- ベストアンサー
初めての投資信託・その2
- ハイリスクな通貨の取引は値動きが激しく、暴騰や暴落の可能性が高い
- ブラジル・ボンド・オープンの年2回決算型の投資信託はリスクメジャー4で暴騰や暴落の可能性が高い
- 利益が出る状況になったら早めに売却し、手数料や税金を考慮して基準価額を証券会社の担当者に確認することが重要
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
再度お邪魔します。金融取引税2%について触れておきます。 #6様ご指摘の通り、これはブラジル政府が課している税金です。 昨年の10月、ブラジル政府は外国からのレアルへの資金流入過熱を防ぐ為に、「外人投資家によるレアルへの新規投資」を対象に課税することを決定、実施しています。 http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open2.php?iid=b441aa4fb06a あなたがご投資のファンドもそうですが、ざっくりとした資金の流れは、 (a.投資家資金)→ (b.ファンド)→(c.投資対象であるブラジル株・債券) のような形です。 この金融取引税は、bからcに行く時に掛かる税金のため、投資家が直接証券会社に払うものではなく、日々のファンドの基準価額は既にそれが織り込まれたものです。 間接的に負担していると言っていいでしょう。 また、上でも書きましたとおり、「新規」の投資に対して掛かるものですので、当初のレアル送金時のみが対象となります。 ファンドが投資家から預かった資金でブラジル株・債券を運用していますが、運用の過程で株・債券を売買します。ファンドが運用資産として保有していたブラジル株・債券を売却したとしても、レアルのまま(=米ドルや日本円等他通貨に変換しないまま)、別のブラジル株式・債券に投資をした場合は掛からないわけです。 (上記URLのレポート12~13行目) したがって、あなたのようにファンドの新規設定時ではなく、途中で購入された場合というのは、既にレアルの資産を保有しているファンドに途中から「乗っかった」形ですので、全体の比率としてはそうでもないかと思われます。 ---------------------------------------------------- 余談ですが、#1のご返答文、勉強課題とされている以下の件もおおまかに触れさせていただきます。 『債券というものは、金利が上がると単価が下落する特性を持っています。』 かなり簡略化したご説明です。 ・債券は通常、100円で発行され、あらかじめ定められた満期時には必ず100円で償還します。 ・その間、あらかじめ定められた利率(クーポン)が支払われます。年1%とか、年5%などのもの。 ・発行時と償還時の間(期中)は、需給によって売買される為、単価は変動します。100円が90円になったり110円になったり。 例えば、いまの日本が高金利で政策金利が5%としましょう。日本国債が満期10年、利率5%で発行されているとします。 あなたはその国債を買いました。 しかし、その後、景気がよくなり政策金利が今日から10%に上がったとします。となると、それ以降に発行される国債はそれに準じて利率も高いものとなるでしょう。 予想通り、満期10年、利率10%で新しい国債が発行されました。 となれば、あなたは何を考えるか。 「いま自分が持っている国債(利率5%)よりも、今日発行された新しいもの(利率10%)のほうがよいじゃないか。だったら今の分を売却して新しいほうに乗り換えよう」 となります。 となると、古いもの(利率5%)は売られます。これが「金利が上がると債券単価が下がる」というロジックです。 逆に、政策金利が今日から1%に利下げされたとします。当然それ以降に発行される国債はそれを反映して低金利です。 となると、利下げ前に発行された国債(あなたが持っている金利5%もの)の人気は上がり、買われます。「金利が下がると債券単価が上がる」わけです。 シーソーです。 しかし、債券価格の上がり下がりも無限に行くわけではありません。 当然下がりすぎれば、買われます。なぜなら債券は満期時には必ず100円で戻ることが決まっており、その間決まった利率がもらえることも分かっているからです。 単価が70円まで落ちれば、そこで買って満期まで放っておけば、寝てても30円の値上がりがあるわけです。おまけにその間決まった利息ももらえます。 したがって、値下がりし続けるわけではなく、きちんとした理論値に収束するのに近い形となります。 逆も同じです。値上がりしても満期時には100円となりますので、値上がりし続けることはありません。 これは「利回り」と言って、債券の投資判断に影響を及ぼしているものです。 利率、償還までの差損益、債券価格、償還まで残された期間(残存期間)などに加え、その債券の格付(信用度)、金利情勢、今後の金利見通しなど非常に多くの要因が複合して債券の価格は形成されています。 毎度長文申し訳ありません。
