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プロが使う写真のフィルムについて
塩銀カメラのフィルムについて御教授ください。 1、取り終えたフィルムを手で引き出して感光してしまうと、どんなプロの方法でも見れる程度の画は出ないのでしょうか。 2、プロの写真家が使っているフィルムは町のカメラ店で市販されているものなのでしょうか。 3、プロの写真家はフィルムの途中で撮り終えたら、そのフィルムをカメラの中に入れたままにはしないのでしょうか。一般人は入れたままにして次回にまた続きを撮り始めることが多いのではないかと思います。プロは途中でも巻き取って出してしまうものでしょうか。 4、プロは撮り終えたフィルムはその日のうちに現像してしまうものでしょうか。数日おくことはあり得ませんか。
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ayatakaです。再度の投稿です。 フィルムの保管については、購入してから数カ月などの長期の保管の場合には冷蔵庫が使われますが、 購入して数日で使うという場合にはそれほど神経質になることもありません。 先にも書きましたが「暗くて、温度変化の少ない場所」であれば大丈夫です。 冷蔵庫が使用されるのはそれに適っているからで、「冷やす」ためではありませんのでご注意ください。 一般的にはアルミ製のカメラバッグに入れて湿気のない所に置けば大丈夫です。 「専用の保管庫」としては、カメラやレンズ用の防湿庫が適しています。 冷蔵庫保管での注意点があります。 フィルムは箱入り(アルミ箔の袋、又はフィルムケースに入った)状態で、 さらにビニール袋に入れるなどの漏水対策が必要です。 それと、アルミ箔の袋やフィルムケースから出した状態では入れていはいけません。 もちろんフィルムバックやフィルムホルダーごともダメです。 つまり撮影途中や撮影後はダメという事です。 撮影後の現像を急ぐ理由もここにあります。 また、冷蔵庫から出したフィルムは、 出したままの状態で室温に数時間置いてから使用するようにしてください。 冷蔵庫から出したものをすぐに使うとフィルムが汗をかきます。 缶ジュースの表面にも同じ現象が起こりますから状態は分かると思います。これは大敵です。 補足になりますが、どんな方面のプロであっても 「作品(この場合は撮影したフィルムです)に最大の責任を持つ」という事は変わりません。 フィルムの扱いも同様で、現実的には影響の出ないような小さな事柄であっても、 自分にプロとしての自覚があるのなら出来る限りの注意や努力は払うと思います。 発色に関しても同様で、レンズのコーティングによっても発色は変わってきますから “ささいな色カブリは気にしてもしょうがない”と言ってしまえばそれまでの事なのですが、 それはプロとしての誇りを捨てることになると思います。 別の方の質問への回答で「発色論」を否定する意見を書きましたが、 これは「論」以前の「心構え」の問題です。 「カメラやフィルムの取り扱い法」などをどこで調べるのか、は分かりません。不勉強でスミマセン。 私に分かる範囲でしたらこの先もここでお答えします。
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1.そういうミスはほとんどしないものですが、パトローネなら未撮影の部分は助かります。それ以外は感光したのがほんの一瞬なら、稀に軽い被害で済むことはありますが、基本的に絶望と考えた方がいいでしょう。2Bは遮光紙に巻かれていますから、まだ安全ですがカブルでしょう。シートは完璧に絶望。 2.フィルムにはエマルジョンナンバーがあって、同じフィルムでも製造過程の色温度が違います。ですからプロはエマルジョンが管理されたプロラボから買うのが普通です。またそういったプロ用フィルムは量販店のカメラ店には大抵置いてありますが、エマルジョンは管理されておりません。 3.しません。撮った枚数だけ現像。残りはベロ出し返却。僅かしか残らないのであれば全部現像しますけどね。プロはポジを使のが普通ですが高いですからね。 4.基本的にありません。撮影済みは即現像するのが一般的です。多少その時の状況にもよりますが。 これらの行為は、プロでないハイアマチュアでもする方がいます。写真にこだわる人はエマルジョンナンバーによって、ちゃんとゼラチンかアセテートのシート状のフィルターで補正してます。
お礼
ありがとうございます。回答してくださった皆さんが経験者で非常に参考になりました。 エマルジョンナンバー、ゼラチンかアセテートのシート状のフィルター等、初心者の私にはわからない単語が多々あり、まだまだ勉強が必要だと痛感いたしました。
1、「手で引き出して」というのはトラブルと考えていいのでしょうか?滅多にそんなことはしませんけど。 35ミリフィルムの場合、裏ブタを開いてしまう、という事はあり得ますが すぐ蓋を閉じれば、撮影済みでかなりまで巻取られている部分だったら大丈夫な場合もあります。 120フィルムの場合は遮光紙がありますので救われる場合が多いです。 ただ周辺はどうしてもカブりますので「商品」にはなりませんけど。 シートフィルムはアウトです。 2、銘柄で言えば、大手の量販店なら大抵のものは手に入ります。保管状況も心配ありません。 (120や大判のシートフィルムなどは在庫がない場合もあります) ただ大部分のプロは一般の店では買わないと思います。私は買いません。 現像所(プロラボ)から買います。 フィルムには「銘柄」の他に「乳剤」と言う、発色を大きく左右する要因があって、 同じ銘柄でも乳剤番号が異なると同じ発色が得られません。感度が微妙に違う場合もあります。 