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FETでの高周波アンプについて
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- soramist
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>2SC1906の回路の後にRD06HHF1を使い、その後RD16HHF1で増幅して6W程度まで出力することは出来ました。 おめでとうございます。 やりましたね。 やはりドライバー出力が足りなかったのですね。 (測定器の必要性を痛感します) しかし、この2段増幅は30dB以上のゲインがあるはずですから、もうちょっと調整すれば、軽く10Wは出るでしょう。 (放熱に気をつけてください) わたしの方は結局「ハーモニックジェネレータ」になってしまったわけですから、到底アンプとしては使い物になりません。 もう少しお待ち下さい。
- soramist
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実測して回答すると言いながら、遅くなってすみません。 通販でTrを購入し、回路を組み、メーカー所定のバイアス(0.5A)をかけて調整を始めました。 カットアンドトライで調整を行い、何とか10Wが16dBゲインで取れるようになったので(ここまではパワーメーターで観測)、一応質問者さんの目標を達成したと思い(これが12/11のことです)、回答原稿を書き始めたのですが、原稿を書いている途中で、「一応周波数特性くらい見ておこうかナ」と思い、スペアナを引っ張り出してきて、波形を見ると、ナ、ナ、ナ・・・何と! 1,2,3MHz,・・・と子供の山がズラーッと並んでいるではありませんか! 正に”ハーモニックジェネレータ”です。 これでは、到底「出来た」というご報告を差し上げるわけにはいきません。(^_^;) 考えてみればシングルAB級のアンプを非同調で組むこと自体、ナンセンスな話でしたね。 (そんなこと考えなくてもわかる!) そうこうしているうちにスペアナが壊れました。 (製造から10年以上経った高級測定器は、大抵どこか壊れるもののようです) 明日修理に出しますので、ご回答は来年になります。 大変遅くなって申し訳ないのですが、今しばらくお待ち下さい。 なお、こちらは締め切られても、最後のご質問[qa5481903]の方へ書き込みしますので、差し支えありません。 (どちらかを開けておいてください)
- soramist
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いつも素早いレスをくださるので大変張り合いがあります。(^_^;) 実験基板の画像を貼り付けたのですが、縦に潰れてしまいましたね。 一番下が1SS295倍電圧の回路、真ん中が1S1588の倍電圧、一番上は1SS295シングル の回路です。 1SS295シングルのデータを入れると、画面がごちゃごちゃになってしまうのでやめ ましたが、倍電圧回路とほぼ比例しており(微小電圧域でも)、シングルで十分実用になると考えています。 入力インピーダンスは1SS1588が最も高く70kΩ程度、1SS295倍電圧が20kΩ程度、 1SS295シングルは、直列に入れた抵抗(R2)でほぼインピーダンスが決まるので、 (実測では)7.5kΩ程度です。 (「程度」というのは、入力インピーダンスは信号レベルで変わるので、全レベルの 計測値を”えいや”、と睨んだ大雑把な数値です) 入力インピーダンスが高いことは、一般的には電圧計に不可欠な条件ですが、 高周波回路のようにあまりインピーダンスの高くない回路を測定する場合には、 あまり必要な条件でなく、むしろ弊害の方が大きいので、回路インピーダンスの10-20倍あれば十分です。 質問者さんが添付されたURLの記事ですが、寄生発振に悩まされたことが書いてありますね。 一般にFET増幅器では、ゲートに直列に数Ω~数十Ωの抵抗を入れるのが常識です。 このことは総括で書くつもりでいたのですが、この記事を拝見したので、ちょっと書いておきます。 それでは、今しばらくお待ち下さい。
- soramist
