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合唱指導をはじめるにあたって
これから、混声合唱団で指揮者をすることになりました。 (わたしの音楽の履歴としては、小さい頃からピアノを習っていたのと吹奏楽を6年ほど、吹奏楽の世界では高い評価をうけている講師についていたので、それなりにおぼえはあるつもりでいます。合唱については、まだまだ知識も技術も、経験も浅いので、それも不安だったりと。。) 実際、指揮者として前にでてみると、うまく気持ちと体が一致しなかったり、とまどうことばかりです。今は技術がないのでカンにばかりたよっていますし。。 指揮というのはどうやって勉強したり、練習すればいいのでしょうか? よく鏡に自分をうつして・・・など聞きますが、わたしの場合はただただ鏡の前で拍をふるだけなので、効果的な練習ではないのか、すぐに飽きてしまうというか、あまりためになっていないし。。 楽典なども、たくさん出ているようなので、どう絞っていけばいいのかもぼんやりとしてきてしまって。。 効果的な練習方法。 意識のトレーニング。 参考になる文献。 合唱の名演奏。 、などなど とにかくいろいろと教えていただきたいです。 指揮の経験がある方からのアドバイスを、ぜひお願いいたします。
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たぶん、わたしよりも音楽歴は長いと思いますので、 ご参考程度に..... 指揮者の仕事って、いろいろありますが、 結局は、合唱団の持っている力を引き出すことに 尽きると思います。 ですから、前に立ったら、とにかく、今 合唱団に必要なものを与え続けるという気持ちでは どうでしょうか。 はじめの音取りの段階では、テンポが大事ですから 手は前後に(でも速度にメリハリをつけて)振る程度で 一定のテンポを与えて、音とリズムを覚えてもらいます。 次は、普通に指揮をとりながらの練習です。 ここでは、テンポを取ることと、各パートの バランスを歌い手に伝える必要があるでしょう。 最後に演奏会ですが、 この時は、必要なタイミングだけを送れば あとは、何をしていても良い筈です。 特定のパートの音が足りないなと思ったら そちらから上に向けて手を振り、 特定のパートの音が落ちてきたのなら、 下から持ち上げる仕草をします。 トップが苦しそうなら、 呼吸を合わせるように手を振ってみましょう。 なお、鏡に映す場合の練習のコツですが、 私の場合は、自分で歌ってみることにしています。 それも、オーバーなぐらいリアクションをつけて。 こうすると退屈しませんし、 何を伝えればよいのかもわかってきます。
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- jive
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クラブ、あるいは一般人による混声合唱団でしょうか。だとすれば、指揮者にとってもっとも大切なことは、うまく演奏させることではありません。 アマチュアの合唱団において、指揮者の最大の役割は、楽しい練習と楽しい本番ができるようにすることです。 驚かれるかもしれません。しかし、考えてみますと、団員は皆、合唱の他にやるべきこと、やりたいことがいろいろあって、疲れることも多い中で、その中で時間を作って集まってきます。それは、そうやってでも、歌を楽しみたいからであるはずです。「そこに行けば、それに見合った充実した時間がある」、そう思えるからこそ集まってくるわけです。 もっとも危険なのは、「うまくさえすれば良い合唱団になる」という考え方です。大切なのは、うまいかどうかではなく、音楽が楽しいかどうかです。 良い指揮者とは、より音楽を楽しませてくれる指揮者に他なりません。 練習の時の雰囲気が本番での演奏に少なからず反映します。楽しい曲を普段楽しく歌えていないのに、うまくみせるために楽しいふりをするのは実に空しいことです。普段から楽しい演奏をしていれば、その楽しさをお客さんにおすそわけするだけでよいのですから。普段、演奏者が楽しんでいることが、本番でお客さんにも楽しんで頂けることにつながるのです。 合唱の楽しさとは、「曲の味わい」に他なりません。指揮者が曲の味わいを引き出すために特に必要なことを二つ申し上げます。 第1にその曲の魅力を分かっていることです。もし分かっていなければ、せっせと研究する。各パートを歌ってみる。いろんな表現を試みる。歌詞の意味を徹底して考える(結構奥が深い)。どういう気持ち、どういう情景、状況なのか。音域から得られるイメージ。発音から得られるイメージ。ハーモニーから来るイメージ。掛け合いから来るイメージ。バランスによるイメージ。テンポ設定によるイメージ。全体のなかでの部分の意味。 そういろいろ自分で、あるいは実際の練習の中で試行錯誤するうちに、「ここはこういう味わいを感じられるところなんだ」ということがいろいろ分かってきます。そして、だんだん曲の面白さが分かってきます。曲が大好きになれればしめたものです。 そういった魅力を、団員に言葉で伝え、また指揮で(見にくくないように)表現することで、何となく歌っていた音楽に意味を与えることができます。