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トラックのエアサス?
トラックのエアサス? トラック輸送時の荷崩れ等の評価を行っています。 トラックについて疎いもので、質問させて下さい。 トラックの荷台には、荷物の荷崩れを防ぐためにエアサスが備えられていると認識しています。 ふと聞いた話なのですが、このエアサスが備えられていないトラックが存在するとのことなのですが、 それはトラックの中でも型が古いものだという認識でよいのでしょうか? また、エアサスの有無で、荷物の安定性は大幅に変わるものなのでしょうか?
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大型車(特にふそう車)好きの一般人です。 >エアサスが備えられていないトラックが存在するとのことなのですが、 それはトラックの中でも型が古いものだという認識でよいのでしょうか? まず、 揺れなどに強いものを運ぶときはリーフサス(板ばね)、 揺れなどにかなり弱いもの(精密機器や医薬品とか)を運ぶときは 総輪エアサス車、 上の二つの中間のもの(野菜や果物とかかな?)を運ぶときは後輪エアサス車、 という風に使い分けられています。 つまり、「エアサスが無いからって古い」というのは間違っているのです。 ちなみに、 三菱ふそうスーパーグレートのカーゴ車の8×4低床車では、 リーフサス車が2タイプ、 後輪エアサス車が6タイプ、 総輪エアサス車が5タイプ、 のラインナップです、つまり、リーフサスも需要があるんです。 次に、 >エアサスの有無で、荷物の安定性は大幅に変わるものなのでしょうか? まず、エアサスの利点ですが、 1.突き上げ、大きな縦ユレをソフトに吸収してくれる=荷痛みなどが低減。 2.サスが水平を維持してくれるので荷崩れの減少につながる。 3.サスの硬さを調節できる=いろんな荷物に対応できる。 4.振動が少ないので乗り心地がいい⇒バスと同じ。 そのほかにもいろいろ... もし、「エアサスを体感してみたい!」と思っているのでしたら、 高速バスがおススメです!エアサスがなぜいいのかがよくわかります。 それに、バスなら大きな駅には必ず一台はありますから... もし、バスで遊びに行くときには少しエアサスを気にしながら乗ってみてください! 『百聞は一‘見’に如かず』です...
元大型トラック乗りです。 エアサス仕様、リーフサス仕様のどちらも経験があります。 エアサス仕様のほうが、荷崩れしにくいなんてことは絶対ありません。 どっちが荷崩れしにくいかは、サスの仕様ではなく、運転手の積み方に大きく関わってきます。 あとは、運転の仕方もですね。 きちんと積んで、きちとラッシングして、安全に運べば、荷崩れしません。 エアサスもリーフサスも関係無いですね。
- LB05
- ベストアンサー率52% (593/1121)
クルマの研究者です。トラック用エアサス、若い頃作りましたよ~、小型トラックから大型まで。現在でも、開発当時に自分もちょっとタッチしたエアサストラックが路上を走ってます。 さて。 >トラックの荷台には、荷物の荷崩れを防ぐためにエアサスが備えられていると認識しています。 それは精密機器を輸送する為の、非常に特殊なトラックです。 一般的に言うエアサス(=エア・サスペンション)とは荷台に仕掛けられている装置では無く、いわゆる懸架装置(サスペンション=タイヤと台車を繋ぐモノ)のばねが空気ばねだというだけです。 このサス、荷崩れ防止というよりは、他の御回答者様の御指摘もある様に荷痛み対策ですね。 実は定積(ていせき=設計値通りの積載量)では荷台振動はそれほどヒドくはありませんが、エアサスで無い金属ばねのサスの場合、半積(定積の半分ぐらいの重さしか荷物を積んでいない状態)ではどうしても荷台振動が大きくなる荷物重量があり、野菜や果物、ケーキやパンなど『軽量でカサがあるもの』を積んだ時(荷台は一杯だが重量的には余裕がある状態)に荷物が痛み易いという欠点があります。 そこでエアサス登場。空気ばねなら積載量に関わらず荷台振動を一定に保つ事が出来(学問的な用語で言うと『荷台共振周波数を一定に出来る』となります)、軽量カサものの荷痛みに対して効果的です。 >このエアサスが備えられていないトラックが存在するとのことなのですが、 それはトラックの中でも型が古いものだという認識でよいのでしょうか? 空気ばねが使われていないフツーのトラックでは、板ばねが使われています。