- ベストアンサー
リース会計についての疑問点
- リース債務の未払残高に利率を乗じると利息の支払い分になる理由は?
- リース料を前払いすると支払利息勘定が計上されない理由は?
- 年金原価係数を使用するパターンの問題で適用計算利子率と追加借入利子率が出てきますが、どちらを使えば良いのか?また、この二つの利息は何を意味するのか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1.なぜリース債務の未払残高に利率を乗じると利息の支払い分になるのでしょうか?(計算の構造や理論が分かりません) →これは借入金の元利均等返済と同じ仕組みです。 「未払残高に利率を乗じた利息の支払い分+元金の返済額」が毎回(毎月又は毎年)同額となるような仕組みになっている訳です。最初は利息部分のウエイトが高く、元金のウエイトが低いのですが、返済が進むにつれてその比率が逆転します。 もし、年金現価・年金終価がお分かりでなければ、サイトの解説等を参考にされることも必要でしょう。 2.なぜリース料を前払いするときは支払利息勘定が計上されないのでしょうか?(テキストではリース債務の減額のみ行っています) →それは初回のリース料に限ってのことではないでしょうか。リース開始と同時に支払った金額には利息はつきません。2回目からは支払利息が発生するはずです。 3.年金現価係数を使用するパターンの問題で、適用計算利子率と追加借入利子率というものが出てきました。支払利息の計上にはどちらを使えば良いのでしょうか?また、この二つの利息は何を意味しているのでしょうか? →適用指針には「借手が現在価値の算定のために用いる割引率は、貸手の計算利子率を知り得る場合は当該利率とし、知り得ない場合は借手の追加借入に適用されると合理的に見積られる利率とする。」との趣旨が述べられており、いずれか実際に適用した方を「適用利率」と呼ぶようです。この利率が「1.のリース債務の未払残高に乗じると利率」です。 貸手の計算利子率とは、リース料総額とリース期間終了時の見積残存価額の合計額の現在価値が、当該リース物件の現金購入価額又は借手に対する現金販売価額と等しくなるような利率です。 追加借入利子率とは、読んで字の如く「借り手が新たな借入をする場合の利率」です。リースを止めて通常の購入をしたならば銀行などからの借入が必要だということです。 4.オペレーティングリース取引の貸手側の処理として、テキストでは (固定資産)××× / (買掛金) ××× という仕訳を当たり前のように行っていますが、これはなぜなのでしょうか?必ず行わなければならない仕訳なのでしょうか? →オペレーティングリース取引の場合は、法的にも経済上の実質からもリース資産は貸主に帰属しているため、当然のこととして貸手側で資産計上しなければならない意味だと思います。 以上旨く説明できませんが、半分でもご理解が進めば幸いです。