例えすぐに十分表現できなくても、それでも少しずつ、音楽の味わいが感じられるようになっていきます。 第2に、最低限必要な指揮の技法があること。 もし、演奏者が一人なら、指揮者が指揮をしなくても歌うことができます。もし一人の人間に対して指揮をしたとき、指揮しないより歌いにくいのでは、それは演奏を邪魔している指揮ということになってしまいます。とすれば、邪魔にならない、かつ、複数の演奏者を揃えるために必要な指揮をする必要があります。さらに、音楽上の表現を演出し、多くの演奏者が一緒に歌ったときに出来る相乗効果を生みだすことができればなおいいわけです。 指揮者は、演奏者にその存在をあまり意識させず気持ちよく演奏させ、かつ要所はしっかり導いている、というのが理想とも言えます。そのための技法が最低限必要な指揮の技法、ということになります。 さて、その、主に手と腕による指揮の技法(指揮法)は、いろんな人がまとめられています。 ここでは、指揮の技術に関して、全般的に特に重要なことを二つだけ申し上げます。 一つは、脱力です。 腕を自在に、長時間動かすためには、無駄な力を一切抜いてやる必要があります。それには、そのための練習をじっくり行う必要があります。これは、意外に時間のかかる訓練です。「指揮法入門」の冒頭に詳しく書かれています。 二つ目に、呼吸です。 指揮の動作は、息の吸うタイミング、息の吸い方、息の使い方などを表現していると言っても過言ではありません。言葉通り、「息をあわせる」ことが指揮法の極意とも言えます。 例えば、息を吸うタイミングを揃えられれば、次のタイミングも自ずと揃います。息を吸う表情で次の声の表情が大まか決まります。 また、力んだ指揮をすれば、声も固くなりますし、リラックスして指揮すればのびのびした声が出やすいでしょう。 どこで息を吸い、どこまで一息で歌うか、またその中でどう息の流れが変化するか示せれば、整ったフレーズ感は自ずと生まれます。フレーズ感の表現こそ、合唱指揮の最大のポイントです。 加えて、指揮をする上で技術上特に重要なことが「よく聴く」ことです。腕の動作にばかり意識して実際に出ている音に意識が行かないのでは本末転倒です。それならば、指揮などそこそこで良いから、聴くことに専念した方が良いのです。聴く力は指揮者の力量の大きな差の出る部分であり、育つのに時間がかかります。音がどう変わったのか、イメージした音と比べどうなのか。その場その場に出てくる音に対して有効な練習を進めていくのですから、これはたいへんなことです。 繰り返しますが、指揮の技術があればあるほどいい指揮者なのではありません。指揮は無骨だが、魅力ある音楽を引き出す指揮者は本当にいくらでもいます。それは、しっかりと演奏者と向かい合い、曲と向かい合っているからに他なりません。いずれにおいても、全体的なことだけでなく、それ以上にその個々の良さを知っていることこそ大切なことと言えます。 参考になる本・ビデオ ・「完本 指揮法入門」高階正光著 音楽之友社 ・「叱らずに魂をゆさぶる合唱指導 福井ソアーベ児童合唱団の子どもたち」坪口純朗著 音楽之友社 ・「叱らずにひとを育てる合唱指導 福井ソア-ベ児童合唱団の子どもたち:続報」坪口純朗著 音楽の友社 ・ビデオ「音楽指導者のための指揮法」保科洋監修・指揮(ビクター・エンターテインメント)
お礼
指揮者の指導者としての役割について ご意見ありがとうございました。 みなさん、 たくさんのアドバイスをありがとうございました。 いい演奏ができるように、 努力する方法を得ることができたと思います。 がんばります。
- m_nkgw
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指揮者と演奏者では必要となる知識がだいぶ違いますよね。質問を拝見しましたところ指揮者としての経験はどのくらいおありなのかわからないので、どの程度のアドバイスが適当かわかりませんが・・・ 私が高校生のときに学生指揮者が教えられていたポイントを書きます。意外と大人になっても通用するポイントばかりです。 1)指揮としての基本事項をほぼ完璧に実行する。 打点をはっきり打つ、テンポを一定にする、ダイナミクスにあわせて振りの大きさを変化させる、など、これを実行するだけでもだいぶ違います。日々の練習が必要です。 2)曲想を絞り込む。 1回の練習で合唱団員が身につけられる曲想は1つか2つと考えた方がいいです。時間がたつと忘れてしまうこともあります。演奏する曲の曲想を絞り込むことも指揮者の仕事のひとつです。 3)曲想を身振りで表現する。 1)の上級編ですが、腕だけではなく頭のてっぺんからつま先まで体のあらゆるところを使って団員に曲想を伝えます。合唱団の練習のときは指揮者も(指揮をしながら)一緒に歌って「この歌い方のときはこの身振り」という共通認識を作るのもひとつの手ではないでしょうか。(伝わりやすい方法を探してください) 4)指揮台にたったら弱腰にならない。 演奏者の立場をご存知なら納得されると思いますが、団員からの質問に答えられなかったりまちがったことを言う指揮者や優柔不断な指揮者は信頼されないですよね。信頼されるだけの知識と自信を表現することも大切だと思います。 