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強迫性障害の治療方法と妊娠についての悩み
- 強迫性障害において、薬物を使わずに行動療法のみで治療することは可能です。
- 強迫性障害は脳の一部の機能障害によるものであり、薬物を使用しなくても治ることがあります。
- ただし、妊娠中の治療には注意が必要であり、専門医と相談しながら治療することをおすすめします。
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質問者が選んだベストアンサー
森田療法はご存知ですか。 創立者の森田正馬博士が「神経質」という言葉をいわば生み出した人です。 それまで神経衰弱と呼ばれていたものを、これは衰弱によるものではないとして、 「神経質」という当時新しい言葉に置き換えて、捉え直しをしたのです。 そして森田博士の分類の仕方は、現在の精神医学の分類と一致しています。 http://www.fuanclinic.com/byouki/y_fuan02.htm 「森田療法」と個人名で命名されてはいますが、実質的な内容は現在云うところの 行動認知療法です。基本的に薬物は一切使いません。 又後に、森田博士の直弟子の鈴木知準博士が、森田療法は禅の世界と多くの共通点があると指摘しました。 近年開発され、境界性パーソナリティ障害の治療に大変な実績をあげている弁証法的行動療法(DBT) というのがあるのですが、これも又禅の影響が強いと云われています。 "神経衰弱と強迫観念の根治法" という本を、とにかくまず、是非読んでみて下さい。 強くお薦め致します。 薬物どころか、森田博士は強迫観念症を、煎じ詰めれば「気の病だ」と喝破しています。 生まれながらの神経質(ヒポコンドリー性基調)な性格(気質・性質)の上に、 生きる態度の誤りが加わり、それが原因となっている、と。 ただ誤りと言っても、決して貴方様を責めているものではありません。 数々の偉大な宗教家なども、かつては重度の神経質症状を起こしており、 それを脱却した特殊体験が宗教を生んだのだろう、とも森田博士はこの著書で述べています。 又、この著書を読んだだけで治る人もいるのです。実際に多数その実績があります。 森田療法は現在、東京慈恵会医科大学附属病院その他全国の多数の病院で行われており、 近年は再認識の声も高まっています。 又、財団やNPO法人などの組織もあり、入院までいかない軽度の人であれば、 このような組織の主催する懇談会などで様々な人と語らうことで改善される人もおります。 http://www.mental-health.org/ http://www.hakkenkai.jp/ 但し、森田療法で改善される人というのは、広い神経症の範疇の中で「森田神経質」とされる人が中心であり、 まずは「森田神経質」たる性格傾向があるか否か、ということになります。 本人に積極的な症状改善に対する意志が無い場合などは、この範疇ではないとされます。 もしも入院治療などということになれば、まるで道元禅の修行のように、 入院施設内で作業療法をするのですから、当然自分で体を動かすぞ、というような意志がないと成り立ちません。 又、自分の考え方等は一切間違っていない。ただこれは脳の病気だ。 だから自分の性格を改善するとか言って、自分の性格に手を加えようとするのは人権侵害だ、 というように考える人などいます。 こうなってくると、この考え方そのものから始めねばならず、その説得が難しければ、 森田療法も含めた行動認知療法系との機会は無くなってしまいます。 ただ最終的にどう捉えるかは、これは人権の問題ともなり、上の考え方が100%間違っているとも言えず、 難しいところもありますが…。 加えて、ある程度以上に遺伝子的・器質的な影響が強い場合などは、一時的にでも薬を使う場合もあります。 そんなこともありますので、全ての人が森田療法で治るというものでもありませんが、 もしも森田療法の範疇であれば、治癒率は非常に高いです。 私は素人ですし、これだけのご質問文の内容だけの情報ですから、貴方様を診断するものでは決してありませんが、 一つの可能性ある情報として捉えて下さい。 かつて同じような症状に苦しんだ者として、貴方様の症状のご改善をお祈り致します。
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- ky39108
