- ベストアンサー
すこしやりがいのある積分の微分
この積分をtで微分する問題です. ∞ W(t)=∫exp(-rs)*R(s)ds t です. 僕の考えとしては, まず,定積分を求め,tの変数として求めてから, tで微分すると思います. つまり,exp(-rs)部分は,∞で,0となり,計算がしやすくなるはずです.しかし,∫の中身がsに関する合成関数なのです.部分積分をやったり,いろいろ試したのですが,複雑に考えてしまい,できませんでした. 最終的に証明したい結果は, 上記積分を,tで微分すると, ∴ r=R/W+{(dW/dt)/W} ※(dW/dt)は,Wのドットです. となる関係を導出したいわけです. この関係は答えです. どうぞ,よろしくお願いします.
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
追伸まで #1mmkyです。#2のibm_111さんのご指摘のとおりですね。 確かに、 W(t)={R(s)}⇒W'(t)={R'(s)}において飛躍はありますね。e^-rs を変換子として、W(t)={R(s)}を定義し、その上で、微分形の変換をW'(t)={R'(s)} と定義すればということなんですね。W(t)やW'(t)は単に表示記号という見方ですね。 それにしてもちょっと変則的すぎましたか。 質問者さんにわかるように書かないとだめかな。 例えば、f(t)のフーリエ変換(F)の片側はラプラス変換(L)になりますね。 F(p)=L{f(t)}=∫[0→∞]e^-pt*f(t)dt f'(t)のラプラス変換は、 L{f'(t)}=∫[0→∞]e^-pt*f'(t)dt =p*L{f(t)}=p*F(p) になりますね。これをあらためてF'(p) と定義したということなんです。 質問の式は、F→W, f→R,t→s, p→r, 0→tになっていますね。でも同じ形式だから、 W(r)=L{R(s)}=∫[t→∞]e^-rs*R(s)ds そんな感じで書いてます。 参考になるかどうか。
その他の回答 (6)
- siegmund
- ベストアンサー率64% (701/1090)
siegmund です. 問題が違っていて,本当は (1) W(t) =∫{-t~∞} exp[-r(s-t)] R(s) ds ですか. なるほど,それならわかりました. (2) r = R/W + {(dW/dt)/W} の導出は grothendieck さんの書かれているとおりです. さて,意味はむしろ(2)の分母を払った (3) dW(t)/dt -rW(t) = -R(t) から出発する方がよいでしょう. これはいわゆる一階線形微分方程式ですから, 標準的解法によって解けます. 今の場合ですと,両辺に exp(-rt) をかけて,左辺が (4) exp(-rt)dW(t)/dt - exp(-rt)rW(t) = (d/dt) {exp(-rt) W(t)} であることを使えば容易に解が求められます. もとの積分(1)は,この方法で求めた解(で,適当な境界条件をとったもの) になっています.
お礼
やはり,そうでしたか.どうもありがとうございます.この解法たいへん参考になりました.
- grothendieck
- ベストアンサー率62% (328/524)
すみません。私の先ほどの回答で「自然対数をとってみると」というところは「自然対数をとってtで微分してみると」に訂正して下さい。
- grothendieck
- ベストアンサー率62% (328/524)
補足に書かれている0時点からの定積分をt時点からの定積分に直すというのはよく分かりませんが…パラメーターが積分区間と被積分関数の両方に入っている場合のパラメーターに関する微分ということでお答えします。f(s,t)について適当な連続性や偏微分と積分の交換可能性を仮定すると (d/dt)∫{t~}f(s,t)ds = lim(1/Δt){-∫{t~t+Δt}f(s,t+Δt)ds + ∫{t~}(f(s,t+Δt)-f(s,t))ds} = -f(t,t) + ∫{t~}∂f(s,t)/∂tds という公式が(たぶん)成り立ちます。(dW/dt)/Wがあるので対数にしたら良さそうということで W(t)=∫{t~}exp(-r(s-t))*R(s)ds の両辺の自然対数をとってみると 左辺=(dW/dt)/W 右辺は上の公式を使うと 右辺=(-R(t)+rW)/W となるので r=(dW/dt)/W + R/W となります。それにしても面白い積分ですね。どのような意味があるのか教えてもらえませんか。
お礼
どうも,ありがとうございました.問題(本)が間違っているとも知らず,迷惑おかけしました. お礼が遅れましたが,意味については, 無限大まで続くR(s)という関数があり,あるt時点でのR(s)の現在価値を求めるといった論理です.exp(-rs)のrは割引率のようです.債券など投資計算に用いられたりします.
- siegmund
- ベストアンサー率64% (701/1090)
え~と,仮に (1) R(s) = 1 としてみると,積分は簡単で (2) W(t) =∫{-t ~∞} exp(-rs) ds = (1/r) exp(-rt) です. (4) R/W = r exp(rt) (5) (dW/dt)/W = - exp(-rt) / {(1/r) exp(-rt)} = - r となって, (6) r = R/W + {(dW/dt)/W} はなりたっていないように思えますが... 私,何か勘違いしていますかね.
お礼
上でのお礼に代えさせていただきます.ありがとうございました.
rはtの関数ですか?それとも、定数? ちなみにmmkyさんの答えは、 W(t)={R(s)}⇒W'(t)={R'(s)}においてギャップがあるのでは?
補足
ご多忙のところみなさんの意見ありがとうございます.ちょっと,いまは時間がとれそうにないので,ちょっとあとでゆっくり見させて頂きます.とりあえず,ibm111さんの質問で,rは定数です. それと, 問題自体が間違っていると指摘する,周りの識者(おおげさ)もいました. つまり, ∞ W(t)=∫exp(-r(s-t))*R(s)ds t とすべきだということです. つまり,0時点からの定積分を,t時点の定積分に直すので,そうすべきだというのです...たしかに,答えに行きそうな気がしています.
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
参考程度に W(t)=∫[t~∞]exp(-rs)*R(s)ds で与えられた形式は、s→∞、exp(-rs)*R(s)→0 という積分表示形なので、直接的に微積分を行うのではなく、ラプラスの積分表示と同じように、 この形式が関数R(s)の変換形式と考えればよく, R(s)の積分変換形式を{R(s)}=W(t) と置けば、 W(t)={R(s)}=∫[t~∞]exp(-rs)*R(s)ds W'(t)={R'(s)}=∫[t~∞]exp(-rs)*R'(s)ds =R(s)exp(-rs)|[t~∞] +r*∫[t~∞]exp(-rs)*R(s)ds =-R(t)exp(-rt)+r*W(t) r=W'(t)/W(t)+R(t)exp(-rt)/W(t) tを t→0 に取れば、 r=W'(t)/W(t)+R(t)/W(t) の形式が得られます。 そんな感じにも取れますね。 参考程度に
お礼
上でのお礼に代えさせていただきます.早々の回答ありがとうございました.
お礼
問題に難があり,ご迷惑をおかけしました.ちょっと分かりにくいところもありましたが,解法などたいへん参考になりました.詳しい説明ありがとうございました.