2つの円錐の共通部分の体積
【問題】
xyz空間内に点A(-2, 0, 2)とB(2, 0, 2) がある.また,点Pはxy平面上の原点を中心とする半径2の円の周と内部を自由に動く点とする。
線分APの通過する範囲をK,線分BPの通過する範囲をLとするとき,KとLの共通部分の体積を求めよ.
上の問題を解いていたのですが,行き詰ってしまったためどなたか教えていただけませんか.以下,私の解答です.また,表記の都合上,OAベクトルを「OA↑」と書くことにします.
【私の解答(途中まで)】
xy平面上の原点を中心とする半径2の円の周を自由に動く点をQとすると,Q(2cosθ, 2sinθ, 0) (0≦θ≦2π)とおける.線分AQ,BQと平面z=t(0≦t≦2)の交点をそれぞれA',B'とする.A',B'はそれぞれ線分QA,QBをt:(2-t)に内分する点なので,
OA'↑=(1/2){(2-t)OQ↑+tOA↑}
=((2-t)cosθ-t, (2-t)sinθ, t)
同様に,
OB'↑=((2-t)cosθ+t, (2-t)sinθ, t)
(cosθ)^2+(sinθ)^2=1より,z=t上におけるA'の軌跡は
(x+t)^2+y^2=(2-t)^2 …(1)
同様に,B'の軌跡は
(x-t)^2+y^2=(2-t)^2 …(2)
点Pはxy平面上の原点を中心とする半径2の円の周と内部を自由に動くので,KとLの共通部分をz=tで切ってできる断面は(1)と(2)の円の周と内部の共通部分である.そこで,この部分の面積をS(t)とおき求める.
(1)と(2)はy軸に関して対称なので,(2)とy軸に囲まれてできる部分の面積の2倍がS(t)である.
また,共通部分ができるには,(2)の半径が,中心のx座標以上であればいいので,
2-t≧t⇔t≦1
0≦t≦2と合わせて,0≦t≦1
さて,図(※添付画像)のように点を定め,∠ORS=φとする.このとき,∠OUS=2φ.
OR=2,OS=2√(1-t)より,RS=2√(2-t)
よって,cosφ=1/√(2-t) …(3)
S(t)=2{(扇形STU)-(三角形STU)}
=2{(1/2)・(2-t)^2・4φ - (1/2)・(2-t)^2・sin4φ}
=4φ/(cosφ)^4+sin4φ/(cosφ)^4
あとは,求める体積をVとすると,
V=∫[0→1]S(t)dt
ですが,(3)を用いてtからφの積分にする訳ですが,被積分関数が複雑な形になってしまい計算することができません.
どこかで計算ミスをしているのでしょうか?それとも,φの置き方がまずかったのでしょうか?
どなたか分かる方,どうか教えていただけませんか.よろしくお願いいたします.
お礼
ご回答ありがとうございます。 二重積分の解き方以前に作り方がよくわからないです・・・ r、θというのは極座標にして考えるということですか?