これは長いばね材の板を曲げることによってばねとしている構造です。(ちょっと小言を言いますけど・・・機械を相手にする調べ物では、必ず現物を見ましょうね。トラックなんか、そこら中にありますよ。パソコンの前に座ってないで、ちょっと町に出て止まっているトラックのタイヤ周りを覗いてみましょう。前後に長い金属製の板で車軸が固定されている事が判りますし、エアサス車なら黒いゴムの樽みたいなモノ=空気ばねで車軸を支えているところが見られます。町にあるトラックを何台か見たら、『それはトラックの中でも型が古いものだという認識』どころか金属ばねが普通のトラックで、エアサス車なんて滅多に走ってない事が判ります。) >エアサスの有無で、荷物の安定性は大幅に変わるものなのでしょうか? エアサス自体では、荷物の安定性は大幅には変わりません。 っというのも、荷痛みは必ず荷崩れの結果起こる事ではないのです。見た目荷崩れが起こっていなくても、例えば・・・イチゴとかバナナとかモモなんかはより顕著かな?荷台振動が大きいと、果物同士で重なっているところが痛んでしまいます。(ケーキ類だと局所的な荷崩れが見られますが・・・プリンだと液状化!を起こしてカラメルが上がって来たり、ミルフィーユは地滑りし、モンブランは栗が滑落します。) こういった荷物の損傷の比率が、荷台振動が小さい(学問的に言いますと、荷痛みが発生する周波数帯の振動パワーを小さく出来る、となります)エアサス車だと低くなるというワケです(残念ながら決してゼロにはなりませんが。)
お礼
コメントありがとうございます。 諸々具体例を挙げて頂き、非常に理解が深まりました。 エアサス=最近のものという間違った理解をしておりまして、 トラックの荷台に「エアサス搭載車」等と書いてあるのかと思っていました。 私の荷物対象は、総量500kg近くのもので、 単体では15kg程のものが積層したものです。 その荷物の輸送にあたり、荷崩れする恐れがないかということで 輸送試験を実施しています。 皆様のおっしゃるように、荷造りをしっかりしないと荷崩れが確認されました。 いかに簡易な梱包形態で荷崩れしないかを調査しています。
- brenzo
- ベストアンサー率40% (103/253)
大学の研究か何かだと思いますけど、回答の中のわからない単語は検索すればすぐにわかりますから、そのくらいの努力はされたほうが良い評価が出来ると思いますよ。 厳密に言えば「荷崩れ」は運転操作とか荷物の固定方法でいくらでも改善できるので、エアサスの何が良いと言うのは「荷痛み」が抑えられる点です。 荷崩れの主要因は運転操作(人的要因)によるもので、荷痛みの主要因は路面から受ける振動(環境要因)と考えてもよいですね。 エアサスが荷痛みに対して効果的なのは、その名のとおり空気袋がバネになっているので小振幅ないしは高周波の振動の吸収が金属板バネ(リーフスプリング)よりも優れているところです。 そのほかにも車高やバネ定数を自由に変化させられる点が良いのですが荷痛みに関しては副次的な項目です。 トラックの(操縦)安定性は「(積荷を含めた)重心位置」によって大幅に変化するので普通のサスペンションかエアサスかでどうだってことは詳しくいえないです。 ご参考まで
お礼
コメントありがとうございます。 用語につきましては、申し訳ありません。 エアサスの利点を見つけられず、質問させて頂いた次第です。 しかし、必ずしもいいことばかりではなく、用途やそれぞれの方式のデメリットを 熟知した上で荷物を運搬しているということですね。
- o-sai
- ベストアンサー率19% (199/1001)
荷降ろしの際、ホームとの水平を制御しやすいということもあります。 でも油圧で姿勢制御できるトラックもあるから、エアサスに優位性があるのかどうかは・・・ エアサスだけで姿勢制御までできるから合理的、という利点だと思いますが、どうでしょうか。 設計が新しいほどコストパフォーマンス的に進化してますよね。
お礼
コメントありがとうございます。 >設計が新しいほどコストパフォーマンス的に進化 確かにおっしゃる通りですね。
精密機械などを輸送する場合は、エアサス装備のトラックが多用されますが、そうではない場合、車体が安価なリーフスプリングのサスペンションが使用されます。 荷崩れ自体に大きく貢献する装備ではありません。
お礼
コメントありがとうございます。 リーフスプリング・サスペンションとは、一般の自動車のようなサス構造のことでしょうか?
