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汎用機のダウンサイジング経験者におききします

弊社システム部へ出向となりました。大学は情報処理課でJAVAをやってましたが実務を担当したことはありません。弊社では現在汎用機からオープンシステムへの移行を検討しています。そこで汎用機VSオープン系システムについてお聞きしたいことがあります。汎用機とオープン系システムに移行する際の注意点をお教えください。予備知識として想定できるトラブルや汎用機の社内SEとの話し合いをお教えください。どんな話合いをするべきなのか。抽象的ですいません。まだ検討の段階でして自分でも全体像を理解していません、情けないですがよろしくお願いします。

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回答No.3

仕事で汎用機からC/Sに移行したことのあるSEです。 導入のメリット・デメリットについて書きたいと思います。 ○オープンシステムのメリット パッケージによる導入のコスト削減。(残念ですが総合的なTCOの削減にはならない) 設計時間の短縮、ユーザビリティの向上。(すぐ導入したり変更できたりする立ち上がりのよさ、手軽さです) 技術者(人材)の確保による人件費の削減。(メジャーなOSや言語のほうが人経費が安い。汎用機専用で育てるよりもです) 機材の多様化と低コスト化。(ハードウェアの選択肢や価格の下落が実感できる) ○オープンシステムのデメリット ・システムの評価(RASIS)がどうしても汎用機のほうが上であること。(私見) ・コストについて。  1.ハードウェア構成によってはコスト増となる可能性がある。   汎用機はすでに最初からバックアップシステムを含め一体型で考えてあるので必要がない。   オープン系ならばクラスタ構成によって設置する機器を考えないといけない。   買い替えコストも計画しておくことが必要。  2.過去の資産をどう引き継ぐかでコスト増になる可能性がある。   完全なデータ移行ができない限り汎用機を捨て去ることは出来ない。 ・運用の繁雑化による弊害。 パッケージ利用やOSによって個々(クライアントマシンの数だけ)の対応を迫られる。 OSやセキュリティソフト、その他のソフトのライセンス料金や保守契約の管理が大変です。 昨年の大掛かりなANAのシステムダウン障害がこれです。 http://www.ana.co.jp/topics/notice080914/index.html どの会社でも業務以外のこの作業に時間を割いている社内SEは多いはずです。 又利用者である社員についてですが新規のシステムについていけない社員が出てくる→教育費増など。 私になりに言えば、どっちを選んでも損得勘定は表裏一体ってことです。 なので基本的には全部を丸ごとと考えずに部分的な利用をってことですね。(答えになってないかもしれないけど) 一概に全てオープン系にすることが良いというわけではない、というのが確実な答えだと思います。 実際に導入されてみて思ったより効果を期待できないという声もよく聞きます。 数年前はオープンシステム万歳なノリでしたのでSEも客も踊らされた感がありますけどね。 汎用機についてですがどこのメーカー汎用機を使っているか、というところによっても随分話が変わってきます。 例えばIBM(zSeries)や富士通(GS21/PRIMEFORCE)などオープンシステム(UNIX、Linux、Windows)に対応できるものを作ってます。 wikiの「メインフレーム」のオープン対応 参照。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0 当初の導入のしやすさとか、使いやすさとかを優先して導入しても、実際そのシステムの生命そのものは短いです。 その後には完全廃棄もできない、移植もできない残された汎用機の資産がジワジワっと効いてきます。 そして追加の開発費、当初に試算しておかなかったバージョンアップ費用。 今や短い期間で新規OSがでますよね。XPにVistaに7に・・・。 合わせてソフトも古いOSには対応もしなくなる。 予算の確保が難しいために、毎回、部分的な新規購入やアップデートを繰り返すうちに余計に複雑化するシステム。 それに合わせられず作られる追加のシステム設計。 こう書くとダウンサイジングのデメリットだらけにみえますね。 社内SEさんとは導入の目的とそのメリットや現行のシステムの存続など、そこにからむ人事なども含めなにを目的に移行するのかを話し合うべきかなって思いますね。

