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外斜視手術と麻酔についての質問
- 中学2年生頃左目が外斜視になってきました。眼鏡も考えましたが、やはり手術に至りました。私くらいの歳だと局所麻酔が多いと言われました。全身麻酔は、リスクと体への負担が大きいらしく、局所麻酔は、お腹とかではなく“目”だからこそ怖いというのがあります。
- 経験者、又は医療に詳しい方に以下の事をお聞きします。1)局所麻酔の場合、目の(痛みとかじゃない)感覚はありますか?2)外斜視手術の場合、局所麻酔は何処に打つ(?)のでしょうか?3)手術は、どれくらいの時間がかかりますか?4)難しい手術なのでしょうか?また、失敗する場合はありますか?5)全身麻酔をする場合は、手術2日前に入院するそうなのですが、その間どのような事をするのでしょうか?
- 全身麻酔にするか、局所麻酔にするかを考えたいと思います。
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麻酔科医です。 全身麻酔の方が局所麻酔より体に対する負担が大きいというのは事実ですが、もし私自身が目の手術を受けるのであれば絶対全身麻酔(ただし、ちゃんとした麻酔科の先生の)を希望します。眼内レンズ挿入とかのように数十分で終わるようなものならともかく、時に一時間くらいかかる手術ですし、その間寝返りもうてずにじっとしているのは結構辛いと思うのです(これが手足の手術のように首から上を自由に動かして良いのであれば別ですが、・・・。一般的な局所麻酔の禁忌(局所麻酔を行ってはいけない条件)のひとつとして、「患者さんが拒否したとき」というものはどの麻酔の教科書にも必ず記載されておりますし、選択の余地があるのであれば全身麻酔の方がよろしいかと・・・。 今の全身麻酔は、昔と比べて麻酔薬も進歩しておりますし、麻酔中のモニタリングも進歩しております。もちろん、他の全ての医療行為と同様『絶対安全』とは言えませんが、生命の安全に関しては交通事故に遭うよりも少ない確率だと思います。また、「点滴路を確保して、心電図や血圧計、パルスオキシメータ(血液中の酸素の量が皮膚の上から判る器械~これのおかげで全身麻酔の死亡率が一気に減りました)を付けて、気管に人工呼吸の管を入れ人工換気をしながら~」という全身麻酔の方法は、言ってみれば「局所麻酔薬中毒でショックになって、蘇生を行う時にやっている事をあらかじめ行っている」とも言えますし・・・。 全身麻酔のリスクとして、致命的なものの他に「気管に管を入れる事に関連するリスク」があります。歯の損傷や術後の喉の痛み、声のかすれなどです。これは、10年選手の一番脂の乗っている(上手な)麻酔科医が丁寧にやっても起きてしまうことですので(逆に下手くそが乱暴にやってもならない人もいる)、それが嫌なら(たとえば、政治家さんや声の仕事の方など)局所麻酔の方が良いかも知れません。 入院期間は、特に最近は極力減らしたい(どうしても長く入院しなくてはいけない患者さんが居ますので、病院全体としての入院期間を短くするためには他の患者さんの入院期間をできるだけ短縮したい)方向にありますので、2日前入院はむしろ長いかな?という印象を受けます。何をするかは病院によって違いますので、先生や看護師さんにお話を伺う事をお勧めします(まあ、入院翌朝(=術前日)に採血、日中にレントゲン検査や心電図、呼吸機能の検査、午後に麻酔科の診察と説明、といったあたりでしょうか???)。 いずれ、不安を抱えての手術は患者さんだけでなく医療従事者側にとっても良くありませんので、納得行くまでじっくりと説明を受けられる事をお勧めいたします。
お礼
ご回答ありがとうございました。 とても助かりました! 全身麻酔に踏み切ろうと思います^^ 詳しい事がわかって本当に良かったです。