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オーディオインターフェイスとステレオミキサーについて
オーディオインターフェイスとステレオミキサーについて 最近ニコニコ動画で生放送を始めました OSはXPです、本体にマイク端子が二つあります。 放送内容としては ・音源と一緒にベースの演奏 ・音楽をかけながらマイクを使って話す なんですが、pc内臓のステミキではどう設定しても上手くいかなかったので 現在は ベース、オーディオプレイヤー→マルチエフェクター→pc(マイク端子(1))、ヘッドホン(マルチのヘッドホン端子) マイク→(マイク端子(2)) で放送しているのですが パソコンの音、音楽が聴けない上、ノイズもあり音質があまりよくありません そこで将来的に宅録でニコニコ動画に演奏動画をUPしたいとも思ってるので 思い切ってオーディオインターフェイスを購入しようと思います そこで質問があります (1)オーディオインターフェイス単体のものだとステレオミキサーは別で購入しないとダメなんでしょうか? 付属のDAWソフトがミキサーの変わりになるというのも見たんですが。。。。 (2)オーディオインターフェイスにミキサーが付いたものがあると聞いて調べてみたところ YAMAHAのMW10というものを見つけました。 コレを使えば上記の条件を満たすことができ、また録音も可能なんでしょうか? ちなみに(1)で問題ないというのなら ローランドのUA-25EXCW を考えています 他になにかオススメなものがあれば教えていただけると嬉しいです USBで接続できるものに限りますが。。。。 無知で分かりにくい質問かもしれませんが よろしくおねがいします
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- Yorkminster
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ニコニコ動画(の生放送)については知らないので、宅録に関する一般論にとどまりますが... (1)オーディオインターフェイスとは、パソコンに音声入出力機能を持たせる装置のこと、ミキサー(「ステレオ」ミキサーかどうかは別問題)とは、複数の音源の音を1つあるいは複数の系統にまとめて出力する装置のこと、です。 したがって、「ミキサー機能のあるオーディオI/F」もあれば、「ないオーディオI/F」もあります。後者の場合に、ミキサー機能が必要なら、別途買いそろえる必要があります。 DAWは、従来MTR (Multi Track Recorder) と呼ばれていた装置を、ソフトウェアで実現したものです。極論すれば、数個~数10個の音楽ファイルを同時に録音・再生できる装置だと思って構いません。たとえば、tr1: ボーカル1、tr2: ボーカル2、tr3: ギター、tr4: ベース、tr5: シンバル、tr6: タム、tr7: バスドラム...といった形で、楽器ごとに別々に録音し、再生するものです。その際、各トラックの音量を調整したり、ステレオにダウンミックスするためにパンを設定したりできます。 その代わりに、たとえばミキサーで、ch1: ボーカル1、ch2: ボーカル2、ch3: ギター、ch4: ベース、ch5: シンバル、ch6: タム、ch7: バスドラム...と割り当ててステレオにミックスし、ステレオ音声として録音することも可能です。しかし、この場合、楽器ごとの音量調整は、録音時の一発勝負ということになります。 (2)は、どの程度複雑なことをやりたいか次第です。MW10は、上記でいえば、後者のような使い方しかできません。いわば、「ミキサー機能のないオーディオI/F」+「ミキサー」という構成を、一体化しただけです。 では、どのような機器を選べば良いか。 まず、録音(演奏)側から考えると、「同時に何個(何種類)の音を鳴らすか」を基準に考えます。たとえば、「ボーカル兼ギターが1人(あるいはボーカル1人・ギター1人)」なら、同時に2種類の音しか鳴らさないので、入力は2つで足ります。楽器を持ち替えて録音するときは、DAWで別のトラックに録音すれば良い訳です。 また、ドラムセットのように、太鼓が5つでシンバルが3枚で...となるなら、8入力とか10入力とかが必要になります。ミキサーでまとめれば入力数を減らせますが、あとで音量調整などをすることができなくなります。 再生(出力)側は、「同時に何個(何種類)の機器に音を送るか」を基準に考えます。たとえば、モニタースピーカー1組だけで良いなら、2出力(1ステレオ=2モノラルだから)で足ります。 そうすると、自分1人で演奏し、聞くだけなら、最低限「2in/2out」のオーディオI/F(UA-25EXはこれに当たる)で足りることになります。コンデンサマイクを使うならファンタム電源があること、ギターを繋ぐならハイインピーダンス入力があること、が必要です(後者はDIがあれば不要)。 ところで、「再生しながら演奏」という場合、レイテンシという問題を考える必要があります。DAWが再生して発音し、演奏者がそれを聞いて演奏しDAWに録音されるまでには、コンマ数秒の遅れが生じます。したがって、「いま録音されている音」を聞きながら演奏すると、その遅れのせいで非常に聞き取りにくくなります。 これを解消するのが、ダイレクトモニタリング機能です。つまり、オーディオI/Fに入力された音をそのままオーディオI/Fの出力(たとえばヘッドフォン)に送ることで、時間差なしで演奏を聞き取ることができるようになります。一般的には、再生音と混ぜて聞くことができるようになっています。 したがって、たとえば既にDAWでtr5: シンバル、tr6: タム、tr7: バスドラム...とリズムラインの楽器が録音されており、ここにtr3: ギター、tr4: ベースを録音したいときは、DAW上でTr6以下をオーディオI/Fで再生し、tr3・4を録音状態にして、tr3・4は音が鳴らない状態にしておき、ギター、ベースを演奏すれば、ヘッドフォンにはドラムセットとギター、ベースの音がミックスされて聞こえる訳です。 いわゆる「宅録」は、こういう形で完成させていきます。 したがって、友達と組んだバンドの音をDAWに録音したいとか、ドラムセットの音を録音したいとかいうのでなければ、UA-25EXでも事足りるでしょう。