- gigamax2
- ベストアンサー率27% (170/628)
こんばんは。 >トラックの荷台には、荷物の荷崩れを防ぐためにエアサスが備えられていると認識 しています この認識には少々誤解があります。精密機械等、振動に弱い荷物に対してはエアサ スの恩恵はかなりありますが、荷崩れに関しての要因は運転の仕方と積荷の状態が 大半の原因を占めています。 >ふと聞いた話なのですが、このエアサスが備えられていないトラックが存在するとの ことなのですが、それはトラックの中でも型が古いものだという認識でよいのでしょうか? ですので、この認識にも誤りがあります。トラックのサスペンションは前回答者にもあり ました通り、使用状況やコスト含めて運送会社が決めている場合が殆どです。リーフ車 が未だにあるのはその為で、決して古いとか遅れているとは言えないのです。 初期型のエアサスはロールが酷くて荷崩れの要因にすらなっていた事例もありますが、 最近のものは大分改善はされてはいます。とは言え、リーフに比べれば戻りは遅いです が・・・。 結論をまとめますと、リーフ・エアサス共に利点、欠点があり一概にどちらが荷崩れに対 して強いと言い切れない事です。荷物や路面・運転状況によっては立場が逆転すらし得る事と認識された方が良いです。
お礼
詳細なコメントありがとうございます。 参考になります。 >荷崩れに関しての要因は運転の仕方と積荷の状態が 大半の原因を占めています。 なるほど、です。 リーフ・エアサスは用途によりけりという印象なのですが、 リーフ車・エアサス車の価格差はどの程度なのでしょうか?
エアサスについてはそれぞれの運送会社で違います。 まず、何を運ぶかです。 たとえ新車でも、鋼材、木材、車両などではリーフサス(板ばね)が標準です。 ガラス、機材、精密機器などは荷台が跳ねる時に、破損や荷崩れを防ぐ意味でエアサス仕様になります。 また、エアサスほど安定性に欠ける車は無いというくらいローリング(横揺れ)が大きくなる傾向があり、急カーブでの横転事故も増えているのです。割合的にはエアサス7:リーフサス3でしょうか。 地域によっては逆転するところもあるようです。 メーカー側ではエアサスを標準装備にしていますが、需要の違いから、コクピット装備、エンジン、サスペンション、ボデータイプ、タイヤ、荷台仕様、ミッションに至るまでを切り離してオーダーメイド形式で受注しているようです。
お礼
コメントありがとうございます。 用途によりけりというところなのですね。 >エアサスほど安定性に欠ける車は無いというくらいローリング(横揺れ)が大きくなる傾向があり、急カーブでの横転事故も増えているのです。 申し訳ありません。少し理解ができませんでした。。。
お礼
コメントありがとうございます。 トラックに乗られていたとのことで、貴重なご意見、 大変参考になります。 エアサス・リーフサス両者と荷崩れの関係性はなく、 運転によるところが大きいということですね。