(310) Then I crossed……この英文はどのように訳せばよいでしょうか
(1)Then I crossed over to Chalcis, to the games of wise Amphidamas where the sons of the great-hearted hero proclaimed and appointed prizes. (2)And there I boast that I gained the victory with a song and carried off an handled tripod which I dedicated to the Muses of Helicon, in the place where they first set me in the way of clear song. (3)Such is all my experience of many-pegged ships; nevertheless I will tell you the will of Zeus who holds the aegis; for the Muses have taught me to sing in marvellous song.
次の文章は“Works and Days” by Evelyn Whiteの一節です。
(1)(2)(3)は連続した文章です。
試し訳と語彙について質問します。
(1)Then I crossed over to Chalcis, to the games of wise Amphidamas where the sons of the great-hearted hero proclaimed and appointed prizes.
その時、私は勇敢な英雄の貴公子達が開催して、懸賞付きの、賢明な王アンピダマース(の追悼)の歌競べに参加するため、カルキスに渡った。
<質問>
proclaimed, appointed prizes, to the games of について、
試し訳は、やや、言葉を補正しました。
この方が丁寧かなと思う程度の理由です。
これらは正しいでしょうか。
(2)And there I boast that I gained the victory with a song and carried off an handled tripod which I dedicated to the Muses of Helicon, in the place where they first set me in the way of clear song.
そして、そこで、自慢じゃないが、私は歌競べに優勝して、ヘリコン山の詩の女神ムーサたちに捧げる柄のついた鼎を運んで持ち帰り、この地で、彼女等が初めて、私を清純な歌の道に就かせたのだ。
<質問>
(a) there I boast;‘自慢じゃないが’とした。 正しいでしょうか。
(b)a song;’歌競べ’とした。正しいでしょうか。
(c)I gained the victory;‘優勝して’とした。正しいでしょうか
(d) which I dedicated to the Musesのwhichについて
このwhichは直前のa handled tripodの修飾句です。
問題は、which文の範囲で、続く(e)は(e)whic含まないと考えました。
正しいでしょうか。
(e) (,)in the place where they first set me in the way of clear song
について
clear はsongだけを修飾していますので、「清純な歌」としてみました。
これはムーサイに捧げ、ムーサイが歌うからclearなのか、叙事詩だから
clearなのか、多分、前者の意味が強く、後者の意味は薄いのだろうと
考えました。また、firstはヘーシオドスが初めて叙事詩の道に進むこと
になったという意味で、通説の根拠はここにあると考えました。
これは正しいでしょうか。
(3)Such is all my experience of many-pegged ships; nevertheless I will tell you the will of Zeus who holds the aegis; for the Muses have taught me to sing in marvellous song.
くぎでしっかり固定された船団に属した私の経験はこれが全てだが、(それにも拘わらず)私は、アイギスを持つゼウスの意志をお前に話そう。というのは、ムーサたちが私に素晴らしい歌を歌うように教えたからだ。
<質問>
Such is all my experience of many-pegged ships
この文は、such as it is all my experienceでよいのでしょうか。
many-pegged shipsは many shipsが基本で、pegged shipとは、
「くぎでしっかり固定された船」ということになる。ofは所属を意味して、
「くぎでしっかり固定された船団に属した私の経験はこれが全て」
と考えました。この解釈は正しいでしょうか。
(1)proclaimed, appointed prizes、to the games of の訳は良いと思います。
ご参考(私の試し訳)
「ここから私は、英邁の王アンピダマスの葬いに加わるべく、カルキスに渡った。そこでは、豪毅の王の息子らが懸賞を用意していた。」
(2)(a) there I boast;‘自慢じゃないが’ で良いと思います。
(b)a song;’歌競べ’ で良いと思います。
(c)I gained the victory;‘優勝して’ で良いと思います。
(d) 正しいと思います。
ご参考(私の試し訳)
「そして、私は自慢じゃないが、歌較べで勝利して三脚釜を受賞し、それをヘリコンのムーサに奉納した。彼女たちが初めて私を妙なる歌の道に導いてくれた場所で」
(e) 良くわかりません。
(3)Such is はあまり深く考えず、「これが」程度に訳したので良いのではないでしょうか。
「これが、私が経験したことのすべてだ。」
many-pegged ships の解釈は正しいと思いますが、特に根拠はありません。
最後の訳は、「素晴らしい歌を歌うように」⇒「素晴らしい歌を歌うことを」とされたらいかがでしょうか。
また、アイギスというのは「盾」でしょうか。
お礼
回答を読んで 叙事詩は高尚な言葉を使うことが好まれますが、 ありふれた言葉で読むことも許されると思います。 また、熊本弁でも、青森弁でも訳しうると思います。 作品を書くのに、または読むのに、言葉のプロである必要はない、 背伸びせす、真心で読み書きすればよいと思います。 回答を読んで、このようなことを感じました。 アイギスは、イージス艦などに使われていますが、 王の杖の意味のようです。 ありがとうございました。