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日本にあるアメリカ軍基地は、日本に戦争を仕掛けさせないための、抑止力の
日本にあるアメリカ軍基地は、日本に戦争を仕掛けさせないための、抑止力のために存在しているのでしょうか。 少なくとも、抑止力が一番の目的と考えればよいのでしょうか。
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違います。 アメリカと敵対してる国を抑止するためですよ。 日本は地球上でもっともアメリカに従順です。
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- Lux_et_Veritas
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「当初は」確実にそうだったと言えるでしょう。そもそも日本に軍隊の保有を認めず、軍隊を完全に解散させたのは日本を占領していたアメリカですからね。「日本が軍隊を持ったらまた侵略戦争を開始するんじゃないか」と言う(正直に言うならあんまり根拠のない)心配から日本から軍備を取りあげたわけです、が、冷戦の開始と朝鮮戦争の勃発でその空気が一変します。日本から軍隊を取りあげた張本人であるアメリカが日本政府に自衛隊の前身となる「警察予備隊」の創設を命じました(1950年7月8日)。1952年に警察予備隊は保安隊に改編され、1954年に晴れて陸上自衛隊になりました。海上自衛隊も似たような経緯を辿っており、1952年に海上保安庁の一機関として創立されたものが1954年に海上自衛隊に改編されています。 警察予備隊の主な設立理由は、朝鮮戦争で日本に駐留していた米軍部隊が朝鮮半島に派兵されている間に日本本土で発生する軍事的空白を埋めるため、であり、この時点で「日本に戦争を仕掛けさせないための抑止力」と言う役割はほぼ完全に失われています。また、実際設立された警察予備隊は75000人規模のものでしたが当初アメリカは30万から35万人規模の本格的な「軍隊」の再建を主張していたといわれます。当事首相だった吉田茂が日本側にそんな経済的余裕はなく、そのような再軍備は国民感情に悪影響を与えかねないと言って75000人規模に落ち着いたわけですが見ての通り、すでにアメリカ側は日本を抑止しようなんていう意思は微塵もありません。 ベトナム戦争時になるとこれはさらに顕著で、アメリカ側は日本に憲法を改正してもらって自衛隊を派遣してもらおうと本気で考えるようになっていました。ただしいくら日本がアメリカの同盟国だと言っても憲法改正を強いて参戦させる事は難しい、との結論に達したのでこれは実現しませんでした。今でも「日本にアメリカ軍の基地があるのは日本を監視するためだ」と主張する人はいるにはいますが、それは主に中国や韓国のように「そうであって欲しい」からそう言ってるだけであり(逆の言い方をするなら日本が再軍備するより自衛隊のままであった方が都合が良い)現実は大分異なります。例えば日本が再軍備化すると言ったら中国や韓国は批判するでしょうが、アメリカはどちらかと言えば喜ぶでしょう(自分の今やっている戦争に人員を派遣するなら、でしょうが)。 抑止力が一番の目的と言うのは間違いないでしょうが、その相手は確実に日本ではありません。どこ相手の抑止力かはすでにphjさんが述べていられてるので割愛させていただきます。
- TrailJoy
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アメリカ側の目的は他の方の回答の通りです。 一方日本側にも目的があります。 日本には自衛隊がありますが、元々日本国憲法は軍隊を放棄するよう 書いていますので、あくまで専守防衛。しかも自衛隊を増強すると すぐに中国韓国が日本大使館の前で大騒ぎをします。 そこで自国の軍備をある程度抑えながらも防衛力を補強するために 米軍を日本各地に配置しているのです。アメリカさんはその点も 分かっているので、米軍基地に対して日本国の予算を出せと言って くるのです。
- phj
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こういうことを考えるのを「地政学」といいます。 ぜひ地図を見てください。 まずアメリカの位置ですが、当然太平洋と大西洋に面しています。まず大西洋側は北のほうに行けば、同盟国の英国をはじめにNATO諸国があり、アフリカについては大西洋を遊弋している米軍艦隊で対応できます(アフリカはフランスの影響も強いです)地中海についてはNATO軍の軍港もありますし、中近東に向かってはトルコに米軍基地があります。 太平洋を見てみると、まず目に付くのがアラスカで旧ソ連(ロシア)とにらみ合っていることです。冷戦時代はソ連が太平洋に勝手に出てこないようにするのが重要でした。 そのため、アラスカの突端から日本の北海道まで千島列島(ロシア領)に沿うようにアリューシャン列島に米軍基地がおかれており、ソ連艦隊や潜水艦の行動を監視していました。 