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電検3種の法規の接地工事
解釈第19条によるとB種接地工事は特別高圧または高圧を低圧に変圧する変圧器の低圧電路内充電部に施す接地工事とありますが、これとは別に抵抗接地・直接接地・消弧リアクトル接地方式というものがちょっと書いてありましたが、これって特別高圧から高圧に変圧する変圧器などの中性点に施すものであって特にB種接地工事との接地抵抗値は関係ないんですか?全然理解できません。あとものすごくアホな質問ですけど、接地極に電気が流れると、大地は抵抗体として考えるのですか?流れた電気はどこに向かって流れるのですか?
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高圧で受電した場合、受電点での一線地絡の電流値は電力会社の方が知っています。当然、高圧側の接地は電力会社がします。特高で受けて、高圧にして、さらに低圧にするときは、この高圧はいろんな接地方式があります。非接地でも交流の場合少ないですが地絡電流は流れます。 B種接地工事は、トランスの二次側の低圧にする接地です。事故でトランス内部で高圧側の電気が低圧側に触れたときなどに、低圧側の電圧が以上に上がるのを防ぐためにB種接地をするのです。目的が違うので、他の接地も含めていろいろ接地されてます。普通は地絡電流が流れれば、1秒もしないうちにその電路は遮断器で停電にしてしまいます。
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- GTAC
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接地方式は送電線路(もしくは機器)の絶縁性能ならびに保護リレーとのセットで考える必要があります。直接接地は地絡電流が最も大きくなりますが、高感度のリレーを設置して瞬時に地絡した回線を除去すれば事故点に流れ込むエネルギーは少なくなります。この方式は特高送電線など、絶縁が非常に強く地絡は落雷時などしか起きないような場合に、落雷のエネルギーは1線地絡で数サイクル後には消滅することを前提に高速な事故除去を目的に設置しています。 リアクトル接地や抵抗接地は設備的に地絡事故の確率が高く事故の検出が難しい高圧送電線などで用いられ、事故点の電流を一定以下に制限するように設けられています。 事故電流の計算は事故点の接地抵抗、送電線インピーダンス、変圧器のインピーダンス、変圧器の接地抵抗(リアクトルの場合は交流インピーダンス)を直列回路で計算します。電源としては理想的な内部インピーダンスゼロの電源を考えることもあれば、問題で指定されることもあります)最悪の事故は送電線インピーダンスゼロ(つまりトランスの端子で地絡した場合で計算し、電圧上昇を評価したり、遮断器の動作速度を評価したりします
お礼
ありがとうございます。直接接地・抵抗接地・消弧リアクトル接地それぞれに利点があるわけですね。
- hot-tea
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B種接地工事は特高または高圧が一線地絡したときの電流を150で割った値です。逆にいえば特高または高圧が低圧に混触したとき、低圧側の電圧が150V以下におさえることになります。特高または高圧が一線地絡したときの電流の計算に特高または高圧の接地方式がいります。非接地の場合は電線の大地間容量。 接地極に電流が流れると、そこに電圧を起こしている処この場合特高または高圧のトランスの接地極に戻ると思います。大地の抵抗はゼロと考えています。接地してないトランスの場合、交流なので架空電線の大地間容量もしくはケーブルの容量で戻っているようです。
お礼
回答ありがとうございます。つまりB種接地工事とは全く別のものとして考えなければならないんですね。参考になりました!
補足
特高・高圧側が一線地絡したときの電流の計算に特高・高圧側の接地方式が必要とのことですが、これが抵抗接地とか直接接地とかの事を指しているのですか?もしも高圧・特高側の電路にこのような接地工事か無かったら、変圧器の低圧側のB種接地工事はどうなっちゃうんでしょうか?
お礼
大変分りやすい回答ありがとうございます。ものすごく参考になりました!!