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冗長化ネットワーク機器の選定について。
社内のネットワークを再構築するに伴って、シングル構成だったルータ・スイッチ機器を冗長化する構成となりました。今までは、シングル構成だったので信頼性(耐久性)の高いシスコ製品を使用していたのですが、今回、冗長化するので比較的安価なネットワーク機器メーカ(アライド・HP製ProCurve)でもよいのではないかと思っております。(2台同時に壊れる可能性は、低い。)みなさまのご意見を聞かせていただければと思います。基本的には、ネットワークが止まってはいけない用途のネットワークです。また、おすすめネットワーク機器メーカなどありましたら、ご紹介下さい。よろしくお願いします。
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#4です。コストについて少し・・・ 不況の時代ですから、いかにコストを抑えて安定稼動できるネットワーク環境を作るかは、どの企業のネットワーク担当者の方も頭を悩ます部分だと思われます。ご質問の中には「ネットワークが止まってはいけない用途のネットワーク」という記述がありますが、ネットワークが止まった時に企業活動にどう影響するか?どれくらいの損害を被るのか?など、どのレベルで必要な要求を満たせるかで、おおむね方向性は見えてくると思います。 止まると洒落にならないのであれば、シスコ製品で冗長化し、保守もフルタイムで契約してしまえば安心感は高まります。ただ、いかんせん機器は高いですし、保守料金は、通常機器の定価の何%で算出されるケースがほとんどですから、いくら購入時にベンダーを叩いて機器自体を大幅値引きで購入しても、保守料金が高いなんていう可能性もあります。それでも止められないネットワークなら、そこまでお金を掛けるのも1つの考え方ですし、止まるのは困るが、短時間で復旧できれば影響度は低いのであれば、2台同時に壊れる可能性は確かに低いと思いますので、比較的安価なアライド製機器などで冗長を考えるのもアリと思います。交換用にコールドスタンバイ機を余分に購入しておけば、万一2台同時に壊れてもすぐに交換して稼動を続けられます。交換用機器を含めても、構成によってはシスコ製品のシングル構成より安く済む場合もあるでしょうから、まずは必要なネットワークの稼動要求レベルを決められることをお勧めします。 余談ですが、昔全てアライド製品で工場系のネットワークを構築したことがありますが、故障も無く何年か無事稼動しておりました。もちろんネットワークが止まれば、生産ラインも止まってしまうということで、冗長化や、コールドスタンバイ機もそれなりに準備しましたが、次のネットワークにリプレースされるまでの間、コールドスタンバイ機は箱に入ったまま一度も使われなかった記憶があります。単に運よく故障しなかっただけかもしれませんが、私個人としては、それなりに評価しています。 ご参考になれば幸いです。
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- graniph
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Ciscoとコスト的に大差ないかもしれませんが、Alaxalaなんてどうでしょうか。国産メーカーですし、性能・品質共に悪くないと思います。 蛇足です・・・他の方も回答されていますが、冗長化しているときにMaster側が故障してもMaster権限をつかんだままで離さないような予測のつかない障害もありますので、シンプルにコールドスタンバイというのも一つの手だと思います。(アライドなど安い機械に多い気がします。Ciscoでもたまにありますが)
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ご回答ありがとうございます。 Alaxalaですか、初めて聞くメーカーです。 冗長化については、コールドスタンバイの方法も含めて構築業者と再度、相談したいと思います。
- 03ofFree
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シスコだから他メーカーより耐久性が高いか?と考えると、私自身の経験からは、必ずしもそうとは思えない部分もあります。 昔、社内でメインスイッチとして使っていたL3スイッチは5年位の間に、スーパーバイザエンジンカードが2度壊れた事があります。もちろん、筐体以外はすべて冗長化してありましたので、通信が止まる事(実際にはスタンバイ側に切り替わる時、一瞬切れますが…)なく稼働は確保出来ました。 その他、L2スイッチなんかも幾度か故障して修理した記憶もあります。ですので、シスコであれ、他メーカーであれ、それほど耐久性・信頼性に大きく差はないと個人的には思っております。ただ、どこのベンダーで保守契約を結んでいるかにもよると思いますが、代品の手配やモジュールの交換といった対応は、比較的早いと思います。「取り寄せないと部品がありません」なんてケースもシスコ製品ではあまり遭遇していませんから、そう言った安心感はありますね。 他の方も書かれておりましたが、場合によってコールドスタンバイというのもアリでしょうね。もしもの時は丸替えで済みますし…IPだけ流れているネットワークならあまり気にする事はないですが、その他のプロトコルがありますと、ホットスタンバイ構成組む時に、そのプロトコルだけ上手くスパニングツリーが働かなくて、ループした苦い経験もあります。 ご参考になれば、幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 たくさんの方より、機器の信頼性についてのご意見をいただき大変参考になりました。しかしながら、信頼性を確保する事は承知しているのですが、機器のコストに関するご意見もいただけませんでしょうか?
