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インクについて
インクジェットプリンタのインクで、顔料系インクとか染料系とかありますがそれぞれの性質を教えてください。 よろしくお願いします。
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・顔料系は染料系に比べて、くっきりとした印刷が可能です。 ・顔料系は染料系に比べて、耐水性、対光性が高いです。 ・顔料系は染料系に比べて、乾くのが少し遅いです。 てなところでしょうか。 性能的には顔料系のほうが上なのですが、インクジェットプリンタとして使うには、技術的に高度なものが必要だったりするため、現在のところ、染料系プリンタの方が種類・数ともに多数なようです。
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- MORGEN
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染料とは、書いて字の通り、色を染めるもので、例えば元々ピンクの紙に青い染料系のインクでプリントするとピンクをもっと青く染めるという意味になり、紫っぽい印刷結果になります。 ですから、染料系のインクで一度プリントした上にもう一度プリントを重ねたりすると、色のたし算になって2つの絵が透け合ったような印刷結果になります。 これに対し、顔料とは、下に重なったものの色を隠してしまうインクです。 ペンキのような感じと想像して下さい。 ただし、薄い色のプリントの場合は吹きつけられたインクの粒子同士の間から下地が覗くので、ある程度下地の色も生きてしまいますが。 まあ、これはスプレーペンキを想像していただくとお解りかと思います。 吹きつける量が少ないと、色が薄く、下地の色は隠れきりません。 そして、染料系のインクは基本的には紙に浸透して染めるのに対し、顔料系インクは、前述のように下地を覆うだけの厚みを持つインクですから、プリントしたものも、触ってみると僅かに厚みを感じます。 また、「厚みを感じる」ということは、紙の上に「へばりついている」様な状態ということなので、印刷面を強くこすると、インクの粒によってツヤ消しっぽくなった印刷面に、多少粒子感の失われた擦り跡がついたりします。 ですから、摩擦に強いのは染料系のインクということになりますが、逆に染料系は顔料系に比べて光が当たることによって退色し易いというデメリットもあります。 まあ耐候性に関しては、最近はかなり改善されているようですが。
お礼
ありがとうございました。 「ほぉ、ほぉ」と頷きながら回答を読ませていただきました。 原理から教えていただいたので、よく理解できました。
染料系は発色がきれいだが耐水性が弱く、色落ちも早い。 顔料系は色合いでやや劣るものの、耐水性に優れ、 長持ちします。 用途でわけるなら、屋内での使用、短期間ならば染料系、 屋外での使用、長期間ならば顔料系です。 大雑把ですが、そんな感じです。
お礼
ありがとうございました。 用途によってもこのように使い分けができるということが分かりました。 参考にさせていただきます!
お礼
ありがとうございました。 すっきりとまとめていただいたので、知識の無い私でも違いが理解できました。