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続きを書き込むと言っておきながら遅くなってすみません。 ダイオード検波器(高周波電圧計)を組み立てて実測しましたので、 結果を記載します。 (現時点では、わたしはドライブが十分足りているか、という点にも 疑問を持っております。一応、整合問題は後回しにして、ドライブ 電力を確認するため、高周波電圧計の性能をチェックしましょう) >・・・こちらの装置では無理でしょうか? いえいえ 十分役に立ちます。 ただ、校正をやらないと使い物になりませんね。 校正はどのようにされたのでしょう? [ダイオード検波器(簡易型高周波電圧計)の製作と校正] 図示の回路はハイインピーダンスなので、出力側に10MΩの入力抵抗を 持つDVMなどをつなぐと、100pFでもかなり低域まで行ける反面、 周囲の電界などを拾って、微小電圧での動作が(検出値が)不安定に なります。(再現性が悪くなる) なお、出力電力を測るときには、50Ω負荷をつながなければなりません。 この50Ωを検波器入力に取り付けておきましょう。 わたしが実測した回路構成は下記のとおりです。 入力側から、C1(直0.01μF)-R1(並50Ω)-D1(並)-D2(直)-C2(並1000pF)- R2(10kΩ)-C3(1μF)-R3(1MΩ)→10MΩDVM 測定周波数は100kHzを用いました。 これは、1MHzだとケーブルの浮遊容量がきいて、信号源の電圧が十分に 供給されないからです。 また、C1を図示の100pFから0.01μFに変えたのは、100pFでは100kHzで 16kΩのインピーダンスとなり、測定結果に影響が出てくるからです。 R2/C3は簡単なローパスフィルタです。 負荷に並列に1MΩを入れたのは、10MΩDVMを直結すると、動作が不安定 になるので、わざとインピーダンスを下げるためです。 (多少感度が悪くなるが、動作の安定性を優先する) D1/D2は、普通のシリコンダイオード(1S1588)とショットキーバリヤー ダイオード(1SS295)を使って感度を比較しました。 1SS295はデュアルのチップダイオードで、これ1個で倍電圧検波回路が 組めます。 Ctが0.6pFと小さく、2GHzくらいまでの測定に使えます。 VRが3Vと低いのが欠点で、このため、RF電圧 1Vrmsくらいまでしか 使えません。 1S1588は、VR=30Vですので、10Vrms程度のRF電圧まで測れます。(2W) なお、これより大きい電圧を測るときはアッテネータを入れます。 [実測結果] RF IN 1S1588(SiD)倍電圧 1SS295(SBD)倍電圧 DC OUT 入出力比 DC OUT 入出力比 (Vrms) (V DC) (V DC) 7 18.4 0.380 5 13.0 0.385 3 6.88 0.436 2 4.61 0.434 1 1.91 0.524 2.50 0.400 0.7 1.13 0.619 1.71 0.409 0.5 0.637 0.785 1.19 0.420 0.3 0.213 1.41 0.665 0.451 0.2 0.067 2.97 0.413 0.484 0.1 0.007 13.8 0.170 0.588 0.07 0.102 0.686 0.05 0.0607 0.824 0.03 0.0253 1.186 0.02 0.0127 1.575 表がうまく並びませんが感じで読み取ってください。 (何回やっても揃いません。(-_-;)) 1S1588は0.2Vrmsから下で急激に直線性が悪くなりほとんど使えません。 実用範囲は0.2-10Vrmsでしょう。 1SS295は0.02Vrmsでも比較的直線性を保っています。 0.02-1Vrmsの間で使用できるでしょう。 質問者さんは、どのようなダイオードを使われましたか? 校正はどのようにされましたか? 結果はほぼ上記と同じくらいになりましたか? [トロイダル・コア活用百科からの引用について] わたしが持っているのは第4版ですが、この154ページにはC1906の 記事はありませんでした。 (蛇足ですが、単行本を紹介するときは、版が違うとページNo.は全く 当てになりませんので、章・節番号か、図○○でご記載下さい) 「C1906」と「パラレル」をキーワードに、どれだろーかなー、と あちこち探したのですが、パラレル回路はどこにもありませんでした。 133ページに、「広帯域増幅器の回路」(第2-1図)があり、この中に [1906]とあるのを、ようやく見つけました。(シングルの回路図です) 質問者さんが製作されたのはこの回路図でしょうか? この回路であれば基本回路は5回巻きですから、7回巻きにすることで、 かなり低域側へ伸びていると思いますが、念のため、50Ωダミーを入れて、 上記電圧計で出力をも一度測ってみましょう。 