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足利事件について
無罪には、無実の無罪と、それなりに灰色だけど証拠がそろわないから無罪というのがあります。足利事件での、菅家氏は、今回どうだったのでしょうか? 彼は、今回、明らかに犯人とは異なることが立証されたのですか?それとも、提出された証拠では、あまりにも不十分だったので無罪とするべきとされたのですか?
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「やってない事の証明」ってのは非常に困難なんだ。 証拠が一切ない=だからやってないとは限らないわけですよ。 可能性だけでいえば、どんな事件でも犯行可能だった人はたくさん存在する。 警察はその中から比較的犯人の可能性の高そうな人物を取り調べて 「やった証明」となる物証と容疑者を照らすわけです 日本の法廷は「やった証明」をしなければ有罪に出来ない仕組みです。 菅谷さんの場合、被害者の衣服に残っていた体液の持ち主とは完全な別人でした。 当時の鑑定が正確ならその時点で容疑対象から外れるべき人だったのです。
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- hikimura
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NO8です。 「川にあった全く無関係な精液」 確かに生活廃水が直接流し込まれてる川もあるし可能性はゼロじゃないですが… さすがにそれは事実上のゼロであるように思えます。 でもおっしゃりたい事の意図は概ね分かります。 現在は様々な鑑定法の精度が上がっていますので 手に入りやすいサンプル、例えば髪の毛や吸殻、指紋などを 現場にそれとなく置いてくれば、誰かを陥れることは容易な気がします。 考えてみれば精液だとて、入手困難と言うほどではないですね。 足利事件でも出したゴミまで回収されてそこからサンプルが採取されていました。 他人のゴミ袋の入手なら、一般人でも出来ますね。 少々のアリバイなど科学鑑定結果がクロを示すと全く採用されない事は 多くの冤罪事件を見ても明らかですからね… 物証が本当に犯人の物なのか、ココをアバウトに流す事はとても危険で怖い話です。
お礼
どうもありがとうございます。 こいつが犯人だろうと目を付けた警察によって、陥れられたと考えておられるのかな。
- vp88
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「体液」って医学用語?それとも裁判用の法律用語? それともマスコミのための放送用語?教育向けの用語? 一般人は、普通、使わないですね。 汗や、小水、唾液は「体液」には該当しないのでしょうか? なぜ、重要な要素なのに精液とはっきり言わないのでしょう? 公共メディアでどんな問題があるのでしょうか?子供に説明できない? 最新のDNAの鑑定精度については誰も疑う人はいないと思うけど、 衣類の「体液」の信憑性そのものが、問題の核心にあるのに、 やっぱり、マスコミ報道各社は、その因果関係にそもそも疑問を持とうともしない。 この事件を通じて思うのは、有罪にした経緯も、免罪として放免にした経緯にも、 同等のあやふやさ、いい加減さが、マスコミにもあるような気がしてならない。 勿論、菅谷さんへの同情はするけど。
お礼
強姦を婦女暴行と言い換えるのとよく似た事情なのでしょうね。 多分、菅家氏の逮捕、判決を受けたときの報道で、必要以上に彼をさんざん傷つけたという認識がマスコミ側にあって、それの罪滅ぼしの意味で、今度は、大々的に冤罪報道しているのだと思います。
- ksmmimi
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回答NO7です。 質問者様のおっしゃるとおりです。 適切な捜査や取調べが絶対に必要で、そのことで冤罪を減らしていくことが必要です。 足利事件でも分かるようにおかしな鑑定や取調べは真犯人を取り逃がすことにつながるのです。(その為の可視化です) 今回のケースでは被害者の家族はおかしな鑑定のおかげで「犯人の時効」という最悪の状況を叩きつけられたのです。 日本の取調べの方法や裁判のあり方は人権面で国際的にも非難されている状況ですので、そこは改めて捜査能力向上に徹するべきです。 裁判についても公判で事実を見定めるというのが正しいはずなのに、捜査段階で固められた「調書」ばかりを追認するだけの場になってしまっているのが現状です。 そのために99%以上の有罪率となって、裁判自体はお飾り的なものだと言う人もいるぐらいですものね。 これでは冤罪は防げません。 『自白絶対主義』を牽制する意味でも、そもそも本当に自白したのか?どういう状況で自白したのか?を都度、検証できる状況にするのは、きわめて重要な事だと思います。 完全可視化が万能とは思ってませんが、いま取り組める最善策のようには思っております・・・いかがでしょうか? くれぐれも部分可視化や司法取引、おとり捜査の合法化のようなより多くの問題を抱える形にすりかえられないようにと思いつつ・・今回の事件をきっかけに可視化論議が盛り上がればと願っております。
