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電界強度について
- EMC試験にて、144MHzの4/λモノポールアンテナを使用し電界強度を測定していました。アンテナと受信機(電界プローブ)の高さは、共に床から40cm。アンテナと受信機(電界プローブ)間の距離は、1cmもありません。送信電力は30Wを設定しております。
- 電界強度計での測定値は985V/mであり、予想される値とは異なります。一般的な電界強度を表す式を当てはめても一致しません。
- 質問者は、上記の条件において、985V/mの電界強度を測定したいと考えています。なぜ予想される値と一致しないのか、解答者に教えていただきたいとしています。
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質問者が選んだベストアンサー
参照されている式は遠方界で成立する物で, 遠方界と近傍界の境界はλ/(2π)=0.3mですので,近傍界となり 表記式は正確ではありません.電流をIエレメント長さがlの ダイポールは波数をk,角周波数をω,距離をrとすると, 虚数単位をj,誘電率をεとして Eθ=Il・exp(-jkr)/(4πωεj)・(1/r^3+jk/r^2-k^2/r^3) となり,距離が近い場合は3乗項,が支配的になります. 上の式は電波工学や電磁波工学の(アンテナと電波伝搬も)教科書に導出も含めて記載されていると思います. 今回の場合は,経路差が1cmと30cm×2なのでほとんど無視して構わないと思います. 以上参考になれば,
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- KEN_2
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EMC試験を実施されているなら、通常遠方界で電界強度を測定されていますよね。 >アンテナと受信機(電界プローブ)間の距離は、1cmもありません。 これは、近傍界で測定しているので近傍界においては成り立たないのです。 周波数144MHzですので、 λ/(2π) はおおよそ0.33m の距離から電磁界の強度は距離に反比例する遠方界となります。 受信機(電界プローブ)間の距離を離して測定してみてください。 以下のサイトの説明が理解に役立つと思います。 近傍界 / 遠方界 http://homepage3.nifty.com/tsato/terms/near-field.html
- Trick_art
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あんまり自信はないのですが、まず、式が違う気がします。 √Pの部分は、利得Gとすると、√(GP)となると思います。 更に、この式は、近似された式で、アンテナの高さに比べて距離が充分大きい場合、d>>h1、h2のときで、dの単位がkmオーダーの場合です。 もっと適切な式があると思うのですが、手元に資料がなくて、調べられませんでした。