- ベストアンサー
死刑の抑止効果があるかないか簡単にわかる方法
死刑の犯罪抑止効果があるかないか盛んに議論になっているようですが、簡単に解決する資料がありますよね? それは、近年死刑が廃止になった国の、その前後の凶悪事件の件数の推移を調べればいい。 これじゃだめなのでしょうか?
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
いえ、それすらも非常に難しいと言えます。 まず、犯罪の増減については「死刑」以外の様々な要素が絡むからです。 例えば、Aという国で、08年に死刑を廃止したところ、急激に犯罪件数が増えたとします。これは、「死刑廃止の影響」と言えるでしょうか? 言えないと思います。ご存じの通り、08年はリーマンブラザーズ証券の経営破綻に端を発する経済の急激な落ち込みがありました。そして、多くの人が失業などをしました。そのような状況で犯罪が増加する、というのは死刑廃止と関係ないことかも知れません。 また、これは実際の日本の犯罪の統計なのですが… 警察白書によると、1996年から1997年にかけて、日本の「少年」による凶悪犯罪が激増しました。 これは、実は、少年が凶悪化した、とか、そういうものではなく、犯罪の統計処理の方法を変更したことによって引き起こされたものです。 それまで、警察は万引きした少年が見つけた店員を押し倒して逃亡…なんていうようなケースは「窃盗、及び、暴行」というものとして処理していました。 しかし、この年、当時の警察庁長官が「犯罪に対して、厳しく処置すること」という発言を行い、その言葉を受けて、上のようなケースを「強盗」として処理するようになったのです。 日本における「凶悪犯罪」は「殺人」「強盗」「強姦」「放火」の4つの事件の合計によって算出されます。その「強盗」が適用されるケースが増加し、そして、その結果、1996年から97年にかけて「強盗」の件数が一挙に1.7倍に激増し、少年による「凶悪犯罪」の件数が押し上げられました。殺人などは、むしろ減少していたにも関わらず、です。 このように、一見、関係がありそうであっても、他の要素によって犯罪件数の増減が決まることもありますし、また、同じ統計であってもその処理方法が変更になることで変化してしまうこともあります。 無論、他の方が仰っているように、「お国柄」とか、そういうものによる影響も考えられます。 こういっては何ですが… 「近年死刑が廃止になった国の、その前後の凶悪事件の件数の推移」 というのは、各種論者が既に出しています。しかし、それでも結局、不確定要素が多すぎて「よく分からない」としか言えないのです。
その他の回答 (5)
- ryuken_dec
- ベストアンサー率27% (853/3139)
まったく意味が無い。 他の要素が完全に同一ならばそれで説明がつくが現実は違う。凶悪事件の推移はたくさんの要素に影響される。例えば、以下のようなものの変化で犯罪数は大きく変化する。死刑制度の有無だけで判断できない。 経済情勢 移民 教育水準 他の刑罰制度体制 治安 文化 死刑を廃止したら凶悪犯罪が増えたとする。 実は多数の不法移民が流入してきて、すでにそこにいた貧しい層と仕事の奪い合いになって民族対立が激化した。しかもその競争に敗れて仕事を失った人が強盗をするようになった。これが理由かもしれない。
お礼
ご回答ありがとうございます。 他の要素の推移って言うのが意外に大きいんでしょうかね。経済情勢はとくに。
- weakweak
- ベストアンサー率34% (350/1003)
>ギロチンはエンターテイメントも兼ねていた 死刑になる人は増えても、逆の効果を生むことはないかと。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
ギロチンはエンターテイメントも兼ねていたので、あれは抑止とは逆の効果があったと思いますよ。
- koko_u_u
- ベストアンサー率18% (216/1139)
>これじゃだめなのでしょうか? 具体的にどのように「推移を調べる」のか補足にどうぞ。
- weakweak
- ベストアンサー率34% (350/1003)
そんな国実際あるんですか?団塊世代以降に生まれた私にとっては、少なくとも戦後以降でないとデータとして意味をなさない印象があります。 仮にそういった国があったとしても、死刑制度反対側から「社会システムが違う」だとか「国民性が著しく異なる」だとか意見が出てまとまらないような気がします。 第一、どこからどこまでを「近年」という区切りにするか、そこから議論しないといけないですよね。 きっとすでにそういうことも含めて議論しているんじゃないですか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 フランスは結構最近までギロチンを稼動させていたようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですか。そんなにぶれてしまいますか。 フランスは割りと最近までギロチンが活躍していたと聞きます。 その辺をうまく考えれば、なにか出てくるんじゃないでしょうかね。