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延喜式の完成年月日について
- 延喜式の完成年月日について、ネット上では二種類の年月日が混在しています。Aは928年1月21日(延長5年12月26日)、Bは927年2月25日(延長5年1月21日)です。
- 質問1:奏進と完成は別の事件なのか、情報の混乱なのか。質問2:正しい情報はAかBか。
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NO1です。前回はお急ぎのようなので短い回答でしたので、参考に根拠を追記いたします。 問1について 「奏進」は、天子に申し上げること、天子に献上することを表しますが、ここでは献上の意味で使われており、延喜式と言う律令の施行細目をまとめたものを天皇に献上するわけですので、「完成」し、献上したと考えるのが一般的です。情報の混乱と言ってもいいでしょうし、「A: 928年1月21日(延長5年12月26日)」が正しく、「B: 927年2月25日(延長5年1月21日)」は間違っています。 問2について Aが正しい根拠は、「日本紀略」に載っているからです。そして、Bの「日本紀略」には記述はありません。日本紀略は正式な国史である「六国史」が終了した後、歴史の根本資料です。朝廷の書記局である「外記げき(局)」で書き継がれた外記日記がもとになったとされれ資料です。紀略の延長5年12月26日の記述の中に、「左大臣藤原朝臣(忠平)等表-進延喜格十二巻。延喜式五十巻。」とあることと、延長5年1月21日および近くの日には延喜式に関する記述がないことです。NO1でも書きましたように、延喜式各巻末の日付とも合致すること。現代の各種の詳細な年表にもAの日付での記述はあってもBはないこと等です。
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- 安房 与太郎(@bilda)
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陰陽(日付)混在と、奏進・完成の解釈が、疑問の原因です。 「927年(延長5年)12月26日:『延喜式』完成(Wikipedia)」とは、 「西暦年(元号)陰暦月日」を並記したため、誤解されやすいのです。 「西暦年月日(元号年・月日)」の順に、下記の表記が合理的です。 09270225(延長 5.0121)奏進(奏上=編集開始) 09280121(延長 5.1226)完成(献上=完成納本)after 331 days. 陽暦・陰暦の日付対照は正しいので、上記のように解釈されます。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1B2GGFB_jaJP222JP222&q=oshiete+goo+%E6%9A%A6+bilda&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=&aq=f&oq= ↑oshiete goo 暦 bilda ↓回答一覧 https://c.oshiete.goo.ne.jp/mypage/answer/history#tabs
- fumkum
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国史大系版の延喜式を見ると、各巻共に「延長5年12月26日」となっています。