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本社工場会計について教えてください
- 本社工場会計について教えてください。本社工場会計とは、本社と工場の会計を独立させる仕組みです。材料の購入や製品の販売は本社が行い、賃金の支払いは本社で行われます。
- 工場での材料の振り替えや製品の振り替えには、内部利益を付加しないことが特徴です。製品は工場で製造されてから本社に納入されるが、一度工場内の製品倉庫に保管されます。
- 工場従業員への賃金支払いについては、製造間接費の一部として計上されます。また、勘定連絡図を使用することで、会計の関係性をわかりやすく整理することができます。
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賞与手当ですが、これを給料として処理することはできません。なぜなら、給料は工員以外の職員に対して支払われる報酬だからです。賞与手当は大抵、諸手当などといった勘定を経て、製造間接費として処理されます。本問では使える勘定の中に諸手当などといった勘定がないため、そのままダイレクトに製造間接費として処理されます。よって、借方に製造間接費がくるわけです。 あと気になったのが、「賃金を仕掛品で代用する」という考え方です。そもそも勘定の代用などは無く、あるのはある勘定の金額が別の勘定に移るということです。(賃金の内、直接工の直接作業時間に対するものは仕掛品勘定に移すなど) 問題を解く際に勘定連絡図を書く必要は無いと思います。私は書きませんでした。ですが、勘定連絡図を頭の中に完璧にインプットしておく必要はあります。なので、日頃から問題を解く際は勘定連絡図を意識すると良いと思います(自分は今、勘定連絡図のこの部分を解いてるんだ!とか)。
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- apccpa
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考え方としては間違ってはいないと思いますが、現実的には考えられません。 まず、仕掛品がすべて完成していなければなりません。仕掛品がすべて完成していないと期末仕掛品原価を算定しなければならないので・・。 あと、そのような考え方をする場合には予定消費賃率を採用していないことが前提にあげられます(実際支給額をそのまま製品に流すので)。ただ、原価管理の観点から予定消費賃率を採用していないというのは考えにくいです。予定消費賃率は消費賃金の計算で使うことによって、各原価計算期間における作業能率を簡単に比較することができます。それにより能率の改善などを行います。しかし予定消費賃率を用いないと各期の賃率が変わってしまうため、作業能率の比較がものすごく難しくなります。また、計算も遅くなります。 それと賃金を実際支給額で製品に流すとなると、製造間接費を実際発生額で仕掛品に流すことになるので(間接労務費(実際支給額)→製造間接費→仕掛品という風に)、原価計算基準が原則として定めている製造間接費の予定配賦がされないことになります。原則ですので実際発生額を配賦するのもありでしょうが、製造間接費の原価管理がありえないくらい難しくなります。
お礼
再度のコメントありがとうございます。 まず、仕掛品がすべて完成していなければなりません。仕掛品がすべて完成していないと期末仕掛品原価を算定しなければならないので・・。 >>なるほど、その通りですね。恥かしい質問をしてしまいました。すみませんでした。 原価管理の観点から予定消費賃率を採用していないというのは考えにくいです >>予定消費賃率を使うと作業能率の改善がしやすくなりそうですね。納得しました。 この度はお忙しい中、大変わかりやすく教えていただき感謝いたします。 ありがとうございました。
お礼
コメントありがとうございました。とても分かりやすく説明していただき、私の間違えに気付くことが出来ました。 なるほど、賞与は諸手当の勘定を使うのですね。根本的に勘違いしていました。 「賃金を仕掛品で代用する」については言葉が見つからなかったのでこのような表現を使いましたが、言いたかったのは「ある勘定の金額が別の勘定に移る」ということです。上手く表現できなくてすみませんでした。さらに今回の場合は「賃金の内、直接工の直接作業時間に対するもの」ということも書かれてないので私の仕訳は間違いだということに気が付きました。ありがとうございます。 すみません。お時間が許されるようでしたら、この考えがあっているかどうかコメントしていただけないでしょうか? 商業簿記の場合、自分の会社と相手の会社の取引を仕訳けで書くことがほとんどなので「ある勘定の金額が別の勘定に移る」という事はなかったけれど(他の会社との取引なのでキッチリ書かなければならない)、工業簿記の場合は自分の工場内での材料から製品までの流れを仕訳けで表現することが多いので「ある勘定の金額が別の勘定に移る」つまり自分の会社内の動きなので多少省いてもOK(今回の場合、諸手当などといった勘定がないため、そのままダイレクトに製造間接費として処理)という事だと思っていますが、この考え方に関しては正しいでしょうか? だとすると 賃金950,000 本社1,050,000 製造間接費100,000 の仕訳けのうち、賃金も製造間接費も最終的には製品勘定に移るはずなので、 製品1,050,000 本社1,050,000 でもOKなのでしょうか? お忙しい所すみませんがよろしくお願いします。