また同じ乳剤番号でも現像所によって発色が異なることもありますので 各現像所でそれぞれテスト現像を行なって、その情報を出入りのカメラマンに流すようにしています。 ですので、たいていのプロは出入りの現像所から同じ乳剤のフィルムを一括購入します。 そのほうが安いですし。 3、4は同じ答えになります。フィルムは「生もの」と言うことと、 常にカブリや撮り直しなど最悪の事態を考えないといけませんから、なるべく早く現像します。 ラボが近いなどの条件が許せば、 撮影済みのフィルムから順にアシスタントに持たせて現像所に走らせることもあります。 逆に、ロケなどで現像所が近くにない場合は数日置く場合もあります。が、その場合でも カメラに入れっぱなしにはしません。カメラから出して、暗くて温度変化の少ない場所に保管します。 ※プロと一口に言っても求められるものが様々ですから、 上記の回答が全てのプロにあてはまるものではありません。 上記は「報道」や「記念写真」ではなく「コマーシャル」の分野だとお考えください。
お礼
ありがとうございます。回答してくださった皆さんが経験者で非常に参考になりました。 私が言っていたプロというのは、女性の写真集の撮影をするようなプロ写真家です。この場合でも同じでしょうか。説明不足で申し訳ありません。 フィルムを現像所から買うということは初めて知りました。乳剤との相性などもあるのですね。
補足
フィルムの保管には、やはり冷蔵庫のような専用の保管庫があるのでしょうか。また、こういう専門機器や専門のカメラやフィルムの取り扱い法などを調べようと思ったら、どこで調べれば良いのか見当がつきません。 何度も申し訳ありませんがよろしくお願いします。
- p-21
- ベストアンサー率20% (265/1269)
プロと一口に言っても様々で プロだからといって写真技術があるというものでも ありません また分野によっても様々です 報道関連でフィルムを入れっぱなしと言う事は無い でしょうし(最近はデジタルが主のようですが) 1コマの撮影だけでも理由があれば 巻き取りはするでしょう フィルムもその辺で売っているものを主に使う方も 多くいます 結局は自分がどのスタイルで行くかという事に よりけりでしょう PS.プロカメラマンなんて誰でもなれます もちろんあなたでも明日からプロになれます ただ、仕事が来るかどうかという事は 別問題ですが・・・ かくしてワタシもプロカメラマンでした (過去に副業でクチ込みでやっていました)
お礼
ありがとうございます。回答してくださった皆さんが経験者で非常に参考になりました。 私が言っていたプロというのは、女性の写真集の撮影をするようなプロ写真家です。この場合でも同じでしょうか。説明不足で申し訳ありません。 プロは基本的に自称なのですね。
- tegawa
- ベストアンサー率17% (60/337)
1・基本的にアウトです。 2・スタジオ撮影には証明写真以外は35mmのカメラあまり使いませんです、従って専門店でないと取り扱っていませんです。 3・フィルド撮影の場合、長い望遠を使う以外は、中、大型のカメラになるので中型の場合は6枚、9枚、10枚、12枚で撮りのこりはそれほどのことではありません、 大型の場合は1枚のカットフイルムなるので撮りのこりの心配はありませんです。 4・撮影から最短の現像が基本です。35mmの場合は自家現像では 切り現 といって撮影分を切り取って現像することもあります。
お礼
ありがとうございます。回答してくださった皆さんが経験者で非常に参考になりました。 私が言っていたプロというのは、女性の写真集の撮影をするようなプロ写真家です。この場合でも同じでしょうか。説明不足で申し訳ありません。
補足
スタジオとフィールドでまた違うのですね。12枚撮り以下のフィルムがあることも勉強になりました。 フィールドのカメラは一般人が知っているような一眼レフだと思いますが、スタジオ用のカメラは一般人があまり見たことがない据え置きの特別なものなのでしょうか。
- yang_yang
- ベストアンサー率31% (117/367)
1)どの程度の感光かにもよりますが、暗室でもない限り基本的にはアウトです 2)何を撮るカメラマンかによって、使うフィルは違いますが、コンビニで売っているようなクラスのフィルムを使うこともあります。ただし、コンビニでは間違っても買わないでしょう。保存の仕方が悪いので。 3)そのままにしておくことはありません。フィルムの途中でも巻き取ります。フタが開くアクシデントに備える意味もありますが、フィルムには賞味期限みたいなものがあるので、できるだけ早めに現像します。 4)基本的にはありません。フィルムの鮮度の問題もありますが、きちんと撮れているか確認する必要があるので、その日のうちに現像に出します。ちゃんと撮れていないと再撮になるので、早めにやります。
お礼
ありがとうございます。回答してくださった皆さんが経験者で非常に参考になりました。 私が言っていたプロというのは、女性の写真集の撮影をするようなプロ写真家です。この場合でも同じでしょうか。説明不足で申し訳ありません。
お礼
何度もありがとうございます。 冷蔵庫のような保管庫みたいなものは別段存在していないのですね。一般人が冷蔵庫を使うと聞いて、プロには専用の物があるのではと勘違いしておりました。今後は冷暗所という考えで置こうと思います。 皆さんのご回答の「途中でも取り出す」と「すぐ現像に出す」は、プロ意識がなせるものなのですね。出るかでないかの微妙な差でも最善を尽くすからこそのプロということなんですね。非常によくわかりました。 お聞きしたいことはたくさんあるのですが、どこから聞いたらよいかわからないほどです。自分でも細々ながら勉強しますが、分からない場合またよろしくお願いします。