50Ω両端で3.2V程度ありますか? 水を差すようで申し訳ないですが、ここで3.2Vあるからといって、まだ 安心はできません。 それは、まだ”整合が確認されていない”からです。 電圧は出ていても、電流との位相差がないことが確認されないと、200mW 出ているとは言えません。 しかし測定器がない以上、これ以上の追究は無理ですので、3.2Vあれば 一応良しとしましょう。 [締切り済みの質問関連] この質問から後に3件、関連質問を出されておられますね。 そちらの方へも書き込みしようと思っていたのですが、内2件が締め切ら れていますので、この関連は3件目の方へ書き込みます。 http://okwave.jp/qa5481903.html 締切らないで暫らくお待ち下さい。 スミスチャートはいかがでしたか? ほぼ使えるようになりましたか? 「鶏を割くに牛刀を用いて・・」の感じがなくもないのですが、将来役に 立つ技術なので、あえて記載しました。(前回) ご不明な点がありましたら、遠慮なく質問してください。 話が質問から逸れている(このような説明は不要だ)とお考えでしたら、 その旨遠慮なくお書き下さい。 回答者はいつも、質問者さんがどのような状況におられるか、本当に知り たいのは何なのか、どの程度の技術レベルがあるのか(技術レベルが わかると説明も簡単にできます)等を、フルに勘を働かせながら回答を 書き込んでいます。 忌憚のないご意見・情報をください。
お礼
ありがとうございます。 いつも大変詳しい回答でおそれいります。 [ダイオード検波器(簡易型高周波電圧計)の製作と校正]についてはまったく校正していません。 ショットキーバリヤーダイオードも1SS295は近くに売ってなかったので、小信号用のショットキーバリヤーダイオードを使用しています。200mWというのもこの装置で単純に計算しただけなのであてになりませんね。1SS295を購入して装置を作ってみます。 C1906のパラレルはご指摘の「広帯域増幅器の回路」(第2-1図)をパラにしただけです。これを今の装置で計測すると0.8Wも出ている計算になるので怪しいと思います。 そこでこの増幅の部分を他の本で見た2SC1815と2SC2078の二段で増幅するものに変えた所、その段階で計測すると今の計測器では1.8W程出ているのですが、次にFET(RD16HHF1や他のスイッチング用)で増幅しても2Wもいかないぐらいで、接続して入力部分を計ると50mW程度まで落ち込むのです。またこの2段増幅の後に3dbのアッテネータを挿入すると出力が1.8Wから200mW程度まで落ちます・・・ 多分現在の計測器があてにならないのもあると思いますが・・・ あとトロイダルコアの本をみてFETの出力の伝送線路トランスを1:9にしても1:4にしても出力にあまり変化がありません。これもおかしい感じです。 スミスチャートはある程度理解できたつもりです。ソフトの使い方もわかりました。RD16HHF1と使用し http://d.hatena.ne.jp/WideR/20091016 の回路を参考にして1.2MHZで予想した数値で製作してみたのですがおもったような結果にはいたりませんでした。 技術レベルはまったくの素人です。 FETでもトランジスタでも素人で入手できる範囲のモノで14V程度の電源で、なんとか10W以上程度の出力のモノができれば良いのですが・・・ よろしくお願いします。
- soramist
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すみません。 高周波電圧計の回路図が間違っていましたので、訂正します。 前回図でも測定はできますが(雑誌に載っている回路は前回図の方が多い)、こちらの方が周波数特性、感度ともに良く測れます。 ←ーC1ーーーーーR1ーーーーーーー | | | | | | | | | | | | 測定対象 50Ω D C2 C3 R2 テスター | | | | |(DVM 3-10Vレンジ) | | | | | | ←ーーーーーーーーーーーーーーーー 以降の文章については、一応、下記のみの訂正とさせていただきます。 (誤)(C1も関係するという説があるがそれは誤り←実験で確認している) (正)(C2も関係するという説があるがそれは誤り←実験で確認している) なお、Dの向きはどちらでもかまいません。 上向にすれば+の出力が得られ、下向きにすれば-の出力が得られます。(本文蛇足?) 混乱させて申し訳けありませんでした。(-_-;) 添付図のほうは、何とか見られそうですね。 軌跡を示す、0,1,・・・の数字もギリギリ読み取れます。 右側の表の数値が読めないのが残念ですが、これを拡大すると全表示内容が大幅に減少します。 一応、「スミスチャート図は4面貼れる」と思うのですが如何でしょうか? ご意見下さい。 「こんな見当違いのもん要らん」とおっしゃるなら、それも結構です。(^_^;)
