、アルバム制作を目的に発注しているわけですから、そのアルバムに用いる範囲においては著作物としての写真の利用権は(アルバムの部数や期限などの条件がとくに定められていない限り)譲渡されているものと考えられます。 したがって(とくに条件のある契約を交わしていない限り)アルバムの頒布や増刷は発注者に権利があると考えられます。 ここで考慮しなければならないのは、あなたとお寺との関係です。アルバムの制作主体が誰かで、写真の発注者が誰かで違ってきます。お寺からすればあなたはただの協力者で、アルバムの制作主体はお寺自身にあると考えているかもしれません。間に立って尽力しましただけでは権利は発生しません。
補足
ご指導ありがとうございました。 このアルバムの制作目的は新築する費用の中に古いお寺の記録を残したいのですが予算が全くない。 この問題をお聞きしましたのでそれでは金銭でご寄進するのではなくアルバムでと考えたのです。 ですからお寺さんから頼まれたわけではなく事情をお聞きしましたので私から申し出た話となります。 アルバムを檀家さんその他関係者にお配りするとのことでしたので写真の配置等に付きましてはお寺さんと写真事務所との直接打ち合わせとしました。(これは私から頼んだものです)。