精神障害者に対する偏見

質問

先日も母親が自分の子供を殺傷（？）した事件があったとき、アナウンサーが最後に「母親は精神病院に通院してました」といっていたと思います。その他何か事件があったときか、通院歴があると必ずそれを発表します。
　これってなぜですか？　精神科に通院や入院したことがある人は犯罪を犯す確立が高いということですか？その他の病気で同じように報道されることがありますか？
　私はこれらの報道にとても頭にきます。
　また、うつ病で苦しんでいる人に対して、「そんなのは気持ちの持ちようだから」などと、全く理解してないで間違った判断をする人もたくさんいます。
　精神病を理解することは無理なんでしょうか？
また、少なくとも罪を犯した人の報道で通院歴などを発表することを止められないのでしょうか。（個人の通院歴などを公表していいものなのですか？）

回答No.5

love_junkie28 · ベストアンサー

精神障害あるいは精神障害者について、社会における理解度は余りにも低いと思っています。
そんな状況で
「精神科への通院歴がある」
という一言を添えるだけというのは、余りにも乱暴ですよね。
おっしゃるとおり、意図もよくわかりません。
その病気はどんな原因で起きるのか、どんな病気なのか、
それすら他の内科的疾患ほど理解されていないというのに
「事件を起こす＝精神科への通院歴」
という関連付けをするだけのような報道をすることになんの意味があるのか、と思います。
事件の背景の一つとして事実を述べたのだとしても、
その人がそれまで生きてきた他の要素にはほとんど触れられることはありません。
せいぜいワイドショーで、近所の人の井戸端会議の延長みたいな
インタビューが出るくらいのものでしょう。
しかも、メディアが作り上げたい容疑者の人間像に近いコメントだけを取り出して。

このような報道の仕方は、当分直らないかもしれません。
きっと、精神障害者を誤認逮捕したり、冤罪判決を下したりしたことが明らかになったり、
精神障害者の人権を侵害したことでマスコミが裁判に負けるようなことがない限り、
人々は進んで理解しようと思わないでしょうし、理解したところでそこに
「社会性に反する」ことを認めメディアの姿勢として（啓蒙・啓発も含めて）適切な形で
情報を提供していく流れにはなりにくいと思います。

私は、身内にも身近にも精神障害者がいないのですが、
それでもマスコミの報道姿勢に憤りを感じることが多々あります。
精神障害者の方、またその家族、友人などの気持ちを考えるとやりきれない気持ちになります。
だからといってどうすることも出来ないのですが…

ただ、精神障害者や精神病について理解をすることは一人一人の
気持ちの持ちようだとは思います。

全く参考にならず、私の個人的意見だけをずらずらと書き連ねてしまいましたが、
kazu914さんの質問と同じことを私も感じていたので、書かせていただきました。
お邪魔しました。

お礼

私は、身近に精神障害者の方がいます。作業所で一生懸命働いている人、鬱が激しくなると自宅に閉じこもってしまって周囲に大変な心配をかける人、季節の変わり目になると急に服装が派手になってチョッと危ない人(やーさん)のような口調で私の前に現れる人。でもみんな何とか入院せずに地域で生活しています。　精神障害を全員に理解してほしいとは思っていません。でも、マスコミという社会に大きな影響を与える機関が、『罪を犯した→やっぱり精神に障害を持ってる人だった』といったような間違った考え方を多くの国民に植え付けること自体偏見をあおっているように思えます。
　love_junkie28さん回答ありがとうございました。なぜか涙がでるくらいうれしかったです。あなたのような方がもっとたくさんいらっしゃることを期待しています。

回答No.4

noname#6384

補足：

それが良いか悪いか偏見があるからだからか、という視点では回答しませんでした。

報道されるのはどうしてか？（＞これってなぜですか？）

に対しての回答です。

精神的に何らかの症状があったとしても

それを一切、判決に反映させないような裁判が行われ、

刑を軽減するような配慮をせず、刑を下すなら、

報道はされないでしょう。

被害者＆その家族にとっては、その方が良いのでしょうね。

精神病の有無が、犯罪を犯した時の刑の重さに影響する裁判である以上、

決定した判決についての説明を、

世間や被害者＆被害者家族に、示すということでしょう。

お礼

いずれにしても、今の報道のあり方では社会生活を営んでいる精神障害者に対して「常に注意を払う必要がある」といってるようで納得できるものではありません。でも、精神障害だから減刑される、または罪に問えないということも理解しにくいところもあります。
　とにかくもっと正しく精神障害を理解してもらえるような報道のあり方や社会にしなければならないとは思います。
　toyotomoさん、何度も真剣なアドバイスありがとうございました。

回答No.3

noname#6384

＞ニュースで公表する意味がどうしても理解できません。

刑の判決が下りたときも、ニュースで知らされます。
その時に、
そういう背景があったので、この結果になった、
ということを理解してもらうための材料の１つとして
世間に示す、ということでしょう。

犯罪を犯さなければ、このように個人情報は公開されませんし
それだけ犯罪を犯すということが、重いことだという事です。

加害者の人権は法で守られますが、それに比べたら被害者の人権は無きに等しいです。（殺人の場合）

犯罪をおかした人の家族がマスコミに追われたり
家族が住んでいる家をテレビ画面に出されたり、
そういうことで
【犯罪を犯していない家族】の生活がメチャクチャになることから考えれば

犯罪を犯した本人のそういう状況が報道されるのは
本人の自業自得ということで、判断されているのではないでしょうか？

回答No.2

gang

「精神病院に通院していた」
私は何だか言い訳めいた感じを受けます。
「精神的に参ってしまっていた」から「こんな大それたこと」をしでかしてしまった・・。
通常の精神状態だったら　起きなかったかもしれないって言ってるような気がするんです。

これって　精神病に対する偏見があるから発される台詞だと思います。

お礼

確かに精神的なことをいいわけとしているような人もいますね。(仕事でも)　病気であれば罪に問えないのは法律上理解するしかないと思いますが、いままでの報道をみていると精神病の人には気をつけろといっているように思えてしょうがないのですが・・。

回答No.1

noname#6384

弁護人が弁護する時に刑を軽減するため、
精神的に参っていたという裏付けになり、
判定に影響が多少なりとも出るからではないでしょうか？

ニュースとかマスコミの報道で（局にもよりますが）
ゴシップ誌のような報道の仕方のものがありますね。

お礼

早速のアドバイスありがとうございます。
toyotomoさんのおっしゃることは理解できますが、ニュースで公表する意味がどうしても理解できません。
これが偏見につながりそうで・・。