補足
とても詳しい回答本当にありがとうございます。 まず、「ATT下流で200mWくらい」という記述がありますが、これはどうやって測定されたのでしょう?という事ですが、こちらは http://okazaki.incoming.jp/danpei2/rf/matching.htm の下部にある高周波電圧と高周波電流を測る、ショットキーダイオードとコンデンサを使うモノを使用して測りました。 こちらの装置では無理でしょうか? 2SC1907パラの出力は50Ωに整合されているのでしょうか? とういう事ですが、こちらはトロイダルコア活用百科の154ページの小信号広帯域増幅器の2sc1906の回路を作りました。本では出力が50Ωになっておりました。現在はパラは辞めて普通のシングルでコアはバイファイラ5回を7回に変更しております。 その前はLTC1977を使用して1MHZから30MHZと出す回路です。 教えていただいたスミスチャート関係は勉強して行きたいと思います。 これからもご指導宜しくお願いします。
- soramist
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web検索で拾い出したRD06HVF1とRD16HHF1のS11,S22(入力反射係数 と出力反射係数)を、スミスチャートにプロットしてみました。 (画像がうまく表示されると良いのですが・・うまく行かなかった場合はご容赦(-_-;)) 念のため、データシートの数値をこちらに転記しておきます。 また、SWR換算値もついでに記載しておきます。 (インピーダンス(R+jX)⇔反射係数⇔SWRは相互に換算できる。SWRでいうと直感的にわかる) RD16HHF1 S11 SWR S22 SWR 10MHz 0.928 -43.2 26.8 0.705 -44.6 5.8 30 0.761 -96.8 7.4 0.588 -92.6 3.9 50 0.676 -121.9 5.2 0.540 -116.9 3.3 RD06HVF1 10MHz 0.985 -18.8 132 0.826 -17.3 10.5 30 0.900 -50.4 19 0.767 -43.6 7.6 50 0.799 -74.4 9.0 0.677 -65 5.2 100 0.667 -109.6 5.0 0.547 -96.8 3.4 150 0.636 -129 4.5 0.523 -113.4 3.2 このSWRから見ると、HFの50MHz出力側、VFの100,150MHz出力側は、わざわざ整合を 取らなくても十分実用域に入っていることがわかります。 (SWRは3以下になればよい。勿論低いにこしたことはないが) [添付スミスチャート軌跡の説明] 下側の赤丸が入力反射係数で、右から順に10,30,50,100,150,200MHzです。 (HFは50MHzまでの3点) 上側の三角が出力反射係数です。 右側に反射係数数値が表示されていますが読み取れますでしょうか? (もうちょっと画像がはっきりすると良いのですが) ところで、この軌跡を見てハタと気が付いたのですが(気が付くのが遅すぎる!(-_-;))、 入力側反射係数は、周波数が下がるにつれ、円の右側、即ち無限大インピーダンスの ところに向かってどんどん近づいています。(両FETとも) 考えてみれば、FETの入力インピーダンスが低周波で無限大に(近く)なることは、赤ん坊でも知っていることです。 3MHzという周波数はこれらFETにとってはお茶の子でしょう。 インピーダンス整合は、”電力伝送”のときに必要な技術ですが、どうやら考え方を”電圧伝送”に切り替えなければならないようです。 電圧伝送では、出力抵抗(送り側)最小、入力抵抗(受け側)最大、が理想的な伝達方法です。 (位相の概念も不要) ところで、「ATT下流で200mWくらい」という記述がありますが、これはどうやって測定されたのでしょう? 2SC1907パラの出力は50Ωに整合されているのでしょうか? この2点は今後の作業に必要ですので、ぜひお答え下さい。 電圧計測が必要になりました。 どんな測定器をお持ちでしょうか? 少なくとも回路テスターで、1MHzの測定は無理でしょう。 