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なぜ,ライブでエレキギターはアンプのスピーカーぎりぎりにマイクを置くの
なぜ,ライブでエレキギターはアンプのスピーカーぎりぎりにマイクを置くのか? ライブでは,ライブハウスのPAの方が必ずエレキギターのアンプのスピーカーのすぐ前にマイクを置いています。 ところが,エレアコは必ずDIを通します。 なぜでしょう。 エレキギターと同じようにアコギ用のアンプにマイクを置くことをしないのでしょうか? PAに詳しい方教えてください。
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逆に言えば、 「なぜエレキギターはDIを通さないのか」とも言えますね。 ギタリストからすれば答えは単純で、 「アンプ・キャビネットを含めた音作りをしているから」です。 エレキギターはアンプまで含めて楽器なんですね。 Podなどのアンシミュは、直接DIに送ることも想定されてます。 対して、エレアコの目指す場所は「ギターの生音の再現」であり、 アンプは言ってしまえば余計な要素です。 内蔵マイクやピックアップで既に拾っている音を、 またアンプで出力してマイクで拾い直す必要は無いからです。 ・・・というのが素人なりの解釈です。 詳しい方からはもっと的確な回答があると思います。 ちなみに、ベースをDIに送るのも似た理由でしょうね。 アンプで出力してマイクで拾うと、低音成分が拾い切れないらしいです。
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- kenta58e2
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素人PA屋です。 素人なので、プロの回答者からは少し違う方向性の回答も付くかもですが(でも、やること自体は同じですが)… >PAの方が必ずエレキギターのアンプのスピーカーのすぐ前にマイクを置いています。 まずアンプにマイクを据えるのは、No.1の方のご説明どおり。 ほとんどのギタリストは、アンプやキャビネットの持つ音質個性も含めた音作りをされるので、サウンドメイクの最終結果(ギタリストの狙いどおりの音色)はスピーカから出てきた時の音…なので、そいつをマイクで拾うのが一番ギタリストの意図にかなうからです。 変な言い方ですが、ほとんどのギタリストは「自分が作ったとおりの音」で演奏される事を強く好みます。これ、実はギタリスト(エレキでもアコでも)が特に顕著な性質?でして、他の楽器ではギタリストほどは拘らない人がほとんどです。 で、今ではアンプシミュレータからD.I.BOX経由で、ベース等と同じようなPAシステムを組んでもそこそこの音が作れるご時世になり、ライブでアンプシミュ直での演奏をされるギタリストも増えてはいるのですが、アンプシミュ直だと本人の耳に返ってくる音はPA卓を経由してモニターから出てくる音になります。 しかし、これはプロの大規模なシステムならどうかわかんないですが、私が扱う程度のPAシステム(システムの大きさでは中規模ライブハウス程度相当)では、モニター音が必ずしもギターアンプ直で鳴らす音と同等の質感は出せません。まぁPA技術的な限界があるので… で、そういう音はちょっとイメージに合わないという事で、やっぱギターアンプだね…ってことに大抵はなります。 ただ、コレは内緒ですが(^^ゞ、私のようなアマチュアレベルでは、ギタリストがアンプで鳴らす音よりアンプシミュ直の音の方が遙かに良い事は実はすごく多いです。 しかし、前述のとおりモニターからの音ではほとんどのギタリストが納得できない(ちなみに、モニターからの音と客席向けに出す音は結構違います。客席に出す音の方が自然です。モニターはいろいろ制約があるので)。だからアンプ…というのは、アマチュアでは結構多いですけどね。 (逆に、その当たりの限界をわきまえた上でアンプシミュ使われるベテランも居ますが。そういう人はモニター音の限界はわかっての話になります。あんまり良いギターアンプが用意できてないステージなんかで、ギタリストの要望でアンプシミュ使う事は私の所では時々あります。まぁ、それだけよくわかってる人なら腕も凄腕で、しょぼいギターアンプでもすごくいい音を作れるんですが) >ところが,エレアコは必ずDIを通します。 まぁ実際のところは、エレアコというのはD.I.通してPA卓直に音を送れるから「エレアコ」なんですけどね。そのために、わざわざ?ピックアップを内蔵しているので。 そういう使い方のために開発されたのが、エレアコという(ギター界では比較的)新しい楽器なんですが。 あと、ケースバイケースですけど、エレアコでもギター(エレアコ用)アンプ使ってマイク録りする事は、結構多いですよ。「エレアコ+エレアコ専用アンプ」のスピーカ音にこだわりを持っている『エレアコ弾き』の人もかなり多いです。そういう人には当然アンプにマイク立てます。 不思議なモノで、アマチュアエレアコ弾きでは、「アンプを使う」人は「アンプを使う事が普通」と思っている人がほとんど、「アンプ使わずD.I.直」の人は「アンプを使うのは特殊」と思っている人がほとんどという、不思議な関係があります。なんでなんでしょうねぇ?私もよくわからない。 >エレキギターと同じようにアコギ用のアンプにマイクを置くことをしないのでしょうか? エラアコでマイク録りやりたがる人も、アマチュア界では世間が思っているより多いです。 これは「自分が生音指向」「俺のエレアコは生音がきれい」と思ってる人なら結構多いです。この部分は、私に言わせれば、エレキ弾きのアンプへの拘りと根っこは一緒です 私に言わせれば、「生音指向なら、エレアコ使わずアコギ弾けばいいのに(その方が遙かに音が良い)」「エレアコはアンプやPA通した状態が設計上ベスト音質なのにな」と腹の中で思ってますが、やりたがる人は仕方ないので、欲しがればマイク立てます。 ベースがD.I.通すのは、上記のギター系とは技術的な意味が全然違うのですが、まぁこれは質問から外れるので割愛。 と、まぁ実はそういう理由です。 極論を言えば、アマチュアでは単にギタリスト本人の拘りの場合が多いです。
お礼
詳しいご説明,ありがとうございました。 助かりました。 エレキは,アンプも含めての音を作るからなのですね。よく分かりました。 ありがとうございました。
- k_kota
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エレキギターの場合、アンプも楽器の一部です。 アンプの歪みとかスピーカーの音響特性が合わさって音が出来上がります。 それに音を調整する必要もありますので、必須です。 シミュレーターとか遣う場合には使わない場合もあります。 マイクを近くにくっつけるのはミキサー側の事情です。 エレアコは音としてはギターで完成してるので、あとは電気的に送れる状態にしてやればいいだけです。下手にものを噛ませるとハウりやすくなるだけです。
お礼
エレキはアンプも楽器の一部という表現でものすごくよく分かりました。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 簡潔に書いていただき,ものすごくよく理解できました。 アンプまで含めて楽器というのは腑に落ちました。 ありがとうございました。