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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:固定バイアス回路で、バイアス抵抗で増幅率が変わるのは何故。)
固定バイアス回路における増幅率の変化とその理由
このQ&Aのポイント
- 固定バイアス回路では、バイアス抵抗R1の値を変えると増幅率が変化します。
- 交流増幅では、バイアス抵抗により増幅率が異なる理由が分かりません。
- 出力結果ではマイナス方向に振幅が大きくなる問題もあります。回路に問題があるかどうかも知りたいです。
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一言で言うと、トランジスタが非線形(ノンリニア)だからです。 バイアスが浅い(コレクタ電流が小さい)ところと、深い(同電流 が大きい)ところではトランジスタ自体の増幅率が違います。 この性質を利用して、無線機(ラジオやテレビも同じ)の受信感度 を自動調整しています。電波が強いときはバイアスを浅くして ゲインを下げ、弱いときは深くして上げるような自動調整回路 (オートゲインコントロール:AGC)が使われています。 波形が上下非対称なのも非線形のためです。 トランジスタを電圧源で駆動しないで、電流源で駆動すると非線形 がだいぶ減ります。トランジスタのデータシートに出ている ベース電圧対コレクタ電流のグラフは大きく曲がっていますね。 これが非線形です。ところが、コレクタ電流対hfeのグラフは 相当平らなものがあります。これはコレクタ電流を大幅に変えても ゲインが一定ということを表します。 一番簡単に電流源による実験をするにはC1と直列に100kΩくらいを 付けてみてください。ゲイン自体は小さくなってしまいますが、 バイアス抵抗を変えてもゲインの変動は軽減するはずです。