そしてアラスカから伸びる米軍の哨戒網の先にあるのが北海道で、ここにも米軍基地がありますし、北海道はソ連の領海侵犯が多かったので、自衛隊が監視しながら米軍と連携していました。 そして本州に入ると横田基地・横須賀基地などがあり、同盟国日本の抑止力として駐留しています。日本国は一応独立国なので本土防衛は自衛隊の責務でもあります。 そしてソ連の次に注意すべき共産国の中国と北朝鮮の動向を監視するために(台湾を守るためでもありますが)沖縄に米軍がいます。韓国と北朝鮮は停戦であって、終戦ではないことも米軍が撤退できない要因のひとつです。 さらに沖縄からグアムを結ぶと、その先に同盟国であるオーストラリアが見えてきます。今は無くなりましたが、ベトナムやカンボジアが共産化していた頃(ベトナム戦争時あたり)はベトナムの真横にあるフィリピンの米軍基地も重要でした。 これらの監視網と基地でアメリカは太平洋を自国の海同然に行動することができるのですが、これだとユーラシア大陸に目が行き届きません。 そのために、横須賀とグアムに大多数の軍隊が駐留している、第7艦隊がインド洋まで遊弋して監視活動を行います。そして中央アジアのキルギスやウズベキスタンに航空機の基地をおき、トルコまで監視網が継続するようになっています。 もちろんユーラシア大陸の北側はほとんどロシア(旧ソ連)であり、東側は中国ですので、アメリカの同盟国はインド洋側に偏っていることになります。 結局アメリカがインド洋まで補給線を継続させようとすると(つまり有事にすばやく軍を展開できるようにするには)、太平洋の西の端にあるグアムが重要になってきます。だから米軍再編でグアムに主力を移す構想がアメリカで進んでいるのですが、フィリピンの基地が無くなったため、グアムのような小さな島ではすべてをまかなうことができず、結局太平洋の西の端で大陸からちょっと離れて浮かんでいる、日本列島が重要になるわけです。 日本にとっては、米軍基地があるために近隣諸国が攻めてこないという抑止力になります。逆にアメリカから見れば、日本があることで太平洋からインド洋まで、米軍をくまなく展開して世界ににらみを利かせることができるのです。 このおかげで日本は自衛隊以上の戦力を持たずに、経済成長できたのは事実です。 今は日本も再度戦略を考えるべきときですが、米軍が出て行けば、自国の力だけで他国の侵略を止める必要がでてきます。その点だけみれば、日本にいる米軍は確かに大きな抑止力だといえます。
- tpg0
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1945年8月15日に日本は敗戦し直後に日本は米国軍に占領されました。 戦時中に日本軍の主な基地だった所は全て米軍によって占領されるか処分されたのです。 沖縄は、全土が1972年の返還まで占領されたのです。 日本に米軍が駐留してる根拠は、日米安全保障条約が締結してるからです。 北方領土は未だにロシア(旧ソ連)に占領されてるのです。 サハリン(樺太)の南半分は日本の領土でしたが、敗戦によって取り上げられました。 日本は敗戦国なのです。 アメリカがソ連と同じような考えだったら沖縄は返還しないでしょう。 1960年の安保締結は日本政府が米軍駐留を認めた条約なのです。
- Baku7770
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言うなれば東南アジア太平洋地域への抑止力です。 話題となっている沖縄を中心に半径2000kmの円を描くと、フィリピン全土、北朝鮮全土、中国の北京や海南島まで入ります。 横須賀は米軍でも唯一の空母の海外母港ですし、佐世保には海軍の強襲揚陸部隊が駐屯しています。日本に対する抑止力という小さな意味合いではなく、アジア太平洋地域の安全保障の中核となる重要な位置づけです。
- debukuro
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アメリカが日本を守ってやるから費用を負担せよ そしてアメリカの安全のためにソ連(今はロシア)と中国を封じ込めるための基地を提供せよ こういうことです 地図を見ればアメリカの言うことがよく分かると思います
- konoha_0224 ヤフー(@konoha0224)
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抑止力の意味もありますし、アメリカと中国・韓国・北朝鮮が戦争になった時に拠点とするためでもあります。抑止力が一番の目的となっていますが、本当はどちらが一番かはアメリカに聞いてみないと分かりませんね。
- mojitto
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アジアで有事が起きた際に、出張りやすいからです。 アメリカ本土から出撃したら、時間もかかりますしね。 グアムよりも日本のほうが近いですし、治安や経済、物資が安定している国でないと、基地を置きたくないですからね。