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大学院について教えて下さい。
大学院について教えて下さい。 私立大学薬学部の学生(4年)です。 他大学(国立)に学びたい研究室があり、大学院を受験予定しています。 修士課程を希望ですが、 「他大学からの学生は、修士2年間だけでは研究期間が短いため、 博士まで研究を継続しなければ受験する意味がないよ。」 と、知人から言われました。 やはりそうなのでしょうか? 他大学からの学生は、修士で就職するのは難しいのでしょうか? 将来は、出来れば製薬会社の研究室に就職したいと考えております。 入試も間近なので、悩んでいます。 ご存知の方、どうか教えてください。
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旧帝大の薬学部及び修士課程を卒業し、大手製薬で研究をしている者です。 >「他大学からの学生は、修士2年間だけでは研究期間が短いため、 >博士まで研究を継続しなければ受験する意味がないよ。」 全くの嘘です。 よくそう言う教授はいます。教授にとっては学生に1人でも多く博士課程に来てもらいからなのです。あなたも大学院に行くと必ず「博士までいこうよ。もうすぐ論博は無くなるよ。企業で働いても面白くないよ。」と勧誘されるでしょう。もしあなたが修士で就職したいのであれば、悪魔の誘いだと思ってうまく断りましょう。彼らの言うことを真に受けていてはロクな目にあいません。 大学院から移って修士で就職する上でハードルがあるとすれば、そういった教授の心証だけです。就職にはほとんど影響はありません。企業は修士の採用で研究成果なんて見ません。「何を研究しているか」「どう研究しているか」を見るだけです。学部4年生から研究してきた人と就活2ヶ月前にようやく研究テーマが決まって実権を初めた人と、別に有利不利に差なんてありません。もし2ヶ月前にようやく実験を開始した人が、「自分はこういうテーマの研究が求められていると文献調査を行うことで気づき、そこで○○の実験系構築を研究室内で提案した。プレゼンテーションを行い教授から了承を得て、プロトコルを作成し、1から実験系の構築を行いました。まだこれから実験を行うところなので十分なデータはありませんが現在得られている進捗は…」などと研究概要に書けば、学部4年から無駄に実験をしている人より遥かに評価は高いです。あと、研究分野や手技ですね。生物系であればラットやマウスなどが使って実験している人が圧倒的に有利です。 最後にアドバイス。前述のように修士から入ってすぐに就職することを快く思わない教授も多いです。理解のある教授のラボを選ぶとか、うまく立ち振る舞うとか、そのあたりは気をつけてくださいね。
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- neko-otoko
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No.2で回答した者です。追加でご質問があったようなので回答させていただきます。 (遅くなって申し訳ないです) えーと、まず「製薬企業の研究職採用は、ほとんどの場合一般公募ではなく教授の推薦が必要のようですが」というのはデマです。私自身が推薦を使わずに自由応募で内定を取っていますし、会社の同期、大学時代の友人たちも多くが推薦なしで内定を取っています。 ネット上では「推薦がないと製薬研究職は無理」という話もよく流れていますが、全然そんなことはありません。「○○(会社名)は100%推薦しか取らない」とネットで書きこみされているようなところでも、普通に自由応募で内定をもらって入った人が友人にいくらでもいます。思うに、自分が選考で落ちてしまうと、自分の実力を棚にあげて「学歴フィルターのせい」だとか「推薦がなかったから」と思いたいのが人間の心理なのだと思います。デマもそういうところから発生するのでしょう。 推薦の有無よりも、研究分野のマッチングの方が遥かに大事だと思います。例えば、合成系は有利だとか、生物系でしたらvivo(ラットやマウスなどを扱った研究)をやっていると有利だとか、植物や昆虫の研究よりはヒトの疾患に関する研究の方がいいとか、そういうことですね。研究室選びの際はそれを重視してください。また、そういった製薬に需要のありそうな研究をしている研究室というのは、企業とのコネクションがあることが多いのです。ですので、逆説的ですが推薦も期待できるというわけです。とはいえ推薦が無くとも、分野のマッチング度が高ければ(つまり製薬に需要のある分野であれば)、自由応募で普通に内定は出ますので推薦にあまり固執しないほうがいいと思いますよ。推薦は自分の実力を発揮できる機会を失いかねない(つまりその時に教授が推薦してくれる企業に決めることになってしまう)ので、コミュニケーション力やプレゼン力などに自信があれば、自由応募で活動したほうが自分のポテンシャルを発揮して、良い企業に行ける確率は高いと思います。頑張ってください。
お礼
追加で回答いただき、ありがとうございます。 研究分野の選択が重要なのですね。 分野では生物系の研究を希望しています。 大学院に向け、これから自分は何をすべきか 一歩前進出来たように思います。 大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
>博士まで研究を継続しなければ受験する意味がないよ そんなことありません。 修士課程は2年です。その期間で完結します、あるいは、させます。 修士論文のテーマは卒論の延長とは限りません。 卒業論文って言ったって、研究と言ってもたいしたことをしているわけではありません。 卒業研究というのは、車の教習所で、初めて路上に出て教官にあれこれ指図されながらそこらを一回りして教習所に戻ってきたようなものだと思います。 じゃ、次はひとりでもう一回と言われても、どこをどう走ったかなんてわからないからできっこない。 教官の助言なしで、一人でできるようにするのが次のステップだと思います。 大事なのは、何を研究するか、ではなく、どのように研究を進めるかという方法論を会得することだと思います。 それは対象が変わっても活かされるものです。 私は○○の研究をしてきたので、○○の研究の仕事がしたい、なんて言ってもその仕事があるとは限りません。 企業は、修士課程で何を身に付けてきたかを見るでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 仮にテーマが同じでも、卒業研究と修士課程での研究は 本質的に違うのですね。 勉強になりました。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 かなり不安だったのですが、研究者の方から助言いただき 気持ちが少し軽くなりました。 研究室訪問を慎重に行おうと思います。 もう1つ教えてください。 製薬企業の研究職採用は、ほとんどの場合一般公募ではなく 教授の推薦が必要のようですが、 何処の研究室に入るかが重要だという事でしょうか? よろしくお願いします。