その他の回答 (6)
- predater
- ベストアンサー率25% (49/194)
>逆に質問ですが、「金融取引税」なるものは、証券会社によって引かれたり引かれなかったりする性質のものなのですか? 私はブラジルに投資してないので詳しくは無いのですが、これはブラジル政府が作ったものなので投資すると必ず引かれると思います。 いきなり2%引かれるのかは分かりませんが明細書で確認するといいと思います。 >そういった意味では、余剰資金ということになるのかも知れません。 私はそういった考え方をしてなくて余剰資金であってもなくても損失が出ると普通の人は動揺すると思ってます。 ただし、全財産から見て割合が少ないと現実には問題は起こらないと思ってるんですよ。 私は全財産の1/3以上は投資には回しません。 >でも、300万円になれば、知人がオークションに参加しており安くBMWが買えますので、 >走行距離1万キロ程度のBMW3シリーズが買えるかな・・と夢をふくらませております。 ハイリスクハイリターンの考え方に変更ですか?(笑) まあ、そういうふうに目的がはっきりしていてBMWか軽自動車かみたいに車の問題で済めばいいと思うんですよ。 生活や精神的にダメージが来ないならいいです。その辺は自分でよく考えてみて下さい。
お礼
> いきなり2%引かれるのかは分かりませんが明細書で確認するといいと思います。 はい、確認してみます。 ありがとうございました。 > ハイリスクハイリターンの考え方に変更ですか?(笑) 何となく、「勘」だけですが、皆さんのご意見を聞いていたら、今回手を出してしまった「ブラ・ボン」、決して悪くないんじゃないの!と思えてきました。 考え方を変更したわけではないのですが、やっぱり人間、「夢」を見ることが好きですからね・・。 150万円の元金(現在の愛車はマツダのアクセラなので、だいたいこの程度の価格です)で170万円のアテンザに替わっても、あまり嬉しくないですよね。 どうせならBMWまでたどり着きたい・・。 問題は、運良くBMWまでたどり着いたときに、そこで、「投資信託」から足を洗えるか!って部分でしょうね。 人間、一度味をしめると、なかなかそこから抜け出せなくなりますからね・・。 ありがとうございました。
- predater
- ベストアンサー率25% (49/194)
買ったのは大和信託の物でしょうか?(基準価額13,436円は一致してますが) >別の投資信託に変えたいので、ブラジル・ボンド・オープンが諸経費を差し引いても利益が出る >基準価額になったら連絡して下さい!」と頼んでおいて、その時点で売却する!というのが一番ですかね? 自分で見ておいた方がいいですよ。説明を見ると 買い付け手数料3.15% 信託財産留保額 ありません 金融取引税(2.0%)(これは引かれているのでしょうか?) とありますので気が進まないなら5%以上上がったら解約してもいいかもしれません。 13436×1.05=14108円 毎日変動するので安全を見て14200円程度で解約したらどうでしょうか? >手堅く徐々に上がってくれるだろうと・・という期待感で購入しました。』 >という考え方が全く通用しない物件だと言うことですよね? 確かにブラジルに投資するのはハイリスクだと思います。 ただ、あなたが貯金1000万円位あって50万円買っても必ずしも間違いだとは思いません。 (自分の金融資産内の割合を確認するのをお勧めします) あなたがリスクを理解してないのと全資産に対する割合が分からないのが問題です。 駄目なのは貯金全額で買ってしまうような場合です。これはどうしようも無いです。
お礼
ありがとうございます。 > 買ったのは大和信託の物でしょうか?(基準価額13,436円は一致してますが) はい。そうです。 > 金融取引税(2.0%)(これは引かれているのでしょうか?) 知りません(確認していません)。 「月曜日に報告書を作成します」と聞いておりますので、明日(火曜日)あたり、郵送で、「明細書」が届くはずです。 逆に質問ですが、「金融取引税」なるものは、証券会社によって引かれたり引かれなかったりする性質のものなのですか? > あなたがリスクを理解してないのと全資産に対する割合が分からないのが問題です。 「ANo.4」の「お礼」に記載しましたが、2年後の車の購入資金150万円です。 下落すれば、「軽自動車」の運命です。あるいは、もっと下落すれば、車を買い換えずに乗りつぶすか・・。 そういった意味では、余剰資金ということになるのかも知れません。 でも、300万円になれば、知人がオークションに参加しており安くBMWが買えますので、走行距離1万キロ程度のBMW3シリーズが買えるかな・・と夢をふくらませております。