daiichi007
質問者

お礼

ありがとうございました 参考になりました。

その他の回答 (2)

noname#187999
noname#187999
回答No.2

ダウンサイジングという言葉の意義は、かなり曖昧かつ広範囲で、OPEN系にする事が必ずしもダウンサイジングではありません。 OPEN系というのも曖昧な使われ方をしている事が良く有ります。 ダウンサイジング≠OPEN系である事をご理解下さい。 業種やシステム規模が判りませんので、一般的な話をしたいと思います。 ダウンサイジングは規模を縮小する事である事、OPEN系はメーカーやディーラーを限定しないシステムである事はご承知かと思います。 ダウンサイジングする場合の注意点は、その目的・目標・ライフサイクル・運用方式等を明確する事が非常に重要です。 HOSTをダウンサイジングして下位機種HOSTを中核サーバーとするのか、UNIX系サーバーを中核とするのか、PCサーバーを中核とするのか、複数サーバーにするのかというようにサーバーひとつとっても様々な方式があります。 また、端末は全てPC(UNIX系かマイクロソフト系か等)にするのか、DAM端末も共存するのか等検討すべき項目です。 ネットワークも重要です。 LANも光ケーブルを幹線にするか、同軸ケーブルを幹線にするかや、接続端末数・トラフィック等によって検討しなければなりません。 ソフト開発面では、業務パッケージを導入するのか、自社開発するのか、端末側はインターネット方式(WEB方式)するのか、VBやJAVA等を使って個別開発にするのか等検討する必要があります。 DBは何にするのか等、様々な観点から検討しなければならないので、目的・目標・投下可能コスト等が明確にならないと、要求仕様が策定できません。 トラブルも様々なケースがあります。 これも全体像がある程度決まらないと検討しにくいのですが、ターンアラウンドタイムが遅いといったケースの場合、サーバの処理能力の問題なのか、DBの問題なのか、APサーバーの問題なのか、LANや回線の問題なのか、トラフィックの問題なのか、PC側の問題なのか等、非常に切り分けが難しくなります。 特にOPEN化して複数メーカー品を使用すると必ずといって良いほどセクショナリズムによる問題が発生して、一層切り分けが難しくなります。 業務パッケージを導入する際もそのシステムに精通したSE・PGがいないと手も足も出ない事もあり、最悪の場合、そのパッケージを捨てる事もあります。 新しい手法(最近ではクラウドシステム等)も生み出されています。 こちらも、抽象的過ぎて、ご質問の回答になっているか判りませんが、基本はコンピュータシステムである事に違いは無く、ユーザーの視点で、また、会社の方向性を鑑みて、目的などを明確にし、要求仕様をしっかり固める事がもっとも重要であると考えます。 そこから、色々な制約があるでしょうが多方面から検討を加える必要があるでしょう。 私も汎用機で育ち、Windows3.1の出現により、ダウンサイジングやOPEN化の波にもまれ、10年たって漸く判るようになりました。 まさに0からの方向転換でした。 ダウンサイジングやOPEN化の書籍が山のように出版されています。 それらの入門書から入り、だんだんと専門書を読破されると宜しいのではないでしょうか。

daiichi007
質問者

お礼

ありがとうございました 参考になりました。

  • jeee
  • ベストアンサー率52% (119/227)
回答No.1

ユニシスでダウンサイジングのに関する技術情報が公開されています。 http://search.unisys.co.jp/search?site=P5V37AWT&charset=Shift_JIS&design=10&query=%83_%83E%83%93%83T%83C%83W%83%93%83O&submit=%98_%95%B6%8C%9F%8D%F5&group=3 この中の「流通基幹業務ダウンサイジングについて」にライフサイクル別にリスクが書かれているので、参考になる思います。 あとは、オープン系のプログラミング言語でCOBOL以外の多くが小数点数字が浮動小数点型が使用され、小数点数字が正確に処理されない場合があります。 このため、COBOL等で計算処理のモジュールを作成し、これを使用する等の対策が必要となります。

daiichi007
質問者

お礼

ありがとうございました 参考になりました。

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