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民主党政権で、国の借金はどうなるんでしょう?
鳩山内閣の2010年度予算の概算要求が過去最大の90兆円超となり、財源の確保が問題となっています。 今話題になっている「事業仕分け」である程度の財源は確保できそうですが、900兆円に近い国の借金に対しては、焼け石に水と言った感も否めません。 民主党は政権公約で「赤字国債を発行しない」と公言していましたが、果たして可能なのでしょうか?発行は止む無しだとしても、借金拡大の歯止めは掛かるのでしょうか?
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この経済環境下では今後数年以内には不可能です。 もし民主党が今後4年以内に安易な財政再建・緊縮財政に走った場合、97年の橋本内閣のようになってしまう事でしょう。 橋本政権では景気の持ち直し基調となってきた事から安易な財政再建が進められ、増税政策、減税措置撤廃政策、大型補正予算削減も行われた。その結果、日本経済は失速、税収は激減、その後にはその補填の為に財政赤字は倍増し、余計な何百兆円もの政府債務の発生に繋がりました。 安易な財政再建によって無駄な借金を増やすという事態を招いた訳です。 また小泉内閣においても当初、国債発行30兆円という小泉純一郎氏の公約としての財政再建路線が進められました。その結果、景気が大幅に悪化する事となり、税収は激減、2003年には株価は7,607円にまで落ち込む事態に陥いりまいした。 それを受け小泉内閣は2003以降大きく方向転換、そしてあの有名な「総理大臣としてもっと大きなことを考えなければならない。大きな問題の対応の為には、この程度の約束(公約)を守らなかったことは大したことではない」発言などが飛び出すようになり、2003年以降は大きく方向転換が計られました。橋本内閣同様、補填の為に余計な政府債務発生を招き財政赤字は急上昇する事態となったものの、2003年以降は税収は持ち直し市況も改善に進みました。 ザックリ言ってしまうと、ゼロ金利環境や超低金利環境下にあるという事は、民間需要が"異常"に縮こまり縮小を続けているという事です。そんな経済環境下で政府が民間と足並みそろえて緊縮財政を進め需要を縮小するような政策を進めれば経済は腰折れになってしまいます。通常金利水準に戻せる環境になるまでは、政府は財政出動によって市場を下支えする事が最善の策となるのです。 自民党にしても民主党にしても、超低金利環境の異常事態が続いているにもかかわらず、ほんの少し景気が持ち直しただけで楽観視して財政再建をいいだし政治が経済環境を壊してしまう。まるで治りかけの傷口に出来たカサブタをはがすような振る舞いを政治家が(マスコミもですが)くり返し、それが日本の借金を増大させています。 今後急速に経済環境が改善するとは考えにくいので、 ・民主党が、最善策である財政出動をこのまま続けても、結果は当然債務は増えるにいたります。 ・もし民主党が安易にも財政再建に走れば、その後に補填の為に余計な政府債務発生を招き必要以上に債務増大に繋がるでしょう。 そういう意味で、この経済環境下では今後数年以内の実現は奇跡に近く、最善ても4年後ぐらいに小さな可能性として存在する程度です。
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- haniwa3
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質問からかなり時間が経っているので、後出しじゃんけんのような感は否めませんが、事業仕分けで確保できた予算は、歳出に対して思ったほど大きくなく(2兆円程度)、それどころか税収が激減するという結果になっています(参考URL参照)。 赤字国債の発行が税収を超えるという予測も立つ中、発行しないという選択肢はないのでは? 自民党時代の影響を考えれば、ここで赤字国債を発行するのも致し方なし、と思えます。ただ、2つ目の参考URLにあるように、「特別会計」など、民主党が切り込める分野はまだまだあるはずです。それらの努力をせずに国債に頼ってしまうと、借金の縮小には程遠い姿になりそうです。
お礼
ありがとうございます。 事業仕分けも、財源の確保としてはイマイチな感じでしたね。 もう発行するしかないようですが、参考URLを見て、まだ余力があることも分かりました。そういう意味で参考になったのでお礼を付けさせて頂きます。
- 3691819
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こんにちは。 どうなるもこうなるも今現在国の借金が900兆近く有るのですか ら、民主党がいくら無駄の削減をしても一定の公約を実現する為 には赤字国債は避けて通れません。民主党の公約違反を責める風潮 も有りますが、その前に赤字国債を此処までにした自民公明を 追求するのが先決だし、その両党に政権を任せてきた国民が強く 反省するのが大切だと思います。 政官業の癒着構造が改められ徹底した無駄の削減により、長期的 に国の借金が減っていく方向にある事だけは確かなので、ある程度 の期間はジックリと民主党にやらせてみましょう。もうあの 自公政権時のやりたい放題には戻りたくは無いので・・・
お礼
ごもっともなご意見です。自民時代の負債がある以上、民主党の動きを評価するには時期尚早ですね。マスコミなどは叩きまくってますが、これでは良くなる可能性も潰してしまいそうです。
- coco1701
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鳩山首相は、09年度補正予算後の44兆より減らすと言っていますから 少なくとも、10年度予算で44兆位は国債の発行になるでしょう 消費税を上げるまでは、税収にも依りますが、40兆以上の国債発行は続くでしょう(4年間で160兆~200兆位)・・そうしないと予算が組めない 消費税を多少上げても、国債の発行分はカバー出来ないでしょうから 国債の発行は当分続くと思います
お礼
ありがとうございます。時間が経ったので国債発行額は増えてしまいましたが、ご回答の通りになりそうですね。
- AUGUUUAAA
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どの政党にとっても難問です。 民主党も、借金の返済どころか、「国債を去年より少なく発行できるかどうか?」というところできゅうきゅうとしていて、国債を去年より減らして発行というところまでも行っていません。 これも、国民が、「早く、景気回復のため、巨額の財政出動をしろ」とか「地方には、まだまだ道路が足りない」「せっかく作った空港に、飛行機を飛ばせ」など、いろいろ要求するのですから、やむを得ないことで、いずれ、増税で賄うよりほかになくなります。 鳩山政権も、4年間は消費税を上げない なんて、のんきなことを言っていられなくなるかもしれません。 すべて、国民が要求するからです。
お礼
確かに、国民の主張も色々ありますからねぇ。これをどうまとめるかも民主党の力量といったところでしょうか。 国民としても、マスコミの情報に振り回されずにいたいものです。
- suffre
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民主党が野党時代に「我々が政権交代すれば借金も赤字も税制も全て解決する!」と何百回も言っていたので、任せればいいんじゃないですか?
お礼
ありがとうございます。 野党時代の主張は海の藻屑と消えそうですが、しばらくは応援してみたいと思います。
- SaKaKashi
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国債をチャラにすればいいのです。 所詮税金で返すのだから、チャラにすれば、借金がなくなり、返すために税金を使うこともなくなります。 だいたい、個人で国債買ってる人は、国債の利子は、自分の税金が利子になって戻っているだけってことを知らないのでしょうな。 自民党が50年かけてした借金なのですから、自民党員に払わせればいいのでは。
お礼
国債をチャラ・・・日銀に命令するとか、政府紙幣を発行するとかいう話も聞きますが、そういうことでしょうか? 認めるかどうかは国民と国際世論次第だから、アリと言えばアリな手段ですね。
お礼
遅くなってしまいましたが、非常に丁寧なご説明、ありがとうございます。 確かに、しばらくは自民党時代のツケを払わなければならないし、世界状況を見ても国債発効は避けられないように思えます。 とはいえ、最初に言ったことを覆すのだから、残念な感は否めません。このままズルズルと有言不実行が続かないことを願うのみです。