オシロやオーディオミリボル(10MHz計測可となるもの)を使っても良いですが、測定対象との間をケーブルで繋ぐと、ケーブル容量(キャパシタンス)の影響が心配です。 高周波電圧計測は下記のような簡単な回路で行うことができますので、ぜひ1台作って校正しておかれることをお勧めします。 (絶対値が測れなくとも、相対値がわかればかなりのところまで行けます) この検出器は、対象との距離を最短にできることが強味で、使用素子さえ選べば、2GHzくらいまで測れるものも簡単に作れます。 [検出器(高周波電圧計)の製作] ←ーC1ーーーDーーーR1ーーーーーー | | | | | | | | | | 測定対象 50Ω C2 C3 R2 テスター | | | |(DC電圧計) | | | | | ←ーーーーーーーーーーーーーーーー (要点) 50Ωは整合が必要な場合だけ入れる。 C1:カップリングコンデンサ、R1と組んで低域遮断周波数を決める。 D:Diodeは、3MHz前後の計測なら、何でもよい。(耐圧を考慮すること) もし、1GHzくらいまで測りたいなら、1SS295,1SS315(ショットキー)がお勧め。 ただし、ショットキーは耐圧が低いので注意 C2,R1,C3は平滑回路。 C2:測定周波数で十分低いインピーダンスになるようにする。 R1:この測定器(?)の入力インピーダンスがこれで決まる。 (C1も関係するという説があるがそれは誤り←実験で確認している) 50Ω系なら1-2kΩにとるが、今回はハイインピーダンス系の測定を行うので、高めにとり10kΩとする。 C3:完全な平滑を行う役割がある。 ここはもはやRF(被測定側)に影響を与えないので、十分大きくとる。 R2:なくてもよいが気休めに入れる。回路開放時の高電圧発生防止 電圧計:内部抵抗が十分高いもの(>>R1) 内部抵抗が低いと回路電流が大きくなる。 回路電流が増えると検出感度が低くなる。(直線性が悪くなる) 10μAの感度があれば、10mVくらいまで測れる(大雑把な表現) (製作例)ハイインピーダンス回路対応、1MHz以上、3-10Vrms程度の測定を目標とする。 D: 1S1555等(Ct 3pF以下のものが望ましい) 耐圧を考慮すること C1: 20pF(*) 耐圧25-50V程度 セラコンであること。望ましくはチップコン R1: 10kΩ(*) C2: 0.1μF程度 条件 C1に同じ C3:10μF程度 電解コンでもよい R2: 100kΩ程度 50Ωは不要、テスターは3-10Vレンジ * この組み合わせで、3dB落ち周波数:800kHzとなる 校正に必要な機器がなければ、DC電圧を0.7倍すると概略rms電圧が求まる。 ただし、入力電圧3Vrms以上、これより低い入力電圧では誤差が大きくなる。 できれば、校正は出力レベルのわかったオーディオジェネレータなどで行う。 1MHz程度の周波数を使うと、伝送ケーブルの浮遊容量による誤差が出て来るので、 100kHz以下の周波数で行ってもよい。 ただし、この場合、C1を200pFに変える。 また、上記50Ωの位置に600Ω等の抵抗を入れてマッチングをとり、正確な電圧が得られるように配慮すること。 どうしても50/60Hz電源しか入手できないときは、C1,C2を10μF程度にする。 (校正後必ず復旧しておく) [スミスチャートによる解析] 入力側はオーディオの電圧増幅と同じ感覚ででよいことがわかりましたが、出力側は、この軌跡を延長すると、HFの方は、どうやら300Ωあたりに行きそうです。 300ΩではSWR=6ですから、これは整合をとった方がよさそうです。 (VFよりHFの方がとりやすいと思われる) 次回は、HFの出力を50Ωにマッチングさせてみましょう。 スミスチャートはそれほど難しくありません。 (かく言うわたしも、5年前までは全く使えませんでした) 「スミスチャート」で検索すればいっぱい出てきますが、探すのも大変でしょうから、お役に立ちそうなものをいくつか貼り付けておきます。 [参考] 概念を理解するために。 http://www.mwave-lab.jp/smith.htm (補足 2-1,2---2-4,5の説明は、せっかくインピーダンス整合がとれているものに、LCを直並列に入れてインピーダンスが不整合となる方向へ持って行っている例ですのでお間違いなきよう・・・整合を取るためにはこの逆の操作(離れているところから50Ω点へ持ってくる)をしなければならない) 実用スミスチャート Mr.Smith これを使えば、解法をプロットする他に、インピーダンス⇔アドミッタンス変換、インピーダンス⇔反射係数⇔SWRの相互変換もできます。 