- soixante
- ベストアンサー率32% (401/1245)
#1,#2の者です。また参りました。丁寧なご返答文有難うございます。 まずお詫びいたします。1の回答冒頭の「日本の投資教育が遅れている」云々の表現について、ご気分を害されてしまいましたのでしたら本当に申し訳ありませんでした。決してkamekame58様の運用スタンスを中傷したつもりではなく、むしろ、今回このようなご投資経験を通じて、投資・運用に関してお考えいただける好機になったことは、kamekame58様においても、また、日本全体の投資教育の観点においても、とても良いことだと考えています。 私も医療については恥ずかしいほど知識はなく素人でございます(汗) さて。 >「ブラジルの高い金利を得られるんなら、ヘッジありのほうがいいじゃないか」の部分がよく理解できません。 >ヘッジなしの方が、高い金利の恩恵をダイレクトに受けられるのでは・・?? 「高い金利の恩恵を“ダイレクト”に」というところがミソです。 ブラジルレアルベースで考えれば、毎年10%の金利が入りますから、その恩恵はダイレクトに受けられます。 しかし、日本の投資家は通常、円ベースでの収益を考えますよね。ですから、高金利であってもあくまで為替変動リスクを介したものとなり、“インダイレクト”なわけです。 ブラジル国債(金利10%)に額面1万レアルを預けたとしましょう。預けた時の為替は、1レアル=50円とします。50万円の日本円を預けたことになります。 毎年の金利は、1,000レアル(=額面1万レアル×利率10%)ですよね。 さて、1回目の利払い日を迎えました。 a) 預け入れ時と為替が不変(1レアル=50円)の場合、この1,000レアルを円換算すれば、5万円ですよね。 b) 預け入れ時より為替が円高進行(1レアル=25円)の場合、円換算すれば、2.5万円ですよね。 c) 預け入れ時より為替が円安進行(1レアル=75円)の場合、円換算すれば、7.5万円ですよね。 円ベースに直して考えて見ましょう。 シナリオa の場合、50万円を預けて5万円の金利を受け取った。つまり円ベースでは10%で運用できた。 シナリオb の場合、50万円を預けて2.5万円の金利を受け取った。つまり5% シナリオc の場合、50万円を預けて7.5万円の金利を受け取った。つまり15% ヘッジありの運用の場合は、基本的には、上記のaのシナリオしかないわけです。 ヘッジなしの運用の場合は、a,b,c いずれもあるわけです。もっと大きな変動も。 上記のbのケースなどは、それでも5%あるから現状の日本からすれば非常に魅力的ですが、極端な例として、 b') 預け入れ時より為替が超円高進行(1レアル=1円)の場合、円換算すれば、0.1万円です。 シナリオb' の場合、50万円を預けて0.1万円の金利を受け取った。つまり0.2% 極端な例ではあるものの、こういうことも起こり得るわけです。逆もしかり。 シナリオc' として超円安進行(1レアル=300円)でお考え頂くと良いと思います。 つまり、ヘッジなし運用では、良くも悪くも、「リスク(=結果に対するブレ)」が大きいわけですから、 であれば、もともと10%の利率が付いてるブラジル国債を、為替ヘッジあり運用にして、「円ベースで10%もらえるならそれで十分」と考えられがち、だということです。 もちろんヘッジコストが存在しないならば、それでいいでしょう。 前回答にもお書きしましたが、ブラジルレアルの為替変動を、 「高い金利の恩恵を打ち消しかねない、為替差損をもたらすかもしれない厄介もの」と認識するか、 「高い金利の恩恵に加えて、さらに上乗せの為替差益をもたらすかもしれないチャンス」と受け取るか、そのスタンスの違いです。 繰り返しとなりますが、レアルをはじめ、新興国通貨は昨今の著しい経済成長や、外貨準備高の急速な積み上がりによる信用力向上などに起因して、資金流入の動きが見られ、期待されていますね。 しかしながら、世界の基軸通貨(米ドル・ユーロ・円)などと比較しますと、まだまだ取引量も多くないため、何かの要因での変動が大きくなる傾向があります。 そういった意味で、継続モニタリングは必須となるんですね。
お礼
