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エレキギターとエレキベースの弦の並びについて
7弦エレキベースの弦の並びはB・E・A・D・G・C・Fなのに、エレキギターはE・A・D・G・B・Eなのは何故ですか? 完全4度に並べればエレキギターも、E・A・D・G・C・Fになるような気がするのですが、教えてください。
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そもそもベースとギターは別の楽器で成り立ちも用途も違いますので、調弦が違って当然です。 ベースはコード進行に沿っての最低音を弾きやすく調弦されています。 コード進行というのは、好みで行くものではなく、「五度圏」に従って進行するのが原則となっています。コードというのは、あるキーが設定されると、その曲に出てくるコードはこの「五度圏」に沿って右隣りか左隣りのいくつかに限られるので、ベースの場合、この「五度圏」にチューニングしておけば、譜面がなくても、必要な音は、ほとんど同一のフレットでカバーできることになります。 http://www2.odn.ne.jp/~cbu69490/MIDI/Chord/Basis_Application/basis7.html このサイトに五度圏が示されていますが、KeyCなら主要なコードは「C」の左となりの「F」と右となりの「G」ですから、7弦ベースなら第1・2・3の開放弦だけで伴奏でき、KeyDなら左となり「G」と、右となり「A」ですから、7弦ベースの第3・4・5の開放で伴奏できるということになり、この五度圏にそってチューニングしておくと何かと便利ということです。 一方、ギターの祖先は、伴奏楽器として和音を提供するのが主な用途であり、右手の親指が第4・5・6弦を担当して低音を出し、右手の薬指・中指・人差指が各々第1・2・3弦を担当して和音(コード)を出すという弾き方をしていたのです。 そのため、第3弦を含めた低音の4本はベースと同じで便利な五度圏チューニングとし、細いほうの3本はコードを押さえやすい現在のチューニングになったのです。 またメロディー専門のバイオリンは、手の位置を変えずに多くの音を出せて、かつ、広い音域をカバーできるように完全五度チューニングとなっています。
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- ssmanishss
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ギターのチューニングは、ソロ(メロディー)の弾きやすさと、コードの押さえやすさを両立した、4度中心の独奏向きのチューニングになっています。 お察しの通り、4度調弦はコードが押さえやすく、5度調弦(バイオリンなど)は音域の広いメロディーの演奏に向いています。 ベースに関して言えば、ギターのように3音、4音を同時に鳴らすコードを常用することはほとんどなく、単音や複音が中心となりますので、より音域を広く取るために4度と5度を混ぜたチューニングになっています。なお、普通の4弦ベースではEADGなのでこれはギターの6弦~3弦と全く同じです。 なおギターでお示しのE・A・D・G・C・Fにしちゃうと、6弦と1弦が半音差でぶつかる上、コードも押さえにくくなりますし、開放弦を多用したローコードは使い物にならなくなります。最初に言いましたとおりギターのチューニングはメロディーとコードの両方に対応したもので、ベースは単音でルート弾きに適したチューニングとなっているのです。
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ssmanishssさん 回答ありがとうございます。 演奏経験や音楽理論の浅い私にも、理解し易いので大変参考になりました。 >・・・ E・A・D・G・C・Fにしちゃうと、 ・・・ は使い物にならなくなります。 ・・・ 実際にE・A・D・G・C・Fにしてみれば、いかに弾き難くなるか解りました。 演奏経験があまり無いので考えた事がありませんでした。
汎用性が高く和音が弾きやすいチューニングとして一番支持されているからだと思います。 変則チューニングだとドロップDあたりがポピュラーでしょうか? スライドなんかだとオープンD6が一番支持されていると思います。
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workinさん 回答ありがとうございます。 ギターはコードが弾きやすいようにチューニングがされていると言う事ですね。 ドロップDについては、EからDにワンタッチでダウンできるベースを、青木智仁氏が使用していたのを憶えています。
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TAC-TABさん 回答ありがとうございます。 五度圏については演奏について勉強になりました。 また、ギターとベースの成り立ちの違いがチューニングの差に現れることは理解できました。 ベースについては、 > ・・・ 第1・2・3の開放弦だけで伴奏でき、・・・ この五度圏にそって ・・・ ギターについては、 > ・・・ 伴奏楽器として和音を提供するのが ・・・ 和音(コード)を出すという弾き方をしていたのです。 のように解りやすく比較して説明していただいたので大変理解が深まりました。