http://www.page.sannet.ne.jp/ja3xgs/jtools.htm ダウンロードして解凍、保存し、ショートカットをデスクトップに貼り付けておく。 ダウンロードの仕方がテキストで入っている。 ダウンロード途中で、ドキッとするようなことを聞いてくるが、無視して「はい」、「はい」とクリックする。 演習問題 http://www1.sphere.ne.jp/i-lab/ilab/ マッチングルートは何種類もある。 図2.7は並列Cの後に直列Lを入れる解決法 図2.8は直列Cの後に並列L 図2.9は並列Cの後に直列L 図2.10は線路(例えばマイクロストリップライン)を入れる方法であるがVHFあたりでは関係ない))膨大な長さのラインが要るので現実的でない。 これらの内容がご理解いただければ、次回マッチングの説明は簡単にできます。 (説明不要となるかも・・・?) 考え方を、ただの電圧増幅(入力側)に切り替えるだけで、かなりの進歩があるかもしれません。 ここに書いたこと、すべてについて、不明な点があれば、補足欄に書き込んでください。 また、その後の進展状況についても、書いていただけると有難いです。 なお、記載の回路図はオリジナルの(50MHz用)回路図でしょうか? 50MHz用とは到底考えられない素子定数がいくつかあります。 これもまとめて、次回書き込みます。 (雑誌に載っている製作記事は当てになりません) 次回ご回答は、別質問の方へまとめて書き込む予定です。 ガンばってください。
K1SWLさんのキットでは3.5MHzが一番低い周波数で、 ファイナルTrが広帯域トランス無しでLPFへ直結です。 http://www.smallwonderlabs.com/docs.htm 1MHzと低い周波数の広帯域トランスは、前人の例が少ないようです。 http://www.nn.em-net.ne.jp/~h-ueda/1_9/1_9.pdf このかたは10W出力できているようです。
weekdayになってしまいました。 http://ja2nkd.blog.so-net.ne.jp/2006-10-24-1 この出力回路をみると、ご質問の回路図とL,Cの関係が逆になっています。 ご質問回路図の出力回路は、HPF的な特性になってないでしょうか。 試す価値があると思います。
補足
ありがとうございます。 出力回路を逆にすると出力は半分程度まで落ちてしまいました・・・
コイルデータをありがとうございます。 かなり大きなコイルですね。 これから計算してみます。 さて出力のCL回路はHPF(ハイパスフィルタ)構成に見えます。 これが周波数が高いほうで出力が上がる理由となることはないでしょうか? 広帯域アンプのLC出力回路はLPF(ローパスフィルタ)のような構成で、ご質問回路と対称的です。
補足
早速のお返事ありがとうございます。 もしかして先ほどの長さとは巻いた時の長さですか? もしそうだとしたら1cmです。 現在はまだ実験中の為、出力のフィルタはつけていません。 この記事は50Mhzなのでこちらは出力が出てから数値を考えようかなと思いまして。 ローパスフィルタは1.9Mhz用のデータがあるのでそちらをつける予定です。
LC共振回路の周波数は f=1/(2π√(LC))[Hz] で5MHzあたりにディップが出ると思ったのですが、 私も何か間違ってるようです。 空心コイルのインダクタンスを計算してみたいので、 直径と長さ、電線の太さを教えてもらえますか? 添付ファイルは、回路図定数が正しいとする場合の利得、位相特性です。
補足
ありがとうございます。 空心コイルは0.5mmのポリウレタン銅線で直径は5mmで8回巻きで長さは約19cmです。 また実験で同じ銅線で12回巻きや15回巻きも試しましたが、巻き数が多い方が多少出力が多い程度です。 お世話になりますが宜しくお願いします。 なおこれから抵抗を試してみたいと思います。
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お礼
回路まで作っていただきありがとうございます。 私も前回お教えいただいた計測器を作り、色々と実験して、現在は2SC1906の回路の後にRD06HHF1を使い、その後RD16HHF1で増幅して6W程度まで出力することは出来ました。 もしよければ、現在の作って頂いた回路で良いのでお教えいただけませんか? 非同調でもその時点までを年内にでも作ってみたいです。 宜しくお願いします。