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無線変調方式について
こんにちは、只今、技術士1次試験 電気電子部門 専門科目 過去問題について勉強中ですが、下記問題について教えてください。無線変調方式に関する記述で正しいものは次のうちどれか。 (H17-30) (1) BPSKは、搬送波の包絡線が一定の変調方式である。 (2) QPSKは、最も周波数効率が高い変調方式である。 (3) QAMは、歪みに強い変調方式である。 (4) QPSKとπ/4-QPSK方式は、周波数効率が同じである。 (5) MSKは、FSKの中で、変調指数が最も小さい方式である。 答えは、4です。従って、それ以外は間違いです。 下記について教えて下さい。 搬送波の包絡線が一定の変調方式は、FSK,MSK, π/4-QPSK方式でしょうか? QAMは、なぜ歪みに弱いのでしょうか? 5は、どのように間違っているのでしょうか?変調指数が小さいとどうなのでしょうか?
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- semikuma
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下の参考URLをよく読んで、変調方式の基本をよく勉強してください。 といいつつ、私も(1)は正しいと思っていましたが。(笑) PSK(Phase Shift Keying)は、文字通り振幅一定で位相のみを変化させる変調方式なので、振幅、つまり包絡線は一定だと思っていました。 しかしBPSK(BはBinary つまり2値)の変調では、位相が変わる瞬間に包絡線が低下し、そのためにスペクトルが広がるようです。 (包絡線のフーリエ級数展開がスペクトル) http://www.wdic.org/w/WDIC/BPSK QPSK(Qはquadrature つまり4値)の変調を行うと、包絡線も一定とみなされるようです。 MSKは初めて知りましたが、FSKの一種だそうです。 FSK(Frequency Shift Keying)は振幅一定で周波数を変調する方式なので、包絡線も一定です。 変調指数は知りませんが、AMの変調度と同じようなものと想像します。 下のURLによると変調指数0.5のものをMSKと呼ぶそうなので、変調指数が最小ではないですね。 QAMは振幅と位相を同時に変調する多値変調方式です。 QAMに限らず多値変調はシンボル間の間隔が狭くなるので、歪やノイズにはものすごく弱いです。 だから通常は、伝送路状況に合わせて変調度(シンボル数、つまり1変調で乗せるビット数)を変化させる適応変調が用いられます。
お礼
お詳しいご説明有難う御座いました。 だいたい何となくわかりました。