上記と同時に団員の発声に関する知識と実際に歌える能力が必要です。 早いうちに「発声法」と「合唱指揮法」に関する本を読んでください。お勧めの本というのは今すぐには出せませんが、図書館や大きな書店で何冊か読み比べて一番自分がわかりやすいものを選ぶといいと思います。また、各地で合唱指揮者講習会が開かれています。短期講習など受けやすいものに参加されると実りが多いと思います。(参考URLに全日本合唱連盟のサイトを載せておきます) 最後に名演奏ですが、ジャンルによって大きく違います。たくさんの演奏を聴かれることをお勧めします。図書館やレンタルショップなどを上手に利用してなるべく多くの演奏を聞いてください。(余裕があれば演奏会も) よい演奏が指揮できますよう。
- 参考URL:
- http://www.jcanet.or.jp/
お礼
アドバイスありがとうございます。 川越奏和奏友会の、佐藤正人先生が 奏和のHPで書いていた 音楽セミナーをふと思い出しました。
- ittyou
- ベストアンサー率20% (4/20)
私は合唱部ではなかったですが、私の母校の合唱部は全国でもトップクラスでした。聴いていると鳥肌が立つんですよ。門前の小僧で、分ったような事を言って恥ずかしいのですが、指揮は、タクトの振り方がどうこうではなく、もちろん発声だけでもないし感情を込めれば良いってだけのものでもないし、合唱のテクニックもありますし、全部の総合芸術ですよね(^O^) 以前、大学の音楽科の人達のミサの合唱を聞きましたが、申し訳ありませんが、え… と思うものでした。(ま 本気ではなかったのでしょうが) 良いものを聴いてみて下さい。私の母校のを、聴かせてあげたいです。
お礼
とりはだがたつ、感覚わかります。 どこの演奏なのかとても気になりますが。。 高校は東北ブロックがとても ハイレベルらしいですね。 いろいろ聞いて、耳を肥やしたいものです。 わたしも、わたしにしかできない 演奏を目指したいと思います。 ありがとうございました!
- karizou
- ベストアンサー率23% (29/123)
「指揮」をするというのは、棒を振る技術のことだけではないと考えます。 いくらあなたの「指揮」が素晴らしいものであっても、肝心の合唱の表現が十分でなかったらダメですよね。 ですので、単に「指揮法」のみのことを考えるのではなくて、合唱の(声楽の)ことを勉強されることが最も大切なのではないでしょうか? これまでに楽器は経験されているようですが歌はやっていらっしゃらないのでは? あなたが求める「声」や「表現」を引き出そうとしたときに、それがどのようにすれば可能かということを歌う人たちに伝えるためには、発声の仕方を具体的に伝えたり、ご自分が歌って示されることも必要になってくるかもしれませんね。 そういう意味において、指揮されるのが「合唱」である以上、歌うことについての勉強は最重要課題になるのではないでしょうか? 演奏するものとして(歌うものとして)どんなときに指揮者の力量を感じるかというと、やはり指揮者の音楽の解釈や表現の技術によって「自分たちの歌が変わったな~」と思うときのように思います。 是非がんばってよい合唱団を作っていってください!!
お礼
吹奏楽をやっていたといっても、 顧問が合唱専門だったこともあって 多少親しんでいました。 変わったなァ、と実感できること。 本当にそう思います。
- musikayo
- ベストアンサー率40% (170/416)
こんばんは。普段は合唱団員でたまに指揮もする人です。 吹奏楽をやられていたのでしたら、そんなに「合唱」というジャンルとして考え込まなくても良いと思います。要は楽器が人の声に変わったと考えればよいわけです。 効果的な練習方法になるのかはわかりませんが、指導(指揮)をする曲の全体像を掴むこと、主旋律パートだけに意識を向けすぎずに、ハーモニーが調和しているか、そのバランスをとることを目標に指導していけばよいのでは…? また、発声がきちんとできるようにすること(歌うほうの音域に合わせていたら歌う曲なくなりますからね) 合唱をされる方々の目的によっても違いますしね。 趣味の合唱であれば、他の団体と比較するのは×(歌うのが好きで合唱をやっている人がほとんど。人と比較されると(ましてCDになっているのは有名な団体多)歌うのは嫌になりそう。楽典なんて理論よりも歌わせて!と思ってる。 部活などなら、向上させるのを目的に。刺激を与えて成長してくれることを目標に。 最初から計画通りにするのではなく、まあ10の計画のうち7,8くらいができれば上々というカンジでやっていって、代表さんと意見を交換してみるのもいいかもしれません。代表以外から意見を聞くと皆我が意見を通そうとしますしね。 参考までに…
お礼
アドバイスありがとうございます。 とても励みになります。 そう、 どこまで聞くか、というか そういうところも難しいんですよね。 方向性がそろっているならそういうことは とても簡単だと思うのですが。。
お礼
自分で歌ってみる、とは気がつきませんでした。 盲点でした。 すぐに実践してみようと思います。 とても具体的で、共感できました。 ほんとうにありがとうございます。 がんばります!!