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開票率の違い

 選挙速報が始まってから、ずーっとテレビを見ていました。  まぁ、民主党が勝ちそうだとは事前に報道されていたので、結果についてはあまり気にしていなかったのですが、一つだけちょっと気になったのは、午後8時に投票が締め切られて各局とも、競うように当選確実を打っていました。これも出口調査などでほぼわかっていたのでしょう。それは良いのですが、午後10時過ぎになって、選挙区の状況が報道されると、ある選挙区は開票率が40%、でも他の選挙区は0%などと開票率が大きくばらついているのはなぜなんでしょうか?   もしかして、0%の選挙区は開票して無いとかあるのでしょうか? それか、開票する人が少なくて手が回らないとかあるのでしょうか。 もし、おわかりになる方がいらしゃっれば、お教えいただければ幸です。

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回答No.2

開票のプロセスを説明します。 一箇所に集められた投票箱の大量の投票用紙が広い机に上に広げられ、多数の開票係員が手作業で一枚一枚確認し候補者別に集めます。 それらが集められて他の候補者の用紙が混じっていないか候補者別に審査がされます。 審査が通った投票用紙が、自動票計測機に掛けられ、計測機は100枚カウントし自動的にストップし束にします。 ***この時点で候補者別に100枚の束が積み上げられますので、候補別の差が明らかなら当落予想がつきます。 最後に各候補者の陣営の人が、束を最後のチェックを行い、全陣営がOKを出した束に確定の印を押します。 問題は先の過程までは進んで実質的には開票が行われているが、最後の関門でスムーズに作業を進めない陣営があります。 勝利間違いない陣営は束にした票をパラパラとめくるだけでOKしますが、劣勢の陣営は早くに負けが決定することを嫌って、一枚ずつ丁寧にチェック(牛歩戦術)し、細かいクレームを付けます。 例 名字だけが走り書きしていて中川とも中山とも読める、相手候補の氏名でなく地元での愛称であり無効と主張する等を見つけたら拒否し、束ごと差し戻しを命じます。 クレームがつくと選挙管理委員会が内容について協議しますので確定が遅れます。 この結果、実質的には開票が進んでおり、当落も一目瞭然でありながら開票が0%ということになります。 同じように開票率がまだ数%でありながら当選確実が出るのもこのようなケースです。

ncd01471
質問者

お礼

大変詳しくお教えいただきありがとうございました。 とてもよくわかりました。 そういえば、2人が競り合っている選挙区などは確かに中々開票率が上がっていませんでしたね。これから選挙速報を見るときは、こういう裏の事情も考えながら見ていくと楽しくなりそうです。 それにしてもこれだけ世の中ITが進んでいるのに、未だに手作業で一つずつ確認していくなんて、大変な作業ですね。候補者の方々だけではなく、選挙委員にも「お疲れ様でした。」と声を大にしてねぎらいたいですね。

その他の回答 (1)

  • pipi-goo
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回答No.1

開票は投票所では行いません。 全ての投票所から市役所の体育館などに集められて開票します。 例えば東京23区の自治体であれば、投票所の数は多くても区立体育館までの距離はさほどでもなく短時間に到着できると思います。また開票する対象も多く、職員の数も多いですから体育館側にも大勢の職員が待っています。 一方で地方都市になると人口が少なくても面積がやたら大きい自治体もあります。午後8時に投票を締め切っても、一時間以上かけて開票所へ投票箱を運んでいる自治体もあると思います。また、職員の数も少なくて離れた投票所から移動して来る職員を待たなくてはならない事も考えられます。 こんな理由で開票率にばらつきが出ているのだと思います。

ncd01471
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。 なるほど。地方では中々大変な作業になるのですね。 世の中、ITがこれ程進んでいてオンラインでも簡単に投票や開票できそうなのに、選挙に関してはまだまだアナログで手作業というのもちょっと疑問に感じますが、確実さを求めるのならばこの方法が今のところ一番良いのかもかもしれませんね。