> まずお詫びいたします。1の回答冒頭の「日本の投資教育が遅れている」云々の表現について、ご気分を害されてしまいましたのでしたら本当に申し訳ありませんでした。 いえいえ、まったく気分を害していませんよ。 むしろ逆です。 忌憚のない意見をお伺いすることができて、感謝しております。 ありがとうございます。 > 投資・運用に関してお考えいただける好機になったことは、kamekame58様においても、また、日本全体の投資教育の観点においても、とても良いことだと考えています。 はい! 本当にそう思います。 GW前に、妻から、2年後の車の購入資金として150万円受け取り、もう少し良い車に乗りたかったので、150万円を元手に投資に走った。 GW前に100万円を株式に投入! ギリシャショックで株が下がったので、その損失を埋めるため5月6日にギリシャショックで値下がり直後の投資信託を購入したが、ローリスクではなく、ハイリスク・ハイリターンの商品に手を出してしまった・・。 経済素人なので、読みが甘く、ギリシャショックとNY誤発注(?)のダブルパンチで、2年後の車は、「軽自動車」になりそうな気配・・。「投資の危険性」を私と同じ経済レベルの方に知ってもらうには良いネタになりますので、どこかの新聞記事の「読者欄」に投稿してみようと思います。朝日の「声」か読売の「気流」か・・。 今回も、詳しく解説して頂きまして、有り難うございました。 > そういった意味で、継続モニタリングは必須となるんですね。 はい。分かりました。 担当者と、どういった方針で売却するか、先ずは相談してみます。 今後ともよろしくお願いいたします。
- qazwsx21
- ベストアンサー率32% (1286/3939)
基本的には1の方のおっしゃるとおりです。付け加えると、証券会社の担当者は医療機関の主治医とは違うということ、患者の治療を考えるのが主治医、この客からどれだけ手数料を稼げるか考えるのが証券会社の担当者です。医療機関でもこの患者からどれだけ点数取れるか考えることもあるでしょうけど、一般的に言っての話です。
お礼
ありがとうございます。 > この客からどれだけ手数料を稼げるか考えるのが証券会社の担当者です。 本当に有能な証券マンだったら、たぶん、「この客からどれだけ手数料を稼げるか」を考えつつも、「この客が、自分を信頼してくれるように、儲けさせてやろう!」と考えるような気がします。 そして、儲けさせ信用を得れば、長く「顧客」として定着してくれるはずでは・・。 儲けさせて、信用を得て、手数料も戴く・・という発想をする証券マンと出会いたいですね。
- soixante
- ベストアンサー率32% (401/1245)
#1で回答した者です。 書き忘れました。前質問の最後にあった「為替ヘッジなし」の意味についても書くつもりでした。 為替ヘッジというのは何なのか。為替変動リスクをヘッジするものです。 では、ヘッジする、って何なのか。リスクを減少、低減するためのものです。 ということで、「為替変動リスクを軽減させるために対処すること」です。 もう少し砕きましょうか。 このファンドは投資家から資金を集めて、ブラジル国債に投資をしています。 そこから上がってきた収益を、基準価額の上昇なり、分配金で投資家に恩恵を与えています。 でも、投資家から預かるお金は日本円。投資をするブラジル国債はブラジルレアル建て。 したがって、レアル-円の為替レートが変動したら、ファンドの基準価額などに当然影響は出ますね。 円高になればマイナスの影響、円安になればプラスの影響です。 これが為替変動リスクです。 でもファンドの中には、このような為替変動リスクを取りたくない、と考える投資家のために、為替変動リスクを軽減させるための工夫(為替ヘッジ)をつけてあるものがあります。 そうしたファンドのことを「為替ヘッジあり」と呼びます。 そういった対処を取ってありますので、円高になっても為替によるマイナスの影響は回避できます。 でも、円安になったときのプラスの影響も放棄することになります。 (厳密に言えば、完璧に為替変動の影響をゼロにすることは出来ません) あなたがお持ちのファンドには、為替ヘッジはありません。 となりますと、「為替の影響を受けずに、ブラジルの高い金利を得られるんなら、ヘッジありのほうがいいじゃないか」と思われたかもしれません。 そうは問屋が卸しません。 為替ヘッジをするのにもコストがかかります。 これも理屈を書くと長くなるので割愛しますが、両国(今回で言えば、ブラジル-日本)の短期金利差がヘッジコストとお考えください。 両国の金利差、凄いですよね。 それだけの高い為替ヘッジコストを負担しても、為替変動の影響を避けたいと考えるならば、「為替ヘッジあり」商品を選択すべきですが、ここは逆の発想で、「為替変動さえも収益の源泉」と捉える方向性でしょうね。 為替ヘッジなしの商品は、 円高になれば、為替差損を被る。でも円安になったときには為替差益の恩恵を受ける 為替ヘッジありの商品は、 円高になっても、為替差損の影響は抑えることが出来る。でも円安になったときの為替差益のメリットは放棄する。それだけの為替ヘッジコストも負担する ということです。
