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欧米の高校生・大学生なら、誰もが知っている文学作品って、何がありますか
欧米の高校生・大学生なら、誰もが知っている文学作品って、何がありますか。 例えば日本で言えば、夏目漱石の「こころ」に相当するような...。
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少し視点を変えて、英米文学を読む際にこの知識だけはないととんだ誤解をすると云うものはと考えてみます。 先ず、英米に限らず欧州では「聖書」です。旧約聖書と新約聖書とです。多くの「教養ある」人々は教会などで基本的な事項や高名な挿話は幼児期から習得しています。 英語圏ですと、シェークスピアでしょう。これも通読したと云うよりも人の口に上り易い章句や粗筋を知っている程度でしょうけれども。特に四大悲劇など日本でも訳書の多いものは邦訳でよいのでざっとでも眼をとおされればと思います。 独逸語圏ですと、ギョェテ(所謂ゲーテ)でしょう。これも邦訳が多いものは有名と考えれば良いでしょう。普通は政治的論文や自然科学関係の論文迄は良いでしょう。 仏蘭西語圏は余りに「文学者」の数が多過ぎて絞り込むのも相当の蛮勇を必要とします。スタンダールだけ挙げるのもと云う気がします。 尚、お読みの書籍によっては、それ以外にも相当の影響を受けた書籍が有る場合があります。又、日本では文学と哲学書とに仕切りが有るように思っている向きがありますが、欧州ではそこ迄は壁が高くありません。
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- spring135
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観点を変えてみてはいかがですか。 各国の最高文学書をまず考えてみます。 英文学ではシェィクスピァ(たとえばロミオとジュリエット)、米文学ではメルビル・白鯨、ドイツ文学ではゲーテ(たとえばファウスト)、フランス文学ではスタンダール・赤と黒、ロシア文学ではドストエフスキー(たとえば罪と罰)、トルストイ(戦争と平和)等々。これらは自国では誰もが知っているとみていいでしょう(でなければ問題が成立しません)。しかし、アメリカの高校生がドストエフスキーを誰もが知っているというのはあり得ません。そのような関係を展開してみると、「欧米の高校生・大学生なら、誰もが知っている文学作品」というものはないと思います。 日本の高校生全員が夏目漱石の「こころ」を知っているとは思いません。まして、欧米の文学については知識が乏しいでしょう。そして日本の高校生が世界のレベルに比べて低いとも思いません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど。欧米といったら、広すぎますね。 確かに、イギリス・アメリカ・ドイツ・フランス・ロシア...の 学生なら誰もが知っている文学作品なんて、ありえませんよね。 それに、外国では誰もが知っている文学作品を知らないからといって、 レベルが低いわけでもありませんよね。 ところで、米の代表文学に「白鯨」を挙げていただきましたが、 アメリカでは「白鯨」は、読んでいる人が多いのでしょうか?
- ponman
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それと、「知っている」がその存在を認知しているという意味か、読んだ事があるという意味かもお願いします。 「こころ」も、国語の教材になったりするから認知度が高いってだけのような気もしますが。例えが宜しくない。日本という一国家の概念と欧米という多くの国家を含む概念を同列に扱っている点でも。
お礼
再度、すみません...。 NO.2でも、補足欄に投稿させていただいております。
補足
表現がまずくて、申し訳ありません。 では、「読んだことがある」という意味で お願いいたします。
- ponman
- ベストアンサー率18% (213/1126)
欧米では範囲が曖昧且つ広大なので、もっと絞り込んでください。
お礼
すみません。「回答への補足欄」に書き込みをさせていただいていたのですが、 ponman さまへ、伝わっていないかもしれない(補足欄では、メールが届いて いないかもしれない)と思い、お礼欄に投稿させていただきます。
補足
では、アメリカでお願いいたします。
お礼
とても参考になるご意見、どうもありがとうございます。 確かに、「聖書」は日本人にはあまり馴染みがありませんが、 欧米では”常識”ですよね。 そういえば、どなただったか忘れましたが、翻訳家の方でしたが、 「英語の翻訳をする人は、聖書とギリシャ神話の知識は必須。」 とおっしゃっていたのを思い出しました。 シェークスピアは、有名な文句は、聞いた時に「あっ、シェークスピアの 一節だ。」と分かる程度には知っておいた方が良いでしょうねえ。 ゲーテも「ファウスト」と「若きウェルテルの悩み」。 難しそうですが、通読、がんばってみます。(読破できるかしら...) 今は世界の文学作品の多くが、「まんがで読めるシリーズ」になっているので、 とりあえず、まんがで大雑把な粗筋を知っておくのも、良いかもしれません。 哲学と聞けば、私などは思わず身構えてしまうのですが、 哲学書もたくさん、まんが本になっているので、いきなり翻訳本を 手に取るのではなく、まんがで大枠を捉えてみようかな。 とても勉強になるご回答、どうもありがとうございました。