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ダイアトニックコードについて

音楽理論を独学で勉強していて、下記サイトも使っているのですが、そこにCメジャーで使えるコードがC,F,G,Am,Dm,Em,E となっているのですが、一番最後のEはどこから出てきたのでしょうか? 3度となっているのですが、3度はEmではないのでしょうか?  なぜEがつかえるのか教えてください。 http://add9.client.jp/abcdefg7th/key.html

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  • TAC-TAB
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回答No.5

>一番最後のEはどこから出てきたのでしょうか? CメジャーとAマイナーは、非常に近い親戚同士であり、Aマイナーには、「自然」「和声的」「旋律的」という三種類の音階があり、そのうちの「和声的短音階」(音列A・B・C・D・E・F・G#)から来たものです。短調のコード理論を勉強するときには、「ハーモニックマイナースケール」を使わなければなりません。 質問の表題が、「ダイアトニックコードについて」となっているので、「ダイアトニックコード」というのはご存知のことと思います。 「ダイアトニックコード」というのは、「ダイアトニックスケールを母体として構成されたコード」のことですから、KeyがCmajorのときにEがダイアトニックコードであるはずがありません。 ただCmajorのときによく使われるコードというのであれば、解からないこともないですが、「よく使われる」というのであれば、「E」よりも「E7」のほうがよく使われます。 まず「スケール」には3つの役目があります。 1.メロディーの母体となる 2.コードの母体となる 3.Keyを決定付ける 簡単にいえば、「スケールはDNA」です。 KeyがCであれば、「ドレミファソラシド」というお馴染みの音階、これが「Cメジャーのダイアトニックスケール」です。 この「ドレミファソラシド」がDNAですから、これらの中から選ばれた音を基本としてメロディーが作られ、伴奏されるコードもこれらの音の中から選ばれる、これが「DNAの一致」です。 メロディーがCメジャーというDNAを持っているのに、伴奏コードがDメジャーというDNAを持っていれば、キレイな響きにならないことは分かると思います。 メロディーと伴奏コードが、ある共通のDNAを持っていて、そのDNAの呼び名が「Key」であるのです。先に書いたように、DNA配列が「ドレミファソラシド」=「C・D・E・F・G・A・B・C」となっていれば、その呼び名は「Cmajor」になります。その配列が「D・E・F#・G・A・B・C#・D」であれば、「Dmajor」と呼ぶのです。 AminorのDNA配列は「A・B・C・D・E・F・G・A」なので、これが「Aマイナーのダイアトニックスケール」であります。 CメジャーとAマイナーは非常に近いDNAを持っていますが同じではありません。スタートの音が違います。しかしこの両者が非常に近いものであることは間違いがありません。質問者さんが、参考にされているサイトは、同じと見なして両者をまとめて書いてあるということです。 しかし、この両方のスケールのどこをどう見ても「G#」という音は見当たりません。 したがって、G#を構成音のひとつとする「E」というコードは、一見DNAが違うように見えます。 そうすると、当然 >一番最後のEはどこから出てきたのでしょうか? という疑問が出てきます。 答えは、Aマイナーの「和声短音階」からきたのです。 ということですが、詳しく説明すると KeyCmajorとAminorは非常に近い親戚であるために、一曲の中でひんぱんに相互に乗り入れて、明るいとき暗いときの表現をします。 今、コードに対する質問をされているのですが、「コード」は日本語で「和声」と言います。 「和声」の勉強をするときには、同じAminorスケールでも、コード用の音階「和声的短音階」=「ハーモニックマイナースケール」という音階を使わないといけません。 Aminorの和声短音階は、「A・B・C・D・E・F・G#」という配列です。7番目の音は「G」ではなく、「G#」です。 コードというのは「ルートから奇数番めの音を積み重ねる」という約束になっていますので、このスケールの上で、Eをルートとしたコードを作ってみるとG#とBが積まれて、「E」というコードになります。 では、コードの勉強をするときには、なぜ「ハーモニックマイナー」を前提にするのか?この理由ですが、 音階の7番目の音は「導音(どうおん)」=「Leading note」と呼び、「主音」を導く音です。先に説明したAminorの音列「A・B・C・D・E・F・G」を自然短音階と呼ぶことはご存知だと思いますが、「導音」が「G」になっています。 コードの連続を勉強するときには「ドミナントモーション」が基本中の基本ですが、トニックコード」を導きだすためには、その前に「ドミナントコード」が必要で、トニックコードである「C」コードを呼び出すためには、その直前にドミナントコードである「G7」が必要、逆に言えば、「G7」が鳴れば、その次には「C」が出てこなければならないということです。 「トニックコード」は、日本語で「主和音」、すなわち「ご主人様」です。「ドミナント」というのは、日本語で「支配する」という意味で、「ドミナントコード」というのは、そのキーを支配するコードという意味です。とても強いコードで、7種類あるダイアトニックコードで最強のコードです。 「トニックコード」=主和音は、確かにそのキーの「あるじ」ですが、実際は、「強い嫁はん」=ドミナントコードに支配されているということです。ドミナントコードとしての「G7」が鳴れば、次には「C」コードが出てくる他はありません。「G7→C」これが「ドミナントモーション」です。 このようにコードの役目が決まっていることを「機能和声」と呼びますが、コードの勉強をする場合、単独のコードではなく、コードの機能・役割を知り、その連らなりとして捉えて考えないと意味がありません。 さて「E」コードですが、この中の「G#」は非常に大きな役割を持っています。 Aminorの曲で、このG#が鳴れば、それは「導音」なので、そのあとは必ず「A」が鳴らなければなりません。AminorでG#というのは、焦噪感を持った音で、この音が鳴れば続くのは「A」の音、「G#」を含む「Eコード」が鳴れば、次には「Am」が出てくる他はありません。しかし、「Gナチュラル」が鳴っても、「A音」は導き出されないし、「Em」が鳴っても「Am」は呼び出されません。 すなわち、強力なドミナントモーションを引き起こすためには、使ったコードの中にG#→Aという、「半音の上行進行」がなければならない、すなわち「Emコード」→「Amコード」では、結合が弱いのです。そのため、EmではなくEが使われます。 下記の違いを聞き分けてください。 「Em」→「Am」 「E」→「Am」 明らかに結合の強さが違います。 そのため、Amの曲で、「Amコード」に行く場合、90%以上の確立で、その直前のコードは、「Em」ではなく「E7」になっているはずです。「不安定から安定へ」というストーリーの決着のためには、「不安定」が「Em」では弱すぎるのです。 >なぜEがつかえるのか教えてください。 なぜEが使えるのか?というよりも、「ドミナントモーションとしてはEまたはE7を使うべきだ」ということです。 ついでですが、 また、メロディーの勉強をするときには、「旋律的短音階」を使わなければなりません。 さきほどの説明で「A・B・C・D・E・F・G#・A」という和声的短音階を上げましたが、この音階を弾くと、FとG#の間が、どうも中近東の音楽のようで美しくありません。 これを「悪魔の音程」と呼びます。 これではいけないというので、「F」を半音上げて「F#」にしたのです。 そうすると、「A・B・C・D・E・F#・G#・A」となり旋律的で美しくなりました。これを「メロディックマイナー」=「旋律的短音階」と呼ぶのです。しかし、この音階を下ると「Aメジャー」とまったく同じになります。上りは「導音」としての「G#」が必要でしたが、下りは関係がないので、「下りはFもGもナチュラルにしよう」ということで、上行と下降の音が異なるという「旋律的短音階」ができたのです。

