• ベストアンサー

計測器の精度について質問です。 精度の中には、経時誤差の精度(Acc)

計測器の精度について質問です。 精度の中には、経時誤差の精度(Acc)と値の安定性(Sta)がありますが、その違いをもう少しわかりやすく教えていただけませんか? また一般的に測定時に出た値に対して使うのはどちらでしょうか? また、例えば精度がプラスマイナス10μmの計測器の分解能が1μmという計測器の場合、分解能が1μm単位でも、精度が10μmでプラスマイナス動くのであれば意味がないように感じますが。。。 業界の方にとってはくだらない質問かもしれませんが、ご教示よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.3

KEN_2 です。 >測定レンジは230μm~2.54mmです。また精度はF.S±0.5%と聞いています。 測定レンジは230μm~2.54mmの間にレンジ切替えがある筈です。??? 仮に、2.54mmFS±0.5%のみであれば、約±12.5μmの測定誤差で零点調整が出来ないタイプですので全測定範囲で±12.5μmの測定誤差を測定器メーカはうたいます。 >この場合は、2.54mmを測定した時は、2.54mmの±0.5%=約12.5μmの測定誤差が出ますが、 >仮に500μmを測定した時は、約3μm程度の測定誤差になるということでよろしいですか? 「測定レンジは230μm~」がありますので、測定器メーカは±12.5μmの測定誤差を全測定範囲でとうたい、測定実力は中心測定値付近の1275μm付近が精度が良く、上下限付近で急激に誤差が発生するタイプです。 実力と誤差保証は違いますので、『仮に500μmを測定した時は、約3μm程度の測定誤差・・・』は参考値として捉えてください。 測定器メーカの保証するのは、精度はF.S±0.5%であれば全範囲±12.5μmの測定誤差となります。 あと、隙間ゲージですので、周囲温度の影響が顕著に加わります。 周囲温度管理も重要な要素になります。 >実際に500μmのギャップを測定した時は、498μm~500μmの値を示します。 >よって、Accの範囲内にStaが含まれるような形でしょうか。。。? 再現性の数値から推定して、Staは無視出来る範囲であるので規定していないと判断されます。  

その他の回答 (2)

  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.2

#1 です。 >この場合の精度は、いわゆるAccになるわけですよね。 その通りです。 >それではStaはどのように解釈すればよろしいでしょうか? お使いの測定器の定義により、安定性(Sta)の規定の仕方が異なりますので、仕様書の精度と安定度の項目で、どの様に規定しているか確認する必要があります。 一般に精度に対して安定度が問題にならない程少ない場合は、 精度(Acc)に安定性(Sta)の範囲が含まれています。精度(Acc)>>安定性(Sta) 高精度の機器で、精度が限界近い場合で、安定度が精度の半分近くに達している場合には、 精度(Acc)±安定性(Sta)と規定されている場合があります。精度(Acc)>=安定性(Sta) 標準器や副標準器などでは、ウオームアップ30分後や1時間後以降の精度と安定度を定義してあり、長期間の経時変化の精度が問題になる分野の機器では経時安定度を規定している機器もあります。 専門的になりましたが、お使いの機器の分野が寸法精度を測定するものでしたら、精度と安定性の規定を確認してください。 もし、精度(Acc)±10μm、安定性(Sta)±2μmなどと規定されておれば、精度(Acc)±10μmを使って問題ありません。 安定性(Sta)±2μmは測定値の再現性を表していると考えて良いです。  

MDJ200
質問者

お礼

KEN2様 引き続き大変ご丁寧な回答感謝します。 今私の使っている測定器は海外製のギャップ測定器です。 測定レンジは230μm~2.54mmです。また精度はF.S±0.5%と聞いています。 ちなみにStaは記載がありません。(=分かりません) この場合は、2.54mmを測定した時は、2.54mmの±0.5%=約12.5μmの測定誤差が出ますが、 仮に500μmを測定した時は、約3μm程度の測定誤差になるということでよろしいですか? 実際に500μmのギャップを測定した時は、498μm~500μmの値を示します。 よって、Accの範囲内にStaが含まれるような形でしょうか。。。?

  • KEN_2
  • ベストアンサー率59% (930/1576)
回答No.1

こんばんは >業界の方にとってはくだらない質問かもしれませんが、・・・・ くだらなく無い重要なことで、現実は技術屋でも理解していない者が多数います。 さて、順に説明させていただくと 分解能が1μmは、信号が変化すると1μm単位で追従しますよと言う意味です。 精度が±10μmは、通常フルスケール(FS)の±数%で零点が調整されていれば最大値で測定値の±10μmの測定誤差が見込まれますと言う意味となります。 通常の測定器の場合、常に変動している訳では無く基準の測定値に対して偏差が±10μm見込まれますよ。 FSの半分の値を測定すると±5μmの偏差以内で、分解能が1μmで追従して変化しますよと考えてください。 常に精度が±10μmで変動しているのではありません。 >分解能が1μm単位でも、精度が10μmでプラスマイナス動くのであれば意味がないように感じますが。。。 この場合は、ドリフト・経時変化で1時間変化率や24時間変化率・1ヶ月・・・1年変化率で高安定な基準信号発生器や基準時間測定器などで規定されているものです。  特に高精度な測定器でなければ規定しておりませんし、変動幅も精度の1割か2割以下で通常の測定器では問題にならない高精度の世界の数値変動幅と考えてください。  

MDJ200
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。感謝します。 もう1点だけご教示ください。 この場合の精度は、いわゆるAccになるわけですよね。 それではStaはどのように解釈すればよろしいでしょうか?