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社会人博士課程の大学職員から大学教員へ
現在民間企業に勤めながら社会人博士課程をしているものです。有名公立大学職員の管理職のオファーがあり、試験に合格し、行くかどうか悩んでいます。 会社は中小企業で、自分の将来性は難しいと感じています。 また博士号がとれても、大学教員への道はリスクが大きいと聞きますし、とりあえず、ここで転職するべきかとも思います。 ただ、大学職員をしながら、この社会人博士課程を続けて、博士号をとって公募で教員に転じる可能性というものはありませんでしょうか。 社会人博士課程は現代経営学をやっています。修士号はMBAですが、論文をきちんと書いています。指導教員の教授は経営学では有名な方です。
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- doctor1979
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大学事務職員の知人は、働きながら神戸大で博士(経営学)を取り、査読数本で国立大学の教授になりましたよ。彼に言わせると、結構、事務職員から教授や准教授になる人は多いようです。
- sk_attack
- ベストアンサー率100% (1/1)
某国立大で教授(43歳)をしております.ご質問の件について私の考えを書きます. 分野にもよりますが,一般的にいって博士号をとったくらいでは,公募にひっかかるのは難しいです.また,大学院の運営などを考えますと業績のあるスタッフが必要で,公募の際はかなりハイレベルな基準になります.年齢も関係する場合もあります. また,大学事務方をしながら"なしくずし"に同大学の教員になるという考えは,非常に不健全かつ甘えたものとみなされます.あなたが非常に優れた業績をあげていても,まず(非常に優れていたら他大の公募に引っかかるはずですし)あり得ないことだと思います. 大学法人にとって事務方はあくまで事務方で,優れた事務方のプロを欲しており,本当は大学教員になりたいんだが,しかたなく事務をしているということを大学法人側が知ったら,現在の会社での立場以上にあなたの将来性はなくなるでしょう. 現代経営学を専攻しているなら,大学院が社会的に(文科省から?)評価されたいために社会人博士課程という制度を仕方なく存続している面があると分かりませんか?あなたはその「お客さん」なんです.「お客さん」にはやることさえやれば博士号もだしますよ.ただ,それイコール,一本立ちした研究者ではないということを認識したほうがよいでしょう. 否定的なことばかり書きましたが,進学先の指導教員が優れており人格もよく人事を何とかするパワーを持っていたならなんとかなるかもしれません(ただ,そういう方は昨今めったにおりません). 大学とは別の社会で社会人をしながら著書や論文をため,大学教員になられる方もいます(実際,著書が売れだしていると逆に大学教員なんか割りが合わなくてバカらしくてやる気が起きないかもしれませんが・・・)そういった方向でがんばったほうが,よりよい人生になると思います. では健康に気をつけてがんばってください.
お礼
つまり、 (1)社会人博士課程というのは文科省の評価をよくするために、無理に作っている制度である。そこを正式なものと勘違いしている。 博士号をかりにそこで取得できても、公募で大学教員になるのはかなり難しい。審査基準は博士号だけではだめ。非常に高い。そういうもので大学教員になることを期待しているのは現実離れしている。 (2)将来大学教員を考えているならば、大学職員は絶対ならない方がよい。今以上に将来性がなくなる。 (3)大学はそれほど、割りの合う世界ではない。もし、高収入を目指すのならば、大学とは別の世界で、社会人をしながら、売れる著書や論文を書いていく方がいい。目標の立て方を社会人をしながら仕事で成功して、売れる著書を出すとか、論文を書くとか、そういう方向に持っていったほうがいい。 ということですね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 そういう事例があるのですね。 大変参考になりました。