atomickey
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。とても参考になりました。 ハーモニックマイナーも含め、もっと勉強したいと思います。

その他の回答 (5)

  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.6

リンク先のページは正しくないと思いますよ。次のようになります。 長調3度はEm 短調5度はE キーCの長調3度のE(よくAmに行くためのドミナントとして使われます)というのは長調のダイアトニックコードではないです。 EはキーAmのダイアトニックコードになります。

atomickey
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 使っているサイトは正しくないところもあるようなので、しばらく他で勉強することにします。

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1634/3294)
回答No.4

あえていえば,平行調である Am に対する属和音になりますかね. Cであっても,部分的にAmで解釈すべきメロディーになっているときは珍しくないので,その流れでは,まあ,ダイアトニックに準ずる扱いでもいいかもしれません. しかし,Bm7-5 がないとか,あんまり一般的でないネーミングが使ってあったり,ふつうは,ドミナントは属七で使うべきで,7th を「バリエーション」に出しているということは,あんまり和声の機能を理解していない表にも見えますね. あんまり鵜呑みにしない方がいいようなサイトにも見えますね.

atomickey
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かにあまり鵜呑みにすべきではないかもしれませんね。 しばらくこのサイトは様子を見ることにします。

回答No.3

こんばんゎ♪  =*^-^*= 確かに。。。 これは、錯覚しやすい書き方ですよね~ ^^ ■「Cメジャー」のダイアトニックコードには、 「E」はありませんよね。。。(^^; ダイアトニックコードとは、C長調の音階上にできるコードですので・・・。 このHPの場合、「/Am調」・・・と、混在して表記しているので、 そうすると、Am調では存在するわけですが、 このHPでは、「長調3度」とあるのは、ちょっと、解せませんね・・・ ということで、ストレートに考えると、 質問者様が、疑問を持たれるのも当然ですね。。。^^ ですので、「Cメジャー」では、「E」をダイアトニックと考えないほうがよろしいと思いますよ~ 私的には・・・ ^^

atomickey
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「E」はCメジャーのダイアトニックコードではないですよね・・ 自分もこのサイトで解せないことが多々あるので、 しばらくこのサイトは使わずに本等で勉強したいと思います。

回答No.2

このサイトではkey=Cとkey=Amを同じとして捉えて説明してるから 変になっちゃったんじゃないですか? ダイアトニックコードのkey=Cは C Dm Em F G7 Am Bm♭5 同じくkey=Amは Am Bm♭5 C Dm E F G ってなるんです。 Amの場合 3度のコードがEmではなくEなんですよね。実際はEmを使うことが多いですけどね。 説明すると長々となるのでこのサイトのほうが専門的にそのことが書いてるのでわかると思いますよ。 http://keiki.soudesune.net/lesson04.html

atomickey
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 key=Cとkey=Amが同じ列に書かれていて、そこで「長調3度がE」というような書かれ方をしたので混乱してしまったのかもしれません。

  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.1

和声的短音階ってご存知ですか? 短調では、ラ シ ド レ ミ ファ ソ# ラ となるんですよ。そしてそのソ#が使われるのがおもにドミナント(ミソシ)、つまりキーがAmならEですね。

atomickey
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ハーモニック・マイナー・スケールのことですよね。 もっと詳しく勉強してみたいと思います。

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