- MOMON12345
- ベストアンサー率32% (1125/3490)
> シングル構成でのシスコ製品を使用したネットワークと > 冗長化したシスコ製品以外の製品を使用したネットワーク > とで同等の信頼性が、保てないかと考えていたのですが 難しい問題ですねぇ。 私はシスコのルータ(結構デカいやつ)複数台で組まれたネットワークの中に(!)居ました。 そのルータは電源は二重化されていましたが、他に冗長部はありませんでした。(たぶん600万円くらいのもの) それを5年程度使いましたが故障はありませんでした。 その後シスコ以外のL3スイッチなどを導入しましたが、結局それも壊れませんでした。 壊れたのはHUBが多かったですね。 ファンが壊れて熱で異常が起きるという感じ。 SUNのサーバも使っていましたが、こちらはファンの故障でアラームが出ました。(ファンを交換して直った) なので信頼性を何で決めるか(MTBF?)みたいな所はあると思います。 シスコやSUNは壊れたときのサービスは速いですので、その点は安心ですね。 あとは実際に設計をしてみて、壊れる箇所をシミュレートしてみて、と言う風に確認していくしかないと思います。 冗長化すると信頼性は上がるのですが、構成機器が増えると信頼性が下がります。 前の回答で書いたように、あらゆる壊れ方を想定しないといけないのが辛いところです。 24時間管理が出来るのなら、壊れたことを人間が検出して予備機に入れ替えるのが一番楽だったりします。 私は機器選定の時にはサポートを重視します。 予備機や予備部品がすぐに入手できるかどうか、製品製造終了後の部品供給状態などです。 ヤマハは結構良いのですが問題がない訳でもありません。 コマンド系はシスコに近いのですぐ使えると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 冗長化した機器が壊れた場合、複雑な設定作業で復旧にも時間がかかる事になるのでしょうか?そうした事を考えると予備機での保守対策を行った方が簡単ですね。
- winarrow07
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冗長化したことによるトラブルなどもあると思います。冗長化のロジックやハードが適当な作りだとそれによる余計なトラブルもあるかも知れません。冗長化機能の実装の仕方や仕様がメーカーによって異なることは十分あると思います。 壊れ方によってはうまく切り替わらなかったり、切り替わっても通信がうまくいかなかったりすることも十分にありえます。冗長することによって余計なトラブルが発生したりトラブルシューティングが難しくなる面もあります。 以前、私も冗長化を考えましたが、結局コールドスタンバイにしました。 全く同じ設定の予備を置いといて、稼動しているやつが壊れたら予備と交換して、ケーブルを挿しなおす。ということにしました。 メリットは、 ・バカでもできる ・障害にすぐ気づく(通信ができないので) ・障害がわかりやすい(壊れた→交換で終わり) ・管理しやすい デメリットは、 ・夜間・休日に壊れたら出勤しないといけない ・通信断の時間が長くなる まぁ、いくら冗長化していても切り替わる際に"全く断がない"ということはありませんし、変わらねぇや、と思いました。 基本的に夜間・休日はみんないないって環境だったのでできたことですが。 長くなりましたが、個人的には必ずしも冗長化がいい!冗長化すべき!とは思っていません。数分の断も絶対に許されないような環境ならやらないといけないかもしれませんが。でも全く断を出さないってのは結局無理な気がします。 ということではなくて、お勧めのメーカーでしたよね。。 信頼性が低いメーカーの冗長化機能は結局その機能の信頼性も低いんではないですか?という感じですかね。 個人的にはアライドでトラブルをくらったことはないので、"シスコは高いからアライド派"です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 冗長化も万能ではないんですね。だから、今提案を受けている構築業者さんは、一般的には信頼性の高いシスコ製品で冗長化を組みたいと言っているのでしょうね。冗長化することによって、逆に高価なネットワーク機器メーカを使用することにもなるんですね。
- MOMON12345
- ベストアンサー率32% (1125/3490)
冗長化するから信頼性は求めないというのは少し違うと思います。 信頼性の高い機器を使っても故障は必ず起こるから、そこをカバーするために冗長化を行うものだと私は思うからです。 某所でヤマハルータで冗長化したネットワークがあったのですが、一台のルータが壊れたときに、その故障が原因でスイッチが予備系に切り替わらなかったことがありました。 同様にRAID構成のHDDがおかしな壊れ方をして停止したことも。 HUBが中途半端に壊れてネットワークエラーが多発(速度は落ちたが不通にはならなかったので余計厄介)とか、とにかく信頼性の確保には苦労するものです。 あとはネットワーク設計そのものによるでしょう。 機器の故障モードとその検出や切り換え、ルーティングの仕方などによって信頼性はかなり違ってきます。 余談ですが、以前の新潟方面の地震の時にソフトバンクのネットワークが切れました。 二重化されていたのですが、2本の線が同じ場所を通っていたので物理的被害で二本とも線が切れたのでした。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 苦しい言い訳かもしれませが、シングル構成でのシスコ製品を使用したネットワークと冗長化したシスコ製品以外の製品を使用したネットワークとで同等の信頼性が、保てないかと考えていたのですが。私の解釈が、おかしいのでしょうか?確かに信頼性が高い製品を使用した方が良いのは分かっているのですが、上を見ればきりがないので価格と信頼性のバランスの問題だと思っております。
お礼
度々のご回答ありがとうございます。 予算が無限大にある訳でもないので、障害の無いネットワークを構築するのは、不可能と思っております。障害の発生を前提と考えれば、いかに短時間で復旧させる事が重要であるかと認識しております。多くの方からのご意見をいただき私個人としては、アライド製品でネットワークを構築して、冗長化よりも予備機での対応がベストではないかと考えております。信頼性への追求は、永遠の課題ですね。