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私はたまたま、心療内科に通院している友人が複数いるので、参考になればと思い、お話します。 私の大学時代の親友は、自律神経失調症・パニック障害などの病気に、もう10年以上かかっていますが、その病の最中でも、元気な男の子を2人出産しています。元気がなくて点滴をうってたりしたときもありました。薬のことは、聞いていませんが、いろんな病気を併発してたので、たくさん飲んでいたと思います。たぶん…出産の際は、お医者様に相談していたとは思いますが。私は何もしてあげられなかったので、暇さえあれば、彼女の家に遊びに行ったりしてましたね。考え込みやすい子だったので、常に会ってお話してました。 それと私は、強迫神経症だった中学時代の男友達がいます。普段は、普通なので全くわかりませんでしたが、話を聞いたら、とても複雑で…病気になったことのない私には理解できないものでした。 確認作業に始まり、人が自分の目の前で座ると怖いとか…病気でない人間だったら、なぜ?と思うことばかり。 彼は、怖い映画を一人で見に行ったとき以降、体調が悪くなったそうです。その時期、仕事も忙しく、彼女と別れたりと、いろいろなことが重なったとか…言ってました。 病院行くのも、自分が精神科に行く!?という事実が受け止められなくて、困っていたようでした。診てもらうのに抵抗があり、病院の前を何度もウロウロしたとか…。 そんな彼にも、数年前、新しい彼女ができました。性格が良くて、なにしろ面白い子でした。キレイなのに三枚目キャラ(笑)。 もともと彼、顔も悪くない方だったし、かなり頭も良い人だったので、そんな子をゲットできたのかな?と(笑)。 お付き合いをして数ヶ月後、彼は薬を一切飲まなくなったそうです。彼女は(いい意味で)しつこい子だったそうで、暇さえあれば彼に会いに行ってたみたいで、彼自身はひとりでふさぎ込む時間が無かったそうです(笑)。そして…気がついたら…薬を飲まなくなっていた…。 付き合ってから彼女に、病気のことを話したら『それが何???』と言われたらしく、彼は安心してました。 彼は2年前に彼女と結婚して幸せに暮らしていますよ。 彼女と私も、今は仲良い友達同士です。 私は医者じゃないのでわかりませんが、環境が病気に影響するかな?と思います。そして、私は病気だ~!と思い詰めたりしないことかな?と思います。 私も既婚者で、まだ子供はいません。質問者様より3つも年上だから、はっきり言って…早く欲しい(汗)。でも主人も私も今は仕事で超多忙なので、もうちょっと遊んでいようと思い、友達と飲みに行ったり、最近は、妊娠したときの為にと、体力作りもかねて、スポーツクラブに行ったりしています。主人も無理矢理つれていきます(笑)。 出産等、年齢的に焦ってしまったりする時期ですが、まずは環境を少し変えてみては?と思います。それからでも、全然遅くありません。私も最近やっと、結婚できましたが(笑)、結婚したいのにまだ相手が見つからな~い(涙)という人もたくさんいるんですから。 お身体早く良くなりますよう、祈っております。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 身近に同じような症状の人がいないので、参考になりました。 自律神経失調症とパニック障害の方は、無事出産されたんですね。 おそらくほとんど薬による影響はないと医者が言っていましたが、 その「まれに」に入ってしまうと思うと・・・・ 中学時代の友人の方のお話、すごく希望が見えました。 環境を変えてみるのも、いいきっかけになるかもしれませんよね。 ky39108さんも子供がほしいのですね。お互い、早く授かり、会える日を目標に頑張りましょう!! 早く治して、前向きに進んでいけるようにしたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 森田療法は少し本やネットで名前を目にしたことはありましたが、 詳しくは知りませんでした。 薬物を一切使わず、行動療法を中心に治していくというものなのですね。 URLを拝見して、こういう治療方法があるのかと興味深く読みました。教えていただき、そして詳しく説明をしていただき、ありがとうございます。 できれば私もこの森田療法で根本から治していきたいと思いました。 都心に住んでいれば、専門病院が可能かもしれませんが、地方なので、少し難しいかもしれませんが、どこか探してみたいと思います。 本当にありがとうございました。