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企業の連結決算は、どの範囲まで?
企業の連結決算は、どの範囲まで? 連結決算について質問です。 「連結決算とは、資本的および実質的に支配従属関係にある法的に独立した複数の会社からなる企業集団を、経済的な観点から単一の組織体とみなして、その経営成績および財政状態を把握するための決算方法のこと」(あずさ監査法人) 言葉の定義は上記で理解できるのですが、具体的にどの範囲までが連結決算対象となるのでしょうか。 たとえば、企業Aのある部門が分社・独立するとします(分社化した会社をベンチャーBとします)。 通常の分社化の場合、ベンチャーBの親会社である企業Aが全株式を保有することになると思いますが、分社化にあたり、ベンチャーBは他社(企業Cとします)からの資本も受け入れるとします。 つまり、ベンチャーBは企業Aと企業Cの2社が親会社ということになりますが、企業Aや企業CにとってベンチャーBが連結対象になる要素は、出資比率ということになるのでしょうか。 また、出資比率の場合、たとえば下記のような場合はどうなるのでしょうか。 ・企業A:企業C=6:4 ・企業A:企業C=5:5 ・企業A:企業C=4:6(あるいは3:7) もしくは、上記でいう「実質的に支配従属関係」というのは、必ずしも出資比率だけではないのでしょうか。 たとえば、企業Aと企業Cの出資比率が仮に4:6だったとしても、両社が取締役を派遣するなど経営面で何らかの関与をしていれば、両社ともベンチャーBを連結対象にすることができるのでしょうか。 質問ばかりで申し訳ありません。 ご回答いただければ幸いです。
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- santa1781
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(1)A,B社の連結決算では、A社B社の個別決算とAB間の相対取引を除外した決算書を作る。 (2)C,B社の連結決算では、C社B社の個別決算とCB間の相対取引を除外した決算書を作る。 (1)の事例の場合、A社は黒字で非常に優良企業。B社は赤字企業。A社だけの単独決算を見たら、投資家はA社に投資をする。しかし、連結決算を見れば、B社への売上が大多数を占めており、AB間の取引を相殺した結果、赤字になる場合が多数ある。
- santa1781
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50%以上の株式を保有している場合、子会社となります。取締役派遣などは関係ありません。所有株式が20%~50%までを関連会社といいます。親会社・子会社が50%以上株を保有すると孫会社になり、連結決算対象になります。 親会社/子会社/関連会社/孫会社は連結決算の対象です。有名な村上ファンドは、上場企業の株式を19.9%保有し、連結決算の対象から外していました。
お礼
ご回答ありがとうございます! 基本はしっかり理解できました。 ところで、上記の例の場合、企業Aと企業Cの出資比率は20%:80%だと仮定します。 両社ともベンチャーBは連結対象になると思いますが、両社はベンチャーBの売上高・経常利益ともそれぞれ全額を連結で加算するのでしょうか。 出資比率に応じて、連結加算する額面の割合も変わってくるのでしょうか。 ※例※ ベンチャーBの売上高が1,000万だとすると、企業Aはそのうち200万、企業Cは残り800万を連結対象とするのでしょうか。