お礼
冤罪を防ぐ VS 真犯人を逃さない、の難しい問題ですね。 私は、刑罰としての死刑はこれまで賛成でしたが、この事件を聞いて、死刑制度廃止に傾きました。こういう運用上の不備が今もある以上、死刑はダメだなと思ったのです。
- hikimura
- ベストアンサー率31% (25/80)
NO5です。 「川から出てきたとなると疑問が残る。無関係の精液という可能性も」 川から出てくると無関係な精液の可能性が高まると考える理由は何でしょう? 証拠自体が警察のでっち上げである可能性ですか? あと自白ね…代用監獄である警察の留置所で、眠らせて貰えずの23日なら 否認し続けられる方が稀だと思うよ。 最大23日の拘束時間も世界標準からすると桁外れに長いんだ。 完全黙秘とか報道されてる事件だとちゃんと拘置所に送られてるのね。 拘束の待遇が全然違うの。 ココでどう答えたとしてもやってないのなら裁判では大丈夫なハズだろ? …そういわれて調書にサインしちゃう人もいます。 この状況を裁判所ではほとんど考慮せず、自白があるとまず覆らないのに。 犯罪と無縁な普通の人が、犯罪者ばかり相手にしてる警察官と渡り合うんですよ。 警察が逮捕する時って有罪にする気マンマンな心積もりなので 濡れ衣でも逮捕されたらまずおしまいと考えた方が宜しい。
お礼
どうもありがとうございます。 川にあった全く無関係の精液という可能性が出てくるという意味です。 でっちあげではなく、全く無関係の人のDNAを犯人と考えていた可能性が出てくるという意味です。
- ksmmimi
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なかには疑う人もいるかもしれませんが、これほどはっきりした鑑定が出ているのですから確実に無実でしょう。 そもそもDNA鑑定をもとに自白を強要されたのですから、鑑定が間違いだったでは済まされない話だと思います。 3月27日の朝日新聞朝刊の社会面上段にこんな記事が載っていました。 警察庁科学捜査研究所が実施した逮捕当時のDNA型鑑定の正当性をめぐり、再審公判では3人の専門家証人の尋問が実現した。 佐藤正信裁判長は、再審開始のきっかけとなったDNA型再鑑定を行った2人の専門家がいずれも旧鑑定時の写真の不鮮明さを指摘したことに加え福島弘文・科警研所長も「普通であればやり直す」などと証言したことを重視「判定の過程に相当程度の疑問を抱かせるに十分」などとし、旧鑑定の証拠能力を否定した。 上記の内容を読むと、税金で成り立つ「科警研」がその看板倒れとしか言いようのない杜撰な鑑定をして罪のない人を苦しめたと読み取れます。 菅家さんが自白したことを問題視する内容もありましたが、過去に多くの人が過酷な取り調べに耐え切れず認めてしまっているのです。 ですから取調べの全面可視化が必要だとされているのでしょう。 取調べの全面可視化については イギリス、アメリカの幾つかの州、イタリア、台湾、韓国などでも取り調べの録音・録画は義務付けられています。国連の規約人権委員会も日本の政府に対して取調べの際の電磁的な記録導入を度々勧告しております。自民党政権はその勧告を無視し続けてきました。 日本の取調べは異常に長く23日間の拘留とされていますが、当局の都合によっては無期限に延長できる理不尽な制度だと聞いております。 欧米先進国の場合は、基本的に取り調べは24時間であり、その記録のコピーは弁護士の要求によっていつでも、被告人側が手に入れることが可能なシステムが確立しているとも聞きました。 このようなことを含め「DNA鑑定を過大に評価した」という今回の検証結果は納得できるものではないので、抜本的な解決が必要だと思います。ご参考まで・・。
お礼
どうもありがとうございます。 犯人が捕まらないのは困るけど、犯人じゃない人が捕まるのも困りますね。それだけに基本となるDNA鑑定とかは、しっかりやってほしかったです。 可視化には賛成だけど、無罪放免になる犯人が増えることを考えると嫌だな。