お礼
> それだけの高い為替ヘッジコストを負担しても、為替変動の影響を避けたいと考えるならば、「為替ヘッジあり」商品を選択すべきですが、ここは逆の発想で、「為替変動さえも収益の源泉」と捉える方向性でしょうね。 う~ん! 素人の私にも分かりやすい解説です! 完全には理解できてない面もあるとは思いますが・・。 円安を期待か・・。日本人が円安を期待して良いのか!!って叫びたくなるような物件なんですね。 現状は、ギリシャショックで、確か、円高状況になっているのでは・・。 重ね重ね、有り難うございました。 P.S: 今日は、テニスの試合ですので、夜遅くまでOkwaveが見られませんので質問はまだ締め切りませんが、2~3日中には、ベストアンサーを決めて、質問を閉じたいと思います。 株式&投資信託などを始めると、「経済」の良い勉強になりますね。 今後ともよろしくお願いいたします。
補足
読み返してみて、一か所だけ確認したい部分があります。 > 『あなたがお持ちのファンドには、為替ヘッジはありません。 となりますと、「為替の影響を受けずに、ブラジルの高い金利を得られるんなら、ヘッジありのほうがいいじゃないか」と思われたかもしれません。』 「ブラジルの高い金利を得られるんなら、ヘッジありのほうがいいじゃないか」の部分がよく理解できません。 ヘッジなしの方が、高い金利の恩恵をダイレクトに受けられるのでは・・??
- soixante
- ベストアンサー率32% (401/1245)
非常に残念な状態ではありますが、日本の投資教育がいかに遅れているかを物語るようなご相談です。 前回の質問も一通り拝見しましたが、そもそも「投資信託を銀行の定期預金と同じような」レベルで捉えていることが根底から間違っています。 そのうえ、「ローリスクでミドルリターン」などと都合のよい金融商品など存在しないことを認識されていない点も問題です。 銀行預金程度のローリスクがよいなら、当然馬鹿みたいに低いリターンに甘んじねばなりませんし、 ブラジルという国の将来性を期待しつつも、相応のリスクを取れるという覚悟ならば、ハイリターンも期待する権利があるというものです。 ローリスクならばローリターン、ハイリスクならハイリターン。ミドルリスクならミドルリターン。 当たり前のことです。 なお、「リスク」についての意味は前質問で回答されている通りです。「リスクが高い」≠「儲からない」ではありません。 「リスクが高い」=「大きく儲かるかもしれないし、大きく損するかもしれない。結果に対するブレが大きい」ということ。 預金は「リスクが低い」ですが、「大きく儲かることも無い、大きく損することもない。結果に対するブレが小さい(もしくは無い)」ということです。 したがって、あなたのように、「損益分岐点が抜けたらすぐにでも売り抜けたい」などという発想の方、あるいは、そういう性質の資金は投資信託などに預けてはいけないのです。 しかしながら、「目的が違うので別の投信に変えたい」といったところで、銀行預金感覚の投信はありません。では、せっかく預けたこのファンド。状況を見てみましょうか。 私の個人的見解もありますが以下ですね。 ・ブラジルは去る4/28に政策金利を引き上げています。(8.75%→9.50%) 当然、いまの日本では期待すべくもない高金利で非常に魅力的な水準です。 http://www.kokusai-am.co.jp/news/pdf/100430_01.pdf ご承知の通り、ブラジルの経済状況が好調で、インフレを押さえ込む為の利上げでしょうが、このあともしばらく利上げ基調となるでしょう。 ・当然金利の高い国にはお金が入ってきます。つまりブラジルレアルに資金が入って来るわけです。 通貨としてのレアルは魅力的でしょう。ただし、新興国通貨の変動の大きい点には随時注意を払っておいてください。 ・そこで、預けっぱなしではなく、適宜状況把握は必要です。新聞で投信の値段を追うだけではダメですよ。 このファンドの月次レポートも見てみましょうか。 http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open.php?code=3109&type=6 現在は3月末現在のものが最新ですが、5月中旬には4月末現在のものも出るでしょう。 ネットで見るか、担当者に送るように指示しておきましょう。 ブラジルの利上げ基調は確かに良いことですが、債券というものは、金利が上がると単価が下落する特性を持っています。書くと長いので担当者にお尋ねください。 月次レポート2ページ左下の「ポートフォリオ特性」での、「平均残存年数」を見ますと、3年ちょっと。 この数値が短いと、利上げになっても債券価格の下落の程度は少ない。 この数値が長いと、利上げになったときに債券価格の下落程度が大きくなる傾向になります。 3ページ一番上。「基準価額の要因分析」 設定されてから(このファンドが始まってから)の変化が4291円。つまりそれだけ上がった。 そのうち、債券要因(=上で書いた債券価格の変動のこと)が1616円。 債券価格の値上がりで儲かった分。このファンドが始まってからは利下げ基調でした(同ページの下グラフ参照)から、上で書いたのと逆、「金利が下がると債券価格が上昇」したことで受けた恩恵です。 もちろん、運用しているブラジル国債の金利も入ってるでしょうけど。 一方、為替要因(レアル円)が2860円。 つまり、債券での利金・単価の上昇よりも、為替での上昇が大きかったわけです。 レアルの為替変動が大きいことが分かりますね。 最終ページの投資環境、運用状況なども一読しておくと良いでしょう。担当者に解説を求めても良いでしょう。 とにかく状況把握を怠ってはいけません。 ブラジルは今年大統領選挙もあります。よくニュースにも気を配りましょう。 正しくリスクを取れば、正しくリターンを期待できるのです。 もちろん投資判断を間違えて損失を被ることもあります。でもそれが運用です。
お礼
> 非常に残念な状態ではありますが、日本の投資教育がいかに遅れているかを物語るようなご相談です。 忌憚のないご意見、誠に有り難うございます。 本当に全くの素人です。 結構名前の通った「医療関係の人間」で、医療知識はかなりのレベルです。メールでの医療相談を受けておりますと、本当に、「国民の医学知識は欠如しているな・・」とため息が出てきます。 「soixante」様から見ると、私の「投資教育」レベルは、まさにその状況なんでしょうね。 前置きはそれ位にして・・。 > あなたのように、「損益分岐点が抜けたらすぐにでも売り抜けたい」などという発想の方、あるいは、そういう性質の資金は投資信託などに預けてはいけないのです。 私は、どうも全く「逆」の発想をしているようですね。4月下旬に「初めて買った株式」は、2~3年後にじわ~と上がることを期待して、しばらくず~と保有するつもりです。 今は、ギリシャショックとその後のNYの件でもちろん値下がりしています。 まあ、株式で損することはある程度「織り込み済み」で、「投資信託で、利益を確保しよう」と思い、「ローリスクで・・」とお願いしたのですが、結果的にリスクメジャー4! リスクが高いのならば、当初の計画(=ローリスク!)と違うので、損益分岐点を抜けたら売却して国内債券に変更した方が良いかな・・と感じたわけです。 5月6日店頭では、「ブラジル・ボンド・オープン」は2016年の夏季オリンピックに向けて、じわ~と上昇する可能性が期待できるので・・」という証券会社の担当者の意見もあって即決しました。 折しも、ギリシャショックで価格が下落しており、「いつもなら14000円台中頃のところが13000円台中頃で買えそうです」という状況もあっての即決でした。結局、13436円で買えたとの連絡をもらいました。 購入後、リスクメジャー4という話を聞いて、ガッカリしておりましたが、「soixante」様の記載を読んで、「ブラジル・ボンド・オープン」結構魅力的な物件だなぁ・・と感じています。 魅力的な点: 『ブラジルは去る4/28に政策金利を引き上げています。(8.75%→9.50%) 当然、いまの日本では期待すべくもない高金利で非常に魅力的な水準です。』 『ご承知の通り、ブラジルの経済状況が好調で、インフレを押さえ込む為の利上げでしょうが、このあともしばらく利上げ基調となるでしょう。』 今後の私の勉強課題: 『ブラジルの利上げ基調は確かに良いことですが、債券というものは、金利が上がると単価が下落する特性を持っています。書くと長いので担当者にお尋ねください。』 いろいろ有り難うございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 失礼いたします。
お礼
soixante様 深イイ話、ありがとうございました。 『債券というものは、金利が上がると単価が下落する特性を持っています。』の部分も分かりませんでしたので、この文章を読んで、スッキリ致しました。 また、「初めての投資信託・その3」の節には、よろしくご指導下さい。 いろいろ教えて頂きましたので、私も久しぶりに、「健康>病気」「社会>医療」で、コメントを書きたいと思います。 持ちつ持たれつ、仲間を大切にして、生きていきたいと思います。