- rin00077
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僕がずーっと疑問に思っているのは、菅家さんはなぜ最初に やってもない事を自白してしまったのか? 僕はこの理由を納得できる説明を聞いた事がないのです。 僕の経験上、いくら刑事や検事の圧力があったとしても、 やってもない事をしゃべる事は考えにくく、まして殺人と なればなおさらなんですけどね。 まあ、現在の科学捜査のDNA鑑定により菅家さんは無罪と いう事になっていますので、法律上無罪なのでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 自白は確かにキツイですね。事情聴取を受けたこともない者にはなかなか理解できない世界ですね。
- hikimura
- ベストアンサー率31% (25/80)
被害者の半袖下着は、現場の川をさらって発見されたもので 付いていた体液と言うのは、ぶっちゃけ精液ですね。 無関係の男性の精液が被害女児の下着に付く状況が想像できません。 よほど無理な推測をしない限り、犯人の精液と断定して問題ないかと。 先に述べたとおり、やってない証明はとても難しいのですが菅谷さんの場合 〇自白と遺体の状況が著しく矛盾し、警察犬が示した順路とも一致せず。 〇遺体に付いていた唾液の型も一致していなかった。 〇目撃証言や立ち寄ったスーパーの店側控えに矛盾がある。 自白調書が取調官の作文だった事を強く臭わせるものとなっています。 当時の鑑定ですが、精度以前の鑑定方法に重大な問題がありました。 元よりかすかな精液斑だったものが川で洗われて後、常温で1年3ヶ月保存されており 「-80℃での保管し、保存期間は一年以内でなければならないマニュアル」にも違反していました。 鑑定するたびに値が大きく食い違ったため、意図的な補正が加わった可能性が高い。 精度が上がって後の再鑑定請求にも「鑑定に試料を使い果たした」事を理由に却下。 ですが、現在のDNA鑑定は当時と方式が変わっており 20年近く前の精液斑の周辺繊維でも鑑定できるレベルまで向上しました。 再鑑定の結果、まず遺留体液のDNA型からして当時の判定と一致せず。 要するに案の定の誤判定で、真犯人とも一致しない意味なし鑑定だった。 また菅谷さんのDNA型も当時の鑑定結果とは別の型であるという結果が既に出ていました。 改めて別人と判定されましたが、それ以前の問題でデタラメもいいとこ。 以上の経緯から「明白に犯人ではない」と立証されたと考えても差し支えないです。 検察も慌てて再審前に刑の執行を停止して釈放しています。
お礼
どうもありがとうございます。 体液とは精液だったんですね。衣服から精液となると、犯人と考えてよさそうなものですが、川から出てきたとなると、ちと疑問が残りますね。無関係の精液という可能性もありますもんね。それでも上着じゃなくて、下着とあるので、十分なのかな。
- vp88
- ベストアンサー率46% (6/13)
ぼくが不思議なのは、衣類に付いていた「体液」が、なぜ犯人のものと断定されているのか、 報道も検察も、誰も触れていないし、疑問を持つ理由も要らないという前提になっている。これは私にとって実に素朴な疑問です。 その意味で、本当に冤罪だったのか、DNA以前の問題があることが、どうしても報道からは払拭できない一人です。 すいません、回答ではなく、はっきりしないという立場の補強になってしまいました。
お礼
回答ありがとうございます。 結局、犯人と目されるDNAと別人とされたことで、菅家氏は、基本的に全国民と同じ立場に立ったわけで、そんな立場の人にごちゃごちゃいうのは無理というものでしょう。タダでさえ、さんざん犯人として報道されまくったでしょうから。
犯人のDNAとに相違があった、と、現在の確立された技術レベルで、科学的に白であると、100%無罪が立証されたのでしょう。
お礼
どうもありがとうございます。
- x1va
- ベストアンサー率26% (802/3006)
証拠とされたDNA鑑定に誤り(当時は精度が低かった)があったことが認められ、無罪となりました。
お礼
どうもありがとうございます。
お礼
どうもありがとうございます。 手っ取り早いのは、明確なアリバイですが、今回は、遺留物と犯人の関連性と遺留物と菅家氏の関連性ですね。テレビでは、遺留物と菅家氏の関係は、否定されたようですが、遺留物と犯人の関係が明確に肯定されれば、菅家さんは完全白。それがグレーだと菅家さんもグレーという意味で言ってます。もちろん